2016/5/22:
●クリスピー・クリーム・ドーナツはなぜ大量閉店?理由はまずいからではない
●佐藤昌司氏「ミスタードーナツと味は変わらない」
●大量閉店の理由、コンビニドーナツの影響は否定
●贈答用としては人気があるクリスピードーナツ
2019/01/16:
●初クリスピー・クリーム、むしろ感動するほどおいしかった!
●クリスピー・クリーム・ドーナツはなぜ大量閉店?理由はまずいからではない
2016/5/22:一度食べてみたいと思っていたクリスピー・クリーム・ドーナツですが、大量閉店でさらに食べることが難しくなってしまいました。
しかし、逆に「食べることが難しくなかった」というのが、失敗の理由ではないか?としている記事がありました。説明の中には「甘すぎる」ともあるものの、大量閉店の一番の理由はまずいといった味の問題ではないという分析なのです。
クリスピードーナツ、なぜ客離れで閉店の嵐?甘すぎ&割高感が浸透した戦略の失敗? Business Journal / 2016年5月21日 6時0分
有馬(引用者注:立教大学経営学部教授の有馬賢治氏) アメリカ発のドーナツチェーン店、クリスピー・クリーム・ドーナツが10年前に東京・新宿サザンテラスに日本1号店をオープンした当初は、連日行列ができて話題になりました。その勢いのまま、以降は店舗数を増やして規模を拡大してきましたが、ここにきて閉店が相次ぐなど苦戦を強いられています。この原因をマーケティング的視点で見ると、買い手と売り手で商品に対する認識(ポジショニング)に差異があったと考えられます。
(中略)出店当時は、クリスピーの商品は「話題性のある流行スイーツ」というのが買い手の認識でした。ところが、同チェーンは全国的に規模を拡大することで「いつでも買える」という印象を植えつけようとしました。その結果、日本人にとっては甘すぎる味と他社よりも割高な価格帯がネックとなり、競合のミスタードーナツやセブン‐イレブンで売られているドーナツと比較のうえでの魅力を訴求できなくなってしまいました。さらに、「いつでも買える」ためにウリであったプレミア感も失いました。
●佐藤昌司氏「ミスタードーナツと味は変わらない」
有馬賢治教授は、「トライアルの消費が一巡した段階で売上げが頭打ちになった現象は、東京チカラめしの衰退に酷似していますね」ともおっしゃっていました。
焼き牛丼「東京チカラめし」激安居酒屋「金の蔵jr.」がダメな理由でも同じ説明があったなと見直すと、そっちも有馬賢治教授でした。
一方、有馬教授と異なり、「甘すぎる」は強調せず、ミスタードーナツと変わらないおいしさとしている方もいました。同じBusiness Journalの記事です。
"筆者の私見ではあるが、クリスピーとミスドのドーナツを食べ比べてみて、おいしさにおいて価格差以上の優位性があるとはいえなかった。確かにクリスピーのドーナツはおいしかったが、同程度の味のドーナツをミスドで、より低価格に食べることができるというのが率直な感想だ"
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント、
バカ高いクリスピードーナツ、店内閑散で閉店の嵐…ミスドと味は同レベルで値段は5割高 Business Journal / 2016年5月1日 6時0分より)
●大量閉店の理由、コンビニドーナツの影響は否定
確かクリスピー・クリーム・ドーナツ自身も否定していたと思いますが、大量閉店はコンビニドーナツの影響ではないという見方も載っていました。先の有馬教授なんかはコンビニドーナツに触れてもいませんでしたね。
また、セブン-イレブン参入時の
ミスタードーナツはセブンイレブンより先駆的!ドーナツ参入も問題なし?でも、コンビニドーナツは競合しない別ジャンルになるかもしれないという話が出ていました。その見方通りという感じです。
ここ数年、セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンでドーナツの販売を開始した。主要価格帯は100~120円程度と、クリスピーやミスドと比べて低価格で販売している。ただし、クリスピーとコンビニ各社のドーナツを食べ比べてみると、味においてはクリスピーに軍配が上がる。
しかしながら、コンビニ各社のドーナツ市場への参入の影響は限定的と思われる。クリスピーはあくまで店舗での販売であり、基本的には店舗内でドーナツを食べてもらうという外食産業だ。コンビニ各社のドーナツは自宅等への持ち帰り用としての販売であり、外食産業とは一線を画す。
つまり、クリスピーはあくまで外食産業として、ドーナツの販売を考えていかなければならないと考えられ、コンビニよりもむしろミスドやほかのファストフード店と競合するといえる。
●贈答用としては人気があるクリスピードーナツ
こちらの記事の佐藤昌司さんは「クリスピーのドーナツは土産用としての需要が高い」という点を指摘していました。そのために、今後はテイクアウトに活路を開くのでは?と見ているようです。
好きなドーナツを12個選んで1箱に詰める「アソート ダズン」(2000円)は、オーソドックスなドーナツに加えて動物をモチーフにしたドーナツなどが選べ、贈答用としては特別感を醸しだしているとのこと。このような商品戦略は他社には見られず、差別化されていると評価していました。
ミスタードーナツもプレゼントで使われるって聞きますけどね。ただ、クリスピードーナツで顕著だというのは、プレミアム感が残っているのかもしれません。
自分で食べる分には価格が安くておいしいミスタードーナツが良いですけど、プレゼントなら無駄に高くってもありがたみが増すという効果があります。なるほど相性が良いかもしれないと感じました。
●初クリスピー・クリーム、むしろ感動するほどおいしかった!
2019/01/16:一度食べてみたいと思っていたクリスピー・クリーム・ドーナツ。日本のお店が全滅する前に…と食べに行ってきました。すると、むしろ感動するほどおいしい!と私は感じました。最初ほどの衝撃はないものの、でかけたときに近くにお店があれば必ず行くようにしているほどです。
クリスピー・クリーム・ドーナツで何が良いのか?と言うと、単純に温めているってのが良いです。オリジナル・グレーズドというチョコなどがつかないシンプルなものだけ、温めてから食べられるんですよ。これがおいしいんです。
私はもともとミスタードーナツのドーナツも持ち帰りで勝手に温めて食べていましたし、パン類なども温めて食べるのが好き。ただ、温めすぎて破裂するなど失敗することも多く、難しいです。チョコ系は特にどろどろになってダメですね。その点オリジナル・グレーズドは温めることを想定したものですし、店員さんが最適な時間で温めてくれます。間違いありません。
私はミスタードーナツを応援したいと思っていたのですけど、このようにクリスピー・クリーム・ドーナツがかなり気に入ってしまいました。ミスタードーナツにも温かいドーナツを作ってほしいです。
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