東芝、3月期の赤字額訂正 米原発子会社の「のれん代」:朝日新聞デジタル 2016年5月23日15時13分
東芝は23日、2016年3月期決算を訂正した。訂正前に7191億円だった営業損益の赤字額は7087億円、4832億円だった純損益の赤字額は4600億円にそれぞれ修正。12日の決算発表時には監査法人の監査が終わっておらず、修正の可能性は低いと判断して発表したものの、その後の協議で訂正が必要になったという。(中略)
訂正したのは、米原発子会社ウェスチングハウスの「のれん代」と呼ばれる資産。12日に発表した決算では、資産価値を2635億円引き下げたが、もともと監査法人との意見に違いがあり、再度協議した結果、引き下げ額を2476億円に訂正することにした。法人税額なども訂正。財務報告の内部統制に重要な不備があったとも発表した。
キヤノンを蝕む危機…「博打的」巨額買収で急速に財務体質悪化、負債膨張で格付け引き下げ Business Journal / 2016年7月1日 6時0分
東芝メディカルシステムズのM&Aでは、各社がしのぎを削った。東芝は2016年3月期に過去最大の7100億円の連結最終赤字を計上する見通しとなったため、虎の子の東芝メディカルの売却で赤字を穴埋めすることにした。東芝は東芝メディカルの売却益で最終赤字を4600億円に圧縮した。
(中略)買収の入札にはキヤノンのほか、富士フイルムホールディングス、コニタミノルタなどが参加した。
近年では稀といわれる激烈な争奪戦でキヤノンが勝利した。当初、3000億円程度と見られていた買収額は、どんどん釣り上がって2倍以上の6655億円となった。(中略)
東芝メディカルの買収では、富士フイルムがぎりぎりまでキヤノンと競り合った。これまで注力してきた医療関連事業を一気に伸ばすチャンスを捉えたからだ。
富士フイルムは地団駄を踏んで悔しがった。東芝が独占交渉権をキヤノンに与えた理由を開示するよう、東芝に質問状を突きつけたほどだ。富士フイルムの古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO)は、決算会見の席上で東芝メディカルの売却先がキヤノンに決まったことについて「残念だ」と述べ、悔しさを隠さなかった(略)
東芝メディカルの買収?「条件を見て」(キヤノンCEO) 2016年01月16日
【記者の目・高収益の新規事業不可欠】
注目は次の買収先に加え、利益をどう高めるか。御手洗会長(引用者注:御手洗冨士夫会長)は「買収時ののれん代が一時的に生じるが、利益体質は盤石」と自信をみせる。ただ14年12月期に9・8%の営業利益率を5年後に15%以上とするには、相当の飛躍が必要だ。生産システムの革新に加え、新規事業でカメラのように高い利益をたたき出すことが不可欠だ。
(聞き手=政年佐貴恵)
格付け会社ムーディーズ・ジャパンは、キヤノンの格付けを「Aa1」から「Aa3」に2段階引き下げた。巨額の買収で有利子負債が膨らみ財務体質が悪化したことが格下げの理由だ。
ブログ内 | ウェブ全体 |
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ |