インドの話をまとめ。<インドやばい…男子より女子が40万人少ない理由は子殺し>などをまとめています。
2023/07/15追記:
●男児を生むために多産となり餓死続出も政府「餓死者はゼロ」 【NEW】
池上彰の世界の見方 インド: 混沌と発展のはざまで

●インドやばい…男子より女子が40万人少ない理由は子殺し
2023/04/16:インドは今後成長する大事な国…と以前から言い続けていますが、インドは怖い国でもあります。
年間40万人の女児がなぜか生まれていない…異常なほど男児に執着するインド社会の「子殺し」という悲劇 | 文春オンライン(プレジデントオンライン 2022/12/07)もそういった話でした。
<背景のひとつに、生まれてくる子供の性別に関し、親たちが並ならぬえり好みをしている現状がある。
インドでは跡取りとして、男児の妊娠を望む傾向が非常に強い。ガーディアン紙は、跡取りを確保するため最低でも2人の男児がほしいと願い、結果として6人の子供を産んだという母親の話を報じている>
<男児を望んで6人を生んだ家族の例を先に紹介したが、さらに極端な執着を見せる家庭も多い。果ては、分娩(ぶんべん)直後に女児を殺すという「嬰児(えいじ)殺」にまで発展している。
米フォーブス誌は2020年、サイエンス・ライターのアヌラーダ・ヴァラナシ氏の寄稿記事を掲載している。氏はインド政府が出生前の性別検査を違法化したにもかかわらず、嬰児殺や堕胎行為が「インド全土で横行している」と指摘する。
インディアン・エクスプレス紙は2011年のインド国勢調査の数字を引用し、女児の出生数が男児に対して年間40万件ほど不自然に不足していると指摘する。多くの女児が性選択の犠牲となり、殺されていることを意味する>
インドは他の国と比較しても特にひどいようで、バンガロールのメディアであるロジカル・インディアンは、世界で不自然に不足している女児の数のうち、実に半数をインドが占めると報告。しかも、40万人でも改善した数字というのが驚き。2005年から2010年にかけてのインドでは、毎年160万人の女児の命が奪われていたと推計されているそうです。
●男児を生むために多産となり餓死続出も政府「餓死者はゼロ」
2023/07/15追記:インドの男児重視は、別の問題を引き起こしているとのこと。「多産」です。例えば、跡取りを確保するため最低でも2人の男児がほしいと願い、結果として6人の子供を産む…といったことが発生。多産は男児信仰だけが理由ではなく、教育の低さも原因のようですが、とにかく問題が起きています。
<インドのデカン・ヘラルド紙は、国連人口基金でインド代表を務めるアンドレア・ウォジャール氏のコメントを引用している。ウォジャール氏によると、「世界全体におけるこうした事象(予期せぬ妊娠)の7件に1件がインドで発生して」おり、表面化しづらい「静かな危機」になっているという。>
<2020年には、大家族の少女が餓死したという事件が報じられた。(中略)この家庭では父親が2カ月間出稼ぎに出ており、学校からわずかな配給食を得ていたほかは、現金を入手する手段がほぼ途絶えていた。母親は通信社に対し、「家には食べられるものなど何もなく、そのため(娘の)ニマニは昨晩、飢えで死んでしまいました」と痛む胸の内を明かしている>
このような飢えは、至る所で発生しており、首都ニューデリーですら起きているとのこと。この時点で問題なのですけど、インド政府はなんと問題を隠蔽するという最悪の対応を選びます。ヒンドゥー紙には「どの州でも餓死者は確認されていない――中央政府が最高裁に報告」と掲載されていたそうです。
池上彰の世界の見方 インド: 混沌と発展のはざまで

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