【クイズ】テスラの本社があるのはアメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルト市ですが、パロアルト市の2010年現在の人口は?
(1)64,403人
(2)164,403人
(3)264,403人
●テスラのモデル3の予約台数、日産リーフ5年間の累計販売台数の既に2倍に
産経新聞関係の本を出したり、「新しい歴史教科書をつくる会」に関わっていたりしたりした扶桑社の日刊SPA!の記事。
なのに、なぜか旧日本軍のネタをちょくちょく入れていて、完全に保守派をおちょくっていました。
とりあえず、以下は広く報道されていたように、テスラの新型の予約台数が日産リーフを余裕で超えたよという話。
事前予約で日産リーフに完勝!なぜテスラの新型EVは同程度の価格でもリーフより航続距離2倍が可能なのか? 日刊SPA! / 2016年5月22日 9時1分
アメリカのEVメーカー・テスラモータースが発売予定のモデル3に、40万台もの予約が入ったというものであります!!(※)
EVの先駆者・日産リーフのこれまでの累計販売台数が約20万台。これは、我が軍が5年間かけて積み上げた珠玉の数字であります!
がテスラモデル3は、短期間にその2倍の予約を獲得。予約には1000ドルのデポジットが必要なので、面白半分でやる人は、まずいないものと思われます!
●テスラのモデル3、日産リーフと同程度の価格で航続距離は2倍
ここまでは何度も目にした話ですが、他の話は知りませんでした。まず、価格が同程度という話。"モデル3の価格は3万5000ドル。日本円で390万円と、リーフ(約320万円~)とほぼガチンコ"という記載がありました。
320万円と390万円でもそれほど違いませんが、「320万円~」というのが曲者。日産のサイトを見ると、400万超えもあるみたいですね。
日産 | 日産リーフ [ LEAF ] | グレード・価格・補助金情報 | 見積りシミュレーション
S(30kWh) メーカー希望小売価格(消費税込) 3,197,880円
X(30kWh) メーカー希望小売価格(消費税込) 3,648,240円
G(30kWh) メーカー希望小売価格(消費税込) 4,018,680円
ということで、本当にそんなに価格が違わないのに、航続距離の差がどーんとあります。
航続距離は、モデル3がアメリカ基準で350㎞。リーフ(30kWh版)は日本基準で280㎞。これだけ見るとコスパもガチンコのように見えますが、日本基準の280㎞は大本営発表でありまして、現実的には170㎞くらいと思われます!
●アメリカでは航続距離の嘘はつけない
テスラだって日本メーカーみたいに航続距離を誤魔化しているんじゃないの?と思ったら、"一方アメリカでは、350㎞走れると謳って走れなかったら即裁判沙汰。よって、実際にモデル3が走れる数字と思われます"とのこと。
でも、まだ怪しい…と信じていなかったら、直後にこう来ました。
"
実はリーフも、アメリカでは航続距離170㎞と謳っているのであります!"
まさに「大本営発表」でした。これ、今回で一番ひどい話ですね。日本人に対しては平気で嘘をついているようです。三菱自動車の燃費不正など、日本の自動車メーカーで続いたゴタゴタを思わせます。(22時追記:そういやメーカーより国の制度の問題なのかも)
ちなみに大本営発表ってのは、以下のような意味。
大本営発表とは - はてなキーワード
1.戦前の軍事最高統帥機関であった大本営による広報。プロパガンダ。国威発揚のため帝国陸海軍の戦績を誇張し、戦争被害や敗走等の不都合な情報の多くは発表されなかった。
2.転じて、企業経営者等、社会的集団のトップが自己に都合のいい情報を誇張して広報したり、不都合な情報を隠蔽して報道する場合に比喩的に使用される。
【クイズ】テスラの本社があるのはアメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルト市ですが、パロアルト市の2010年現在の人口は?
(1)64,403人
(2)164,403人
(3)264,403人
【答え】(1)64,403人
企業の本社は東京より地方の方がメリットが大きい アイリスオーヤマ大山健太郎社長では、アメリカの企業は大きくない都市にあることが多い言っていました。実際、ここもめちゃくちゃ小さいですね。日本では全く考えられない小ささのまちに世界的な企業があります。
●日産よりもトヨタやホンダがピンチ
記事では、日産以上にトヨタやホンダがヤバイのでは?としていました。
本当にピンチなのはトヨタやホンダの燃料電池車では?と睨んでおります! EVがこの価格でこの航続距離を実現できれば、莫大なコストを要する水素ステーション整備が前提の燃料電池車は瞬時に玉砕であります!! 涙
一方、トヨタの技術者はテスラなんか使えないと攻撃していました。
電気自動車に未来はない トヨタMIRAI開発者がテスラなどの急速充電EV批判で紹介したものです。
でも、逆に考えると、このような攻撃をせざるを得ないほど、トヨタが焦っているとも考えられます。
また、
電気自動車に未来はない トヨタMIRAI開発者がテスラなどの急速充電EV批判のタイトルの件は一理あるかもと思ったのですけど、それ以外に紹介したトヨタの言い分は嘘だらけでした。
結局、これもまた日本の自動車メーカーは嘘ばかり…ということに繋がってしまいます。嫌になっちゃう話です。
【本文中でリンクした投稿】
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電気自動車に未来はない トヨタMIRAI開発者がテスラなどの急速充電EV批判 ■
企業の本社は東京より地方の方がメリットが大きい アイリスオーヤマ大山健太郎社長【その他関連投稿】
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何年経ってもこの恨みは忘れない!トヨタ自動車と住友銀行の因縁 ■
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