結婚・離婚の話をまとめ。<女性の結婚がお金目当てというのは本当か?離婚の7割は妻からというデータあり>、<「いずれ結婚するつもり」「結婚に憧れ」…多いのは女性?男性?>などをまとめています。
2023/01/13追記:
●「いずれ結婚するつもり」「結婚に憧れ」…多いのは女性?男性? 【NEW】
【クイズ】夫は「誰が食わせてやってると思ってる!」、妻は「いや、財産半分私のものです」と言いがちですが、法的にはどうだと今回の記事で弁護士は説明されていたでしょう?
(1)働いているのが夫だけの場合はすべて夫の財産
(2)家事労働分に当たる費用のみ女性のもの
(3)夫婦で半分ずつ
●女性の結婚がお金目当てというのは本当か?離婚の7割は妻からというデータあり
2016/6/26:男女で考え方が違う…のように単純化される時点で、非科学的な考え方。「女性の結婚がお金目当て」というのもそういったものですが、
夫「誰が食わせてやってると思ってる!」妻「いや、財産半分私のものです」 五百田達成×原口未緒「離婚しないための心理学」対談(第1回)|こじらせない離婚|ダイヤモンド・オンライン(2016年4月27日 原口未緒 [弁護士] )は、別の意味でそれに疑問を感じさせるものでした。
五百田:男性は「外に彼女ができた」とか、明確な理由がないと自分から離婚を切り出さないんじゃないかと思うのですが、実際のところはどうですか?
原口:統計的には、離婚の7割くらいは女性から切り出しているようです。
なぜお金の問題じゃないのでは?と考えたかと言うと、将来的に見て再婚の予定がないのに離婚してしまうことは経済的に不利な可能性が高いためです。記事では、「経済的な事情より心の問題優先」と説明されていました。
五百田:女性は「もう無理」が離婚の理由になりうる(中略)。これはもう、ほとんどの男性には理解できない。女性にしてみれば、経済的な事情や子どもの将来を考えたら離婚しないほうが得策だ、と頭ではわかっていても、気持ちが「もう無理」となってしまったらもう元には戻れない。そこが男性との大きな違いだなと思いました。
原口:「自分がこの先どうしたいのかはわからないけど、とにかく夫に耐えられないから離婚したい」という方が、女性には本当に多いですね。私は弁護士ですが、離婚相談にいらっしゃる方にはいつも「心の整理が9割、法律1割」とお伝えしています。
●説明不足による結婚の破綻はもったいない…不要な離婚もありそう
ただ、まあ、こうした離婚が良いことか?と言うと、良いとは言えません。言葉で説明しないとわかりあえるはずがないのに、わざわざ問題ある方向に突っ込んでいっている側面が見えています。「離婚しちゃダメ」ということはなく、離婚した方が良い場合もありますが、そうではないケースでの離婚はもったいないです。
原口:「もう無理」は、離婚の原因にはなっても、離婚が成立する理由にはなりにくいからです。まずは自分の気持ちを言語化して整理しないと、必ず離婚話はこじれていきますね。(中略)
五百田:男からしてみれば「生理的に無理」だと思う前に、なぜちゃんと話をしてくれないのか、と思うわけです。いわゆる熟年離婚のケースだと、10年も20年も我慢して、そう言われることがありますよね。
原口:女性の「生理的に無理」は、スタンプカードのようなものなんです。靴下が脱ぎっぱなしとか、お風呂からあがって裸でうろうろするとか、そういう些細な「ダメポイント」が少しずつ溜まって、ある時スタンプが最後のマスまで埋まったときに「生理的に無理」となるイメージです。その1つひとつのポイントは、とるに足らないことなんですよね。
五百田:「もう無理」となってしまったあとでは、「なぜ?」と言っても、もう遅いと。
原口:いちいち指摘すること自体も、イライラにつながりますからね。
五百田:たしかに、女性が長年不満を抱えたまま生活していることに気づいていない男性は多いですね。あるとき奥さんから離婚を切り出されて「突然そんなこと言われても……」と、途方にくれるという。(中略)男は言ってくれないとわからない。だから、「何も言われていないんだから不満なんかないだろう」と油断している節があります。
原口:私の離婚相談でも、関係を修復したいと思っている人に限っては、「男性には『ここまで言わないとダメなの?』と思うことまで、いちいち、ちゃんと伝えてください」と言ってます。
五百田:そう。いちいち口に出して言う必要があるんですよね。
●男性が論理的って本当?「誰が食わせてやってる」の非論理性
私が嫌いな"女性と違って「察することができない」のが男性なんです"といった、非科学的な決め付けがあって嫌ですが、男性が理論的である(これも偏見的で根拠不明)という時点で問題だという話も出ていました。
原口:論理的に話をされることに慣れていない女性は、理詰めで話をされると、追い詰められた気持ちになりやすいんです。最近、離婚のきっかけで多いのがご主人からの「モラル・ハラスメント」ですが、ご主人のロジカルな話し方に圧迫感を受けて、モラハラだと感じるケースが増えてますね。
この例がタイトルになっていた「誰のおかげで食えていると思ってるんだ?」とのこと。でも、これ、全然別に論理的ではありませんから、男性が論理的だという前提が崩れています。
夫婦は一方だけで成立しているのではなく、相手がいます。妻も夫もパートナーに助けられているわけで、どちらかが一方的に奉仕しているわけではありません。まあ、そもそも最初に挙げた「女性の結婚がお金目当て」と言ってしまう人は、そういうことに気付けていないんでしょうね。
あと、法的な側面からも、この「誰のおかげで食えていると思ってるんだ?」は否定されます。やっぱりこの「男性が論理的」という決めつけは悪ですね。そもそもこの記事では、男性が論理的であるということが論理的に説明されていません。
原口:「誰が食わせてやってると思ってるんだ!」と言っても、法律的に夫が稼いできたお金は夫婦の共同財産です。離婚したときは、そのお金は二人のものになる。
五百田:熟年離婚したとしたら、退職金もきっちり半分持っていかれますよね。
原口:はい。持っていかれます。年金も半分ですよ。
【クイズ】夫は「誰が食わせてやってると思ってる!」、妻は「いや、財産半分私のものです」と言いがちですが、法的にはどうだと今回の記事で弁護士は説明されていたでしょう?
(1)働いているのが夫だけの場合はすべて夫の財産
(2)家事労働分に当たる費用のみ女性のもの
(3)夫婦で半分ずつ
【答え】(3)夫婦で半分ずつ (2016/06/27追記:記事ではこういう説明だったものの、絶対半分ということではなく、特別な場合には修正されることがあります)
●論理性のなさは日本社会全体の問題
過去にやっているように、女性が数学が苦手というのは迷信の可能性があるんですよね。根拠がなさそうでした。
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女性は数字が苦手は本当?女子が男子より数学が苦手…は思い込み ■
男性より女性の方がプログラムが得意だけど偏見のせいで低評価? 女性と男性、数学・科学・読解力が苦手なのはそれぞれどっち?で見たOECD諸国のテストでは、読解力が女性で優れているように見えたものの、数学的リテラシー・科学的リテラシーに関してはほとんど差が見えませんでした。過去に読んだ記事(確か同じダイヤモンド・オンライン)でも、男性上司は論理的な言い方をしているつもりなだけで、全然論理性がないのでは?と指摘している人がいました。
また、私は飽くまで論理的であるべき、きちんと説明すべき・話し合いすべきという意見も変えません。男女間の差の話は海外でも似たような偏見がある気がするものの、仕事での根拠のなさは日本企業の弱点になっていると考えています。この男性社会である日本企業が論理的でないということは、実際には男性も全然論理的な考え方をしていないのでは?とも推測できます。
(関連:
社長や上司が偉い日本からはグーグルのような企業は生まれないなど)
言葉にしなくてもわかってくれると思うのは怠慢で愚かです。男女ともきちんと説明する癖をつけるべきでしょう。
●「いずれ結婚するつもり」「結婚に憧れ」…多いのは女性?男性?
2023/01/13追記:飽くまで傾向であり個人差があるのですが、男女の結婚願望の違いに関する調査がおもしろかったので紹介。結婚が女性にばかりメリットがあり、男性にはデメリットばかりあるという主張があり、それが正しければ女性の結婚願望の方が男性より常に高くなると思われます。
ただ、今回見たアンケート結果では、「年齢によって異なる」というやや複雑な結果に。これは、
男女の結婚意欲は30代で逆転?20〜30代の独身男女に聞いたイマドキの結婚観|@DIME アットダイム(2023.01.11)という記事で見た調査結果でした。
<リブセンスが運営する提案型マッチングアプリ『knew(ニュー)』は、男女444人を対象に「20・30代独身男女の結婚観」に関するアンケート調査を実施した>
<「Q.結婚についてどのようにお考えですか。いずれ結婚するつもり/一生結婚するつもりはない、考えに近い方をお選びください」という質問に対して、「いずれ結婚するつもり」と回答した人が全体の66.7%であった。
年代別に見ると、20代は7割、30代は6割。年代が上がると結婚への意欲は低下する傾向にあるようだ。特に女性の場合は顕著で、20代で73.6%だった結婚願望が30代で58.9%にまで減少していた。その減少度合いは男性のおよそ2倍>
「いずれ結婚するつもり」の比率
20代男性 70.5% < 20代女性 73.6%
30代男性 63.5% > 30代女性 58.9%
リブセンスのマッチングアプリ『knew(ニュー)』では、「一生結婚するつもりはない」と回答した人に「結婚したいと思わない理由」も聞いています。全ての性別・年代で「自由でいたい」を理由にあげる割合が50%を超えており、これが最も大きな理由。ただ、おもしろいのは、2位以下の理由。「結婚に良いイメージが無い」も女性が男性よりずっと多いそうです。
<「今の生活に満足している」ことを結婚しない理由にあげた割合は、20代男性が42.4%であるのに対し、30代男性では9.5%に激減した。反対に、女性は30代の方が割合が高まっている>
<女性の結婚しない理由第2位に「経済的余裕がない」が上がり、その割合が男性の約1.3倍であることも興味深い。
推測だが、共働きが一般的となった今、家計の安定は女性の収入も大きな役割を担っており、昨今の物価上昇に加え、教育費や住宅ローンなどの負担を考えると、結婚後の状況に不安を覚える人が少なくないのではないだろうか。
そして、「結婚に良いイメージが無い」ことを結婚しない理由に上げる割合については、女性のほうが男性より1.7倍も高く、『女性は結婚に憧れがある』というイメージは変わりつつあるようだ>
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