ハンバーガー業界の話をまとめ。<まさにワンマン!反対派の粛清こそが原田泳幸社長の必勝法>、<原田泳幸社長に追放されたマクドナルド幹部ら、各社で社長として活躍>、<コメダなど…伸びている企業が多い元マクドナルド幹部の会社>などをまとめています。
2022/10/28追記:
●一人負けだったはずのマクドナルド 社長が変わってついに復活! 【NEW】
大きく、しぶとく、考え抜く。―原田泳幸の実践経営論
●まさにワンマン!反対派の粛清こそが原田泳幸社長の必勝法
2016/6/22:
原田泳幸社長の評価 マックを破壊,ベネッセは報酬減拒否でリストラで書いたように、原田泳幸社長はマクドナルドでもベネッセでも元からいる幹部を追放するということをやっています。そういった反対派の粛清に触れている記事がありました。作者は「原田氏にとって抵抗勢力こそ、成長源」だとしています。
その記事
ベネッセ再生、原田流で「難問」解けず :日本経済新聞(2016/5/22 6:30 上原翔大)によると、原田泳幸さんがマクドナルドで幹部社員に対して「自分と同じ方向に進むバスに乗るのか。乗らないのか」と迫ったのは有名だそうです。この結果、古参役員を一掃。元いた役員らは追い出された形です。
さらに「マック内闘争」はそれだけでは収まらず、フランチャイズのオーナーたちも敵に回します。これは、2005年度に100円メニューの投入で客数増を狙ったものの、賃金未払い問題などが重なり、利益が大幅減になる失敗が原因だとされていました。
フランチャイズオーナーを含めた反・原田機運が強まり、「原田氏解任」のニセ情報も流されるという事態に。作者の上原翔大さんは、「これはもたない」と思ったそうです。しかし、実際には「もった」んですね。原田泳幸さんが退任したのは、もっともっと後の話。ここで得意技が発動されました。粛清です。
反・原田が増える中で、一気に反対派を外したんですね。追放です。ただ、それだけでなく、失敗だと思われた100円メニューも軌道に乗ったともされていましたけどね。ここから11年度まで既存店売上高が連続増収となり、原田さんの評価はむしろ(一時的に)上昇しました。
<原田流とはすなわち、収益の足かせとなる「仮想敵」を明確にし、これを駆逐することを大義名分にして成長戦略を推し進める手法だ>として、作者の上原翔大さんはむしろ前向きに評価しています。ただ、私は抵抗勢力を粛清し、イエスマンで固める手法は評価しません。後継者がいなくなるためです。原田体制では最後に壊滅的な状態が続いたため、未来の資源を先食いしただけだったようにも見え、経営手腕の評価自体も微妙でしょう。
●原田泳幸社長に追放されたマクドナルド幹部ら、各社で社長として活躍
2ちゃんねる情報ですので、本当にマクドナルドにいたのか、本当に追放されたのか、本当に今その地位についているかなどを本来なら確かめなくちゃいけないのですが、こうして追放された幹部たちが各所で飲食店チェーンの社長になっているというのです。事実なら非常におもしろいですね。
<原田元社長が当時マクドナルドから追い出した幹部らの現在:
・村尾泰幸→バーガーキング社長
・友成勇樹→モスバーガー会長
・紫関修→フレシュネスバーガー社長
・臼井興胤→コメダ珈琲店社長
・興津龍太郎→すき家社長
みんな飲食チェーンの社長になっとる >
(
原田元社長が当時マクドナルドから追い出した幹部の末路wwwwwより)
●コメダなど…伸びている企業が多い元マクドナルド幹部の会社
社長になっているだけでもすごいですが、おもしろさを増しているのが「伸びている企業が多い」ということ。モスバーガーはよくマクドナルドと比較して良いお店として出てきますし、コメダ珈琲店も良いところだって言われています。
長居しても怒られない喫茶店、コメダ珈琲 予想に反し東京で成功で書きました。
バーガーキングも伸びているという記事を見かけた気がします…と思って、過去のアクセス履歴を確かめたら違いましたわ。私が読んだ履歴のある記事では伸びているという話はなく、マクドナルド跡地に出店しているという話だけでした。マクドナルド絡みであり、おもしろい戦略ですけどね。
<その閉店したマクドナルド跡地に相次いで出店しているのが「バーガーキング」。マクドナルドの看板商品「ビッグマック」とそっくりなハンバーガー「BIG KING」を期間限定で発売すると、「こっちの“BIG”は大きい、だけじゃない。」のキャッチコピーで、あからさまにマクドナルドを意識した戦略をとっている>
(
マック跡地に続々出店するバーガーキング。“ブレない”モスも絶好調で過熱する盟主争い 週プレNEWS / 2016年2月1日 6時0分より)
以上のようにバーガーキングは伸びている…という話じゃなかったねdすけど、検索していると、先ほどの顔ぶれがそのまんま出ている記事が見つかるという収穫がありました。
バイト集まらない…マック、人手不足深刻で客スカウト!辞めた元幹部達が他社で大活躍 Business Journal / 2016年6月14日 6時0分では、以下のように書いています。追放はともかく、在籍経験があったのは、本当だったようです。
<マクドナルドを辞めた元幹部たちは現在、軒並みほかの飲食チェーンで活躍している。元取締役の村尾泰幸氏はバーガーキング・ジャパン社長、友成勇樹氏はモスダイニング会長、紫関修氏はフレッシュネス社長、臼井興胤氏はコメダ社長、興津龍太郎氏はすき家本部社長に就いている。極めて皮肉な状況だ>
●一人負けだったはずのマクドナルド 社長が変わってついに復活!
2022/10/28追記:カリスマワンマン社長は実際に成功しているために高く評価されるのですが、優秀な人を追放し、周囲をイエスマンで固め、後継者が育てられないため、失敗し始めると止まりません。以前は、マクドナルドを追放された幹部の各社が伸びて、マクドナルド一人負け…という状態でしたので、典型的な感じでした。
しかし、この一人負けマクドナルドも現在では復活。
マクドナルド復活!売上回復の原因は不明だがむしろそれがいい?でやったように、わかりやすい理由はないのですけど、とりあえず、やっと復調しています。日本人社長ではなく、外国人のサラ・カサノバ社長で復活…という日本人的にはやや残念な結果となっていました。
<2004年から2009年にかけても人材交流で日本での勤務経験があり、その際にはマーケティング本部長として「えびフィレオ」、「メガマック」、「クォーターパウンダー」のマーケティングを担当した[3]。また、マクドナルド ロシア・ウクライナではマーケティングシニアディレクターとして、ロシア1号店の出店を担当した[4]。
2013年8月27日、原田泳幸の後任として、日本マクドナルド株式会社代表取締役社長兼CEOに就任。事業会社の社長に日本人以外が就任するのは初めてである[5]。
2014年3月25日、日本マクドナルドホールディングス株式会社代表取締役社長兼CEOに就任[6]。
2019年3月27日、日本マクドナルド代表取締役会長に就任[7]。
2021年3月26日、日本マクドナルドホールディングス代表取締役会長[8]。>
(
サラ・カサノバ - Wikipediaより)
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