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動物の育児放棄


 よりにもよってナショナルジオグラフィックでは、「母の日」に「動物界の“悪母”」特集を行っていました。

 しかし、これは一見「悪母」であり「育児放棄」であるのですが、実は意味のある「育児放棄」なのです。


 まず、世話をしないウサギ、動物界の“悪母” May 9, 2011

 ウサギの母親は、出産直後から子どもを巣穴に置き去りにします。そして、その後は1日にわずか2分ほどしか巣穴を訪れません。その期間は25日間で、目的は給餌のためです。この束の間の育児期間が終わると、子ウサギたちは自力で生きてゆかねばなりません。

 しかし、この巣穴に近づかないことには理由があります。ウサギを狙う捕食動物は数多く、特に無力な子ウサギは格好の標的になってしまいます。ですから、これは育児を放棄したのではなく、実は地下の巣穴に隠し、大事な命を守っているのだそうです。


 それから、えこひいきなパンダ、動物界の“悪母” May 9, 2011

 ジャイアントパンダの母親は、双子を出産しても面倒を見るのは片方だけの場合が多いそうです。“えこひいき”された方の赤ちゃんは、母親の愛情を一身に受けながら、たくさんの笹を食べて成長していきます。

 もう1頭の行く末は記事では触れられていませんが、おそらく飢えて死ぬしかないのでしょう。


 『A Natural History of Families(家族の自然史)』の著書があるカナダ、ウィニペグ大学のスコット・フォーブスさんは、こう言います。

「手のひらに載るほど、パンダの赤ちゃんは弱々しい存在だ。しかし双子の1頭は何も世話してもらえない。世間では人気者のパンダだが、“良き母”とはいかないようだ」


 しかし、こうも言っています。

「子どもが完全に乳離れするまでの8~9カ月間、両方とも養うのは難しい。どちらか片方を選ばざるを得ないのではないか」

「2頭の弱い子どもより、1頭でも丈夫な子どもを育てる方が得策だ。犠牲の少ないうちに、つまり、多くの資源を投資する前に、早い段階で“品質管理”が行われている」

 ジャイアントパンダとしては、致し方無い選択なのかもしれません。


 これは以前書いた共食いはよくあることの話とも似ており、自然界の厳しさを物語っています。

 今回の「動物界の“悪母”」特集にも一例もろ共食いな話が載っていました。

 その記事については、ナショナルジオグラフィックの別の記事と合わせて、次に書きます。 → 多子問題を共食いで解決する動物たち


 関連
  ■共食いはよくあること
  ■多子問題を共食いで解決する動物たち
  ■その他の動物について書いた記事
  ■子供の嫌いな動物ランキング
  ■大人の嫌いな動物ランキング
  ■フナはクローンだらけ

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