●九州大のハラスメント セクハラ・アカハラ侮蔑・差別全部教授など
2022/06/08:九州大のハラスメントまとめ…の予定ですが、とりあえず、今はまだ一つ。
九州大の50代男性教授、セクハラなどで出勤停止7日の処分:朝日新聞デジタル(高木智子2022年6月7日 16時58分)という記事の話です。セクハラ以外に侮蔑発言があったそうで、アカハラにも該当すると思われます。
<九州大は7日、学生と研究員に対してセクハラを含む高圧的、差別的、侮蔑的な言動を繰り返したとして、50代の男性教授を同日付で出勤停止7日の懲戒処分にしたと発表した。(中略)
九大人事部によると、ハラスメント被害の申し立てを受けて事実関係を調査し、昨年11月、教授によるハラスメントを認定した。教授名と被害者の人数、問題となった言動の詳細などについては「プライバシーに関わる」として公表していない>
九州大は規模が大きいのに、ハラスメントの記事を読んだのは初めて。これは良いことのように思えて、実は良くない可能性もあります。というのも、実際には処分されてこなかっただけ…という可能性があるため。なので、いじめ問題同様、問題発生を叩くのではなく、処分したことを評価すべきでしょう。
●九州大でハラスメント発表が少なかったのはもみ消されていただけ?
短いので同じ記事のヤフーニュースのコメント欄も紹介。「せめて何をしたかぐらい言えばいいのに。1週間画妥当なのかどうかすら分からん」など不満の声が複数出ているものの、大学の措置は被害者保護のため理解できるものです。1番人気などこれらとは別の系統のコメントもあったので、いくつか紹介します。
<私もこの大学でモラハラやパワハラに遭っていました。当時のこの大学のハラスメント通報制度は他大学よりも弱かった記憶があります。今は少々マシになっているようですが、本件はまだまだ氷山の一角ではないかと思います>
<大学教授は世間知らず多いよ。学生相手にするから精神年齢も低いし>
<たった一週間ですかw さすが国立、立派なこって>
<被害者多数っぽいな>
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf4d98b4e48cfb1c7c13e72fe01128be2bbf61e7/comments
前述の通り、「せめて何をしたかぐらい言えばいいのに。1週間画妥当なのかどうかすら分からん」というコメントがあった一方で、処分が軽いという反応も。「セクハラを含む高圧的、差別的、侮蔑的な言動を繰り返した」という言い方からすると、確かに処分が軽い感じはしますね。
あと、最初の1番人気コメントは、九州大に在学したことがあるという人のもので、「当時のこの大学のハラスメント通報制度は他大学よりも弱かった記憶があります」というものでした。これは私が最初に書いたハラスメント発表が少ないから良いとは限らない…という話。むしろハラスメント報告が多い学校の方が良いことすらあり得ます。
●ハラスメント防止委員会が「留年せず深刻じゃない」と不認定も
もう一つ同じ内容を伝えた別記事<九州大学の50代男性教授が“セクハラ”懲戒処分(6/7(火) 17:30配信 九州朝日放送)のヤフーニュースのコメント欄も見てみました。こちらの1番人気は強烈な経験談。これまたやはり「ハラスメント発表が少ないから良いとは限らない」とわかる話です。
<関西トップの私立大学に所属していた学生です。その2年間は地獄でした。その先生から全員に散々酷い言葉で言われてきました。その中に告発していた後輩がいたのですが、その後にその先生は学校からの注意しか受けていなかったのですが、何も変わっていませんでした。
私卒業の頃に助教先生から頑張って告発しろって励ましてもらって、学校まで告発していたのですが、話しの聴取会で学校のハラスメント防止委員会の人に、「あなたはもう無事に卒業されているじゃないですか、それで卒業できない、留年などの深刻なことがないから、このまま調査が始まってもなかなか認定しにくいと思います。調査おすすめしません」って言われてました。
学校の先生にこういうことに関して再教諭だけでなく、ハラスメント防止委員会にもその深刻さを再教諭しなければならないと思います>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d63c3baa62008863e3525b4437cdb9bb5077d2e/comments
また、以下のようにこうしたハラスメントは氷山の一角ではないか?とするコメントも。一方で、同じコメント欄では、「相手がそう思ったらハラスメントというなら単位くれない、納得いかないことで怒られたで訴え放題になる」と加害者側に同情的なものもあり、日本のハラスメントは多そうだと感じさせるものでした。
<この件も、しょせんは「氷山の一角」。日本全国の大学を調査したら、目を覆うほどのパワハラ、セクハラ、アカハラの事件があぶりだされそうです。
その膨大な件数が発生しているはずの、パワハラ、セクハラ、アカハラ事件は、きちんと訴えたところで、単に「隠蔽、臭い物には蓋」という単純な手法で処理されているだけ。
『隠蔽する側、臭い物には蓋をする側』はそれで良いと思っているのかもしれませんが、そういう状況を実際に見聞している者たちが、「自分もあれくらいやっても大丈夫」と考えて、新たなパワハラ、セクハラ、アカハラを行うようになり、あるいは、「一生懸命に、この組織に尽くそう。小さなことでもコツコツ組織へ貢献をしよう」とは思わないようになり、組織が腐っていくんでしょうね>
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