【クイズ】北京オリンピックのメイン会場で、通称「鳥の巣」と呼ばれる北京国家体育場の設計者はどこの国の建築家?
(1)イスラエル
(2)オランダ
(3)スイス
●中国の1200人バスの発想がすごい!
おもしろい発想ですね。この発想はありませんでした。「2階建てバス」ならぬ「
2階だけバス」です。
ただ、以下の記事によると、アニメのパトレイバーで似たようなのがあるとのこと。あり得る発想なんですね。
(18時追記:「2階だけバス」で検索したら、「スーパーハイデッカー」というバスが「2階だけバス」と呼ばれていました。また、今回の件でも、
2chで「所さんがむかし考えてたやつ。『2階だけバス』 」とのレスがありました。これは前からあった発想という話でもあります)
【!?】中国で1200人乗りのバスが発表! 「無茶しやがって……」と思ったらパトレイバーみたいでカッコイイ / 2016年後半に運転予定 ロケットニュース245月26日(木)18時0分
この構造、どこかで見たことがあるぞ! 映画『機動警察パトレイバー 2 the Movie』の、橋がミサイル攻撃される直前のシーンだ。クルマで渋滞する道を、中国1200人バスのような構造をした警察車両がサイレンを鳴らして走るシーンがあった!
●冗談じゃなくて本気で実用化の予定
あと、コンセプトだけで、実現には程遠いのかと思ったのですが、思ったより本気です。
・中国で発表された1200人乗りのバス
前代未聞の輸送力を誇るバスが発表されたのは、2016年5月19日〜22日に北京で行われた「中国北京国際科技産業博覧会」でのことだ。(中略)
この「1200人バス」の名称は「Transit Elevated Bus(TEB)」、中国語ではバスと地下鉄をかけあわせた「巴鉄」とも呼ばれている。「巴鉄」は、巨大な輸送力もさながら、建設コストも地下鉄の5分の1以下。1年あれば完成するそうだ。平均時速40キロ、1日に40万人を運ぶことができると期待されている。
すでに、2016年後半には河北省秦皇島市で試験運転が始まるそうで、ほか複数の都市とも合作協定が結ばれたとのこと。
●中国だけに事故が心配
上記に「地下鉄」という話が出ていましたが、地下は誰も走りません。バスはもちろん自動車も地上です。ただ、地下鉄じゃなくて電車ならわかります。発想としては、バスよりも電車に近いと感じました。決まったルートのみを走って融通が利かない形になるのだと予想されます。
あと、構造を見て直進だけだろうか?と思ったら、映像を見るとカーブもちゃんと曲がっていました。中国は事故もよくあるので、大丈夫なんだろうか?と思いますけどね。
横にぶつかる事故だけでなく、日本でも高架下などでよく事故があるように、高さ高さ制限を無視した車に激突するおそれもありそうです。
事故と言うと、構造的に事故には弱いかな?とも思います。下が崩れれば上から降ってきて、上の乗客も下の自動車もたいへんなことになりそう…。
ただ、チャレンジ精神は評価したいですね。実験台にされる現地の人にとっては堪ったものではないでしょうが…。
●北京オリンピックでも度肝を抜く発想のスタジアム案
こうしたユニークで大胆な中国の発想としては、
東京オリンピックの建築は、北京の失敗に学べるか 新国立競技場の不安で使った記事を思い出しました。
このときの話のメインは五輪後に使い道のない建築物を税金ぶっこんで作るのは無駄だからしてはいけないよ、というもの。この後、私が懸念したとおりに新国立競技場問題が起きて、計画が白紙撤回でドタバタしました。日本は全然学んでいません。
ただ、思い出した話というのはそういうのとは全然関係なく、メーン会場の候補だったものの落選した中国人の案です。ここで勝ち残ったのはスイス人のもの(通称「鳥の巣」)。北京オリンピックの建築はこのように軒並み外国人の案が通ったそうです。
【クイズ】北京オリンピックのメイン会場で、通称「鳥の巣」と呼ばれる北京国家体育場の設計者はどこの国の建築家?
(1)イスラエル
(2)オランダ
(3)スイス
【答え】(3)スイス (設計はヘルツォーク&ド・ムーロンなど。芸術顧問として中国の艾未未も参加)
スター建築家が個性競った北京五輪の教訓:日経ビジネスオンライン 宮沢洋 2013年9月19日(木)
実は筆者は、メーンスタジアムの設計候補者が3組に絞られた2003年3月末に北京出張があり、その展示発表会を見に行った。最終3組に残っていたのは、HdMと北京市建築設計研究院、日本の佐藤総合計画だ。中でも個人的に強く引かれたのは北京市建築設計研究院の案で、グラウンド上部の屋根が空に浮かぶ、という案だった。
競技場自体はオーソドックスなリング形だが、UFOのように浮かぶ屋根のインパクトが強烈だ。浮かぶ屋根は、仕組みとしては「大きな気球」なので、建設費はさほどかかりそうにない。ビックリ度が大きい割には現実性のある案だ。
「さすが中国、これが当選してほしい!」と心の中でつぶやいた。見学に来た市民たちもその模型の周りで人だかりをつくっていた。
あんまり良くない話題が多い中国ですが、こういうところなら素直に褒められます。
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