キリスト教の話をまとめ。<内部告発者に報復!キリスト教の中心地バチカンのスキャンダル>、<その後も腐敗や不正の告発 バチカンはやっぱり告発者に報復>などをまとめています。
2023/06/05:
一部見直し
【クイズ】1978年8月26日に教皇(法王)となったヨハネ・パウロ1世の在位期間は僅か33日でした。その理由は?
(1)汚職を暴露されたため
(2)急に亡くなったため
(3)病状が悪化したため
ゴッドファーザー PART III (デジタル・リマスター版)

●内部告発者に報復!キリスト教の中心地バチカンのスキャンダル
2016/7/9:欧米ではイスラム教徒が目の敵にされているせいで最近忘れられている感じですが、キリスト教の腐敗っぷりはすごいです。うちでは、
ゴッドファーザー3が評価されなかった理由 キリスト教のタブーに触れたせい?、
バチカン銀行のマネーロンダリングとヨハネ・パウロ2世の罪あたりが関連投稿です。
メモを整理していたら、内部告発者を十分な審理なしに禁錮刑にしちゃったという記事が出てきました。真っ黒ですね。<バチカン機密漏えい、スピード審理で有罪判決>(2012年10月6日20時53分 読売新聞【ローマ=末続哲也】)という記事でした。
<ローマ法王ベネディクト16世あての内部告発文書などが漏えいした事件で、窃盗罪に問われた法王の元執事パオロ・ガブリエレ被告(46)の第4回公判が6日、バチカン市国の裁判所であり検察側は禁錮3年を求刑し、結審した。
裁判所は同日、禁錮1年6月の判決を言い渡した。(中略)初公判から判決まで約1週間のスピード審理で、真相解明が不十分との指摘が出ている>
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121006-OYT1T00853.htm?from=ylist
●その後も腐敗や不正の告発 バチカンはやっぱり告発者に報復
これだけだと情報が少ないのでボツにしていた話なのですが、今探してみるとこの後も内部告発が行われていたことがわかりました。最初のものをバチリークス、次のものをバチリークス2と呼んでいるようです。
「第2のガブリエレ」が現れた! — 長谷川 良 – アゴラ(2015年11月05日 12:00)では、以下のように書いていました。
<ローマ・カトリック教会の総本山バチカン法王庁の司法当局は2日、バチカン関係者の2人を機密文書を盗み、漏えいした容疑で逮捕したと発表した。
バチカン放送独語電子版によれば、一人はスペイン教会神父のルシオ・アンヘル・バジェホ・バルダ神父(54)だ。もう1人はイタリア・モロッコ出身のソーシャル・メディア専門家のフランチェスカ・シャウキ女史(33)だ。(中略)
イタリアのメディアによると、バルダ神父は暴露本の著者2人のジャーナリストに機密文書を手渡したという。流失した情報には、タルチジオ・ベルトーネ枢機卿(前国務長官)の腐敗(巨額な住居費など)、宗教事業協会(バチカン銀行、IOR)の疑惑口座、バチカンが運営する小児病院「バンビーノ・ジェズ」の不正運営などが含まれているという>
"バチカン側は「信頼への裏切り行為だ」としてバルダ神父を厳しく批判"していたとのこと。でも、「文書が嘘」みたいな主張はしていませんね。悪いことをやっていたのは事実のようで、ただ「何でバラした?」と怒っているだけです。
二つ目の記事には、最初のガブリエレさんは実際には禁錮刑が執行されず恩赦になっていたとありました。なので、今回もそうかもしれませんが、ちょうど昨日この二人の内部告発者が有罪になったというニュースが出ていました。ナイスタイミングです。
これを伝えた
バチカン暴露本出版の記者に無罪 報道の自由保障「裁く権限ない」(2016年7月8日 11時33分 東京新聞 共同)では、記者は有罪じゃくて報道の自由は守られたという点を強調しているものの、内部告発者への報復ってのがそもそも悪いことなんですからね。
<ローマ法王庁(バチカン)の聖職者らによる機密情報漏えい事件で、バチカンの裁判所は7日、内部資料に基づきバチカンに関する暴露本を出版したイタリア人ジャーナリスト2人に対し、バチカンは表現と報道の自由を保障しており、同裁判所に「記者を裁く権限がない」として無罪を言い渡した。聖職者ら2人は有罪とした>
●暗殺か?教皇すら謎の死を遂げる腐敗したバチカン
バチカンスキャンダルで最も衝撃的だったのは、やはりヨハネ・パウロ1世です。こんな怪しい事件が1978年というそんなに昔の話ではないというのは驚きでした。
【クイズ】1978年8月26日に教皇(法王)となったヨハネ・パウロ1世の在位期間は僅か33日でした。その理由は?
(1)汚職を暴露されたため
(2)急に亡くなったため
(3)病状が悪化したため
【答え】(2)急に亡くなったため
この件は
在位33日、暗殺疑惑の教皇ヨハネ・パウロ1世とゴッドファーザー3で書いていますが、最初信じられなくって間違いじゃないか?といろいろ検索してみたくらいです。本当腐りきっていると思います。
ゴッドファーザー PART III (デジタル・リマスター版)

【本文中でリンクした投稿】
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ゴッドファーザー3が評価されなかった理由 キリスト教のタブーに触れたせい? ■
バチカン銀行のマネーロンダリングとヨハネ・パウロ2世の罪 ■
在位33日、暗殺疑惑の教皇ヨハネ・パウロ1世とゴッドファーザー3【その他関連投稿】
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