【クイズ】金融商品の過去の価格や出来高などの推移を図表で表したグラフなどで、日々の動きを表したものを「日足」と呼びます。この「日足」の正しい読み方は?
(1)にっそく
(2)ひあし
(3)ひそく
●超高速取引が個人投資家をいじめている!!
投資の世界では「常識」のように語られていた「超高速取引」。例えば、以下で紹介されいる書籍は、超高速取引があることを前提にして書かれています。
1秒間に2000回以上取引も。ヘッジファンドの「超高速取引」の脅威に打ち勝つ!『超高速取引に打ち勝つ!株の「トリプル投資」作戦』人気シリーズ「株の教科書」第3弾で波乱相場での儲け方を徹底伝授!! DreamNews / 2016年6月20日 17時0分
乱高下し続ける日本の株式市場。その要因は様々言われていますが、なかでも見過ごせないのがヘッジファンドなどによる「超高速取引」です。これは金融工学の理論に基づき、コンピュータを使って1秒間に2000回以上も取引を行うこと。これによって上がる時はとことん上がる半面、下がる時はどこまでも下がる、今の波乱相場が形成されてしまっているといいます。実際、政府も規制に乗り出す予定ですが、具体的にいつ何をどうするかは全く決まっていません。
このような状況で、個人投資家はどうすべきなのか。
●超高速取引はそもそも存在しないことが判明
ところが、この超高速取引が個人投資家に不利益を与えていない、それどころか、超高速取引の存在そのものが確認できないという調査が出たのです。完全に前提をぶっ壊してきました。
超高速取引で「先回り」の証拠希薄、米大学教授がデータ分析|ロイター発 新着ニュース|ダイヤモンド・オンライン 2016年8月1日
株式の超高速取引トレーダーに売買注文で「先回り」される一般の小口投資家が不利益を被っている、というマイケル・ルイス氏の著書「フラッシュ・ボーイズ」の主張は少なくとも現在は妥当ではない──。米カリフォルニア大学バークレー校の2人の教授が、最新データを詳しく分析調査した結果、こうした結論を下した。
通常のデータ供給に頼っている市場参加者を超高速トレーダーが出し抜く構造的な要因があるという一般的な見方に異を唱えたのは、ロバート・バートレット、ジャスティン・マクラリー両教授。
バートレット氏は、フラッシュ・ボーイズが掲げた2つの理論は実際に証明されていないと指摘。1つ目のマーケットメーカーが最適な価格を提供しないことで顧客を欺いているという考え方は「正しくないことが分かった」と述べた。さらにもう1つの超高速トレーダーがより素早く売買注文情報を入手して一般に出回るよりも前に取引を執行しているという説も「現実には起きていない」という。(中略)
調査は9カ月にわたってダウ工業株30種の気配値と取引のデータを分析した。
【クイズ】金融商品の過去の価格や出来高などの推移を図表で表したグラフなどで、日々の動きを表したものを「日足」と呼びます。この「日足」の正しい読み方は?
(1)にっそく
(2)ひあし
(3)ひそく
【答え】(2)ひあし (私は投資関係の話はネットで独学で覚えたので、用語の読み方を間違っているものが多かったり、そもそも全然用語を知らなかったりします。まあ、用語に詳しいからって儲かるわけじゃないですしね。とりあえず、日足は絶対に「にっそく」だと思っていました)
●十分な裏付けなしで信じられていた「超高速取引」
上記はダウ工業株30種に限った研究ですし、報告は一つ出てそれで決まりというわけではありません。いつも書いているように、多くの分析が出てから「確からしい」と考えるのが原則です。
ただ、原則ということで言えば、そもそも超高速取引の存在が確かだと言える研究が多くないと、「存在する」と信じるべきじゃないんですよね。
したがって、今はとりあえず超高速取引の存在は疑わしいと考えておいた方が良さそうです。
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