2021/08/19追記:
●プロ野球でチームの中心選手が同僚にいきなりキレて暴力を振るう
2021/08/28追記:
●暴行で出場停止処分の選手、速攻の移籍で活躍して美談になる不可解
●関係者もマスコミもひどすぎ「男の絆」「野球で更生」の美談に…
2021/09/14追記:
●また長嶋茂雄氏が暴力選手に特別対応し、マスコミがしつこく美談化 【NEW】
●殴られてうつ病が悪化、変死体で発見 巨人選手死亡の湯口事件
2016/8/9:体罰死問題のときにいろいろと見ていると、野球は特に体罰が好まれているのかもしれないというデータがありました。野球選手たちはどうも体罰を肯定する確率が非常に高いようなのです。同時に体罰が受けた人ほど体罰を肯定しやすいとも言われています。自分がやってきたことを否定されたくないんでしょうね。
こうした体罰が続いているのは過去に「間違い」が起きていなかったためだと思っていたのですが、湯口事件というのを昨年知って驚きました。1973年という時期にこんな大事件があったにも関わらず、野球の世界は変わることができなかったみたいですね。
湯口事件 - Wikipedia(最終更新 2015年6月9日 (火) 00:19 )では、以下のような説明がありました。
<湯口はうつ病の発作が見られるようになった。そして2年目のシーズン終了後の1972年11月23日、ファン感謝デーの紅白戦で、この前日に無礼講の例会があったこともあり体調が優れない中で登板。打者一巡・2ホームランの滅多打ちに遭い、これにより、川上監督をはじめ二軍監督の中尾碩志からも激しく叱責された。さらにこの夜湯口は寮に戻らなかった。これに対し中尾は湯口を拳で殴り、湯口はうつ病を悪化させた。11月27日の納会では誰が話し掛けても無言で、視点も定まらなかった。11月28日チームドクターからうつ病と診断され、11月29日には、都内の病院に緊急入院をする。
明けて翌1973年1月10日には東京都新宿区の晴和病院(元日本野球機構コミッショナーの内村祐之が当時院長を務めていた)に移される。うつ病の発作に回復の兆しが見え始めたが、マスコミの追及を恐れた球団側の意向により、2月15日には多摩川グラウンドに復帰、2月19日から宮崎県宮崎市で行われた春季キャンプに合流した。ところが、初日に同室の淡口憲治が話し掛けても反応しない、また真夜中に奇声を発する等の異常に気づき、淡口は藤本健作マネージャーに報告した。事態を重く見たチーム首脳陣は翌日2月20日、湯口にキャンプ合流を差し止め、強制送還(藤本マネージャーも同行)した。羽田空港到着後もロビーで奇声を発したり暴れたりしたため空港警備隊に取り押さえられ、再び晴和病院に緊急入院させられた。なお、球団は3月に入ってから、内規により入院費の支給を打ち切っている。
3月22日夕刻、湯口は病院のベッドで変死体となって発見された>
自殺だったかどうかは不明です。球団・病院は「湯口敏彦投手の死因は心臓麻痺である」と発表しているためです。一方で、マスコミは自殺を疑ったようです。当然の疑いでしょう。ただ、うつ病が悪化している時点で問題ですので、私は自殺かどうかは本質的な問題ではないと思います。自殺でないなら問題なしという話ではないでしょう。
あと、他にもひどい話があるんですよね。川上哲治監督は、湯口選手が死去した際に声明を発表したんですけど、この時「巨人こそ大被害を受けましたよ。大金を投じ年月をかけて愛情を注いだ選手なんですから。せめてもの救いは、女性を乗せての交通事故でなかった事です」と発言したとのこと。"巨人は1965年に川上哲治のもと2年ぶりに日本一を達成し、以降1973年まで日本一連覇を続け前人未到のV9を達成"したそうですが、人間的にはどうだったのか?と感じる逸話です。
●野球と体罰 データで見てもやはり野球では体罰賛同者が多い
前述の通り、こういった悲劇的な事件によって、選手への指導方法が改められなかったというのは不思議。とはいえ、「昔はこんなもんじゃなかった」というアホなことを誇らしげに言っている人たちがいますので、多少は改善されたのかなとも思いますけどね。しかし、まだまだ体罰は多いんですよ。
もちろん野球以外でも体罰はあるのですが、今日は引き続き野球の話を。高校野球で、
「夏の甲子園」は誰のためにあるのか:PRESIDENT Online - プレジデント(2015年8月13日(木) 名古屋大学大学院 准教授 内田 良 プレジデント編集部=構成)という記事がありました。
これは、済美高校野球の話。、済美高校野球は1年間、対外試合が禁止されていました。2年生が1年生に対して殴る蹴るの暴行を日常的にくわえていたことが、発覚したためです。済美高校に限らず、部員間の暴力あるいは指導者から部員への暴力もまた、高校野球につきものの話題だとされていました。
<指導者から部員への暴力については、高校時代の部活動別の経験率が、大学生調査により明らかになっている。全国大学体育連合の調査(2013年9月~10月実施)では、「運動部活動中に体罰・暴力を振るわれたことがありますか」という質問で「ある」と回答した者の部活動別割合が示されている。図のとおり、野球部員は5番目に暴力の経験率が高い(※1)。別の大学生調査においては、サンプル数は少ないものの、野球部は2番目に多い(※2)。これらの調査から言えることは、主要な部活動のなかで野球部は概して指導者による暴力が起きやすい傾向にあるということである。
野球部の指導者に対して実施された調査においても、一部の指導者において、暴力容認の態度が確認されている。この調査は、2013年4月に日本高校野球連盟(高野連)が、加盟する全国4032校の硬式野球部(回答率100%)に対しておこなったもので、「体罰」について「絶対にすべきでない」が89.4%(3605校)と大多数を占めたものの、9.7%(393校)の指導者は「指導する上で必要」を選択したという。13年4月といえば、大阪市立桜宮高校のバスケットボール部顧問による暴力事案が13年1月に発覚し、全国的に反暴力の動きが加速していた時期である。そのタイミングにおいてでさえ、1割の指導者が暴力を容認していた点は、見過ごすことができない>
※1:2013年に全国の15大学(2つの短大を含む)を対象に実施(回答者数は3957名)された調査で、2014年にその結果が『運動部活動等における体罰・暴力に関する調査報告書』にまとめられた。なお本記事のグラフでは、上位8項目を抜粋し、「種目不明」は削除した。
※2:詳しくは、冨江英俊「中学校・高等学校の運動部活動における体罰」(『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』8: 221-227,2008年)を参照。3つの体育系大学の学生への調査で、2006年度に実施された。有効回答数は564。
●暑い中で野球は選手虐待…どころか「暑いからいい」とマスコミ
タイトルでわかるように記事自体は、マスコミが部活動を「ショー」に変えて選手たちを虐げているという問題提起です。これには我々も一枚噛んでいるわけですが、その部分を無視すればマスゴミ批判にもなり得ます。特に夏の甲子園は、朝日新聞が主催となっていますので、そっち系の人が嬉々として叩きそうです。
ただ、体罰大賛成なのは、産経新聞みたいな保守派・右派ですからね。前述の体罰死問題のときにも産経新聞は必死に体罰擁護キャンペーンを張っていました。プレジデントオンラインでも以下のような話があり、呆れました。やっぱり産経新聞なんですよ。体罰や根性論・精神論が好きなのは、右派系なのです。
<>その高校球児の姿を見て誰もが気になるのは、甲子園球場の「暑さ」だろう。「そこまで暑いなかでやらなくても……」と心配の声も多く聞かれる。しかし高校野球にとっては、「
『暑い夏』と『甲子園』は欠かせぬ“舞台装置”である」(産経WEST/2013年8月15日)>
●異常な投球数だからこそ高校野球は感動!大人に虐待される球児たち
投球数に関しても右派の政治家から根性論のようなものが飛び出しています。まず以下のプレジデントオンラインの話を読んでください。
<投手の連投や過剰な投球数も、甲子園につきものの問題である。2013年「春の甲子園」大会では、愛媛県済美高校の安楽智大選手が、決勝までの5試合で計772球を投げ、話題となった。かの斎藤佑樹選手も夏の甲子園で948球、松坂大輔選手も767球を投げている。
投球数だけを聞けば、選手生命を潰しかねない異常な数なのだが、それも甲子園の舞台装置に乗ってしまうと別の物語へと変容する。暑さのなか、連日の投球、延長戦に入っても1人で投げ抜く姿に、私たちは心を奪われ、もはや負けても勝っても、投手とともに涙することになる>
この投球数だから良いのだというのは、人気政治家であるあの小泉進次郎衆院議員も言っていたんですよ。自民党の小泉進次郎衆院議員が、センバツ高校野球大会で愛媛・済美高の安楽智大投手が772球を熱投したことを受けて浮上している球数制限導入論に、慎重な姿勢を示していたそうです。
“松坂世代”進次郎氏 高校野球「球数制限」にけん制球[ 2013年4月5日 06:00 ] (スポニチ)によると、自身も元高校球児の松坂大輔選手が横浜高時代の98年夏の大会でPL学園と激闘を繰り広げた試合を引き合いに「球数制限するとあの勝負は生まれない」と“けん制”したそうです。
<本会議終了後、記者団から高校野球での球数制限についての見解を問われた小泉氏。「高校野球は日本野球の象徴」と切り出すと「ファウルグラウンドにフライが飛んでも、一塁に向かって全力疾走させるし、アウトと分かっていてもヘッドスライディングする。アメリカからすれば非論理的かもしれないけれど、不思議とそこで起きる奇跡もある」と強調した。
小学生の時に野球を始めてから野球一筋。関東学院六浦高時代は内野手で、3年夏の甲子園県大会では16強入り。横浜高校と練習試合で対戦したこともある。
松坂の1歳下だが「私は松坂世代」と強調。98年夏の大会で、横浜高のエースだった松坂がPL学園との準々決勝で延長17回、250球を投げて完投した試合に触れ「肩や将来のことを考えれば、将来的に球数制限をする可能性もあるかもしれないが、横浜対PLの試合を同じ世代で見ていた立場からすると、そうやってしまうとあの勝負は生まれない」と指摘。「それが日本のスポーツの良さでもある」と述べた>
子どもたちを搾取して感動を稼ぐような「日本のスポーツの良さ」なんか要らないと、我々が声を大にして言わねばなりません。そういった声が多いことを偉い人たちにわかってもらえないと、大人が子供を虐待して楽しむ風潮は変わらないと思われます。
●プロ野球でチームの中心選手が同僚にいきなりキレて暴力を振るう
2021/08/19追記:この前再投稿したばっかりなのですが、日本ハムの中心選手である中田翔選手の暴力問題のニュースが出てきたので追記してまた再投稿。「暴力と体罰は違う!」と思う人もいるでしょう。ただ、暴力を体罰として正当化してきたという伝統があり、境目はたいへん曖昧です。そういう意味では今回正当化されなかったのは良いこと。ひどいニュースだと思うかもしれませんが、むしろプロ野球で健全化が進んでいる証拠かもしれません。
<2021年8月4日、エキシビションマッチ・対DeNA戦(千代台公園野球場)の開始前に同僚選手1名(以下、被害選手)に対してベンチ裏で暴力行為を行っていたことが判明し、試合中に球場からの退場と自宅謹慎を命じられた。(中略)
球団は中田に対して当面、一軍、二軍全ての試合の出場停止処分を科すことを発表し、同日付で出場停止選手公示がなされた。(中略)
同日、球団社長兼オーナー代行の川村浩二が記者会見を行い、被害選手に落ち度はなく、中田が突発的に腹を立てて手を出したものであること、被害選手が受けた暴力はプレーに支障がない程度であること、中田と被害選手は本来は懇意な2人だったことが説明された>(
Wikipediaより)
暴力ではないのですが、中田翔選手は今シーズン、別の問題も起こしていました。好機で凡退を続けた2021年4月7日の対ソフトバンク戦では、5回裏の打席で三振した後には悔しさからベンチ内でバットをへし折り、更に苛立ちから試合外で転倒し、右目の上を負傷。その影響から、6回の守備から交代となる…ということもやっています。これも下手すると、以前なら美化された話かもしれません。
あと、中田翔選手の名前を最初検索していたときに、なぜか<稲葉監督は金メダル獲得で日本ハム監督就任か 「栗山監督はもう限界」の声〈dot.〉>(2021/8/7(土) 16:00配信)という記事がヒット。不思議に思って読んでみると、中田翔選手が東京五輪金メダルの稲葉篤紀監督をたいへん慕っており、彼を中心に日本ハム復活を!という話でした。暴力選手に慕われる監督ってどうなの?という感じで、今となると微妙な話になってしまいましたね…。
「(引用者注:稲葉篤紀・五輪野球監督は、)現役時代日本ハムでプレーしていましたし、選手やスタッフの人望が厚い。特に中田翔は稲葉さんを選手としてだけでなく、1人の人間として慕っていました。今年は打撃不振とコンディション不良でファームに降格し、1軍復帰後もわずか4試合で走塁中に腰を痛めて戦線離脱した。他球団へのトレードなど色々報じられていますが、今の日本ハムで4番を打てるのは中田しかいない。稲葉監督なら再生できる可能性が十分にあるし、チームの雰囲気もガラッと変わる。(監督就任の)可能性は十分にあると思います」(スポーツ紙遊軍記者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5643cb93106c519656099da5440022b3530b71d6
●暴行で出場停止処分の選手、速攻の移籍で活躍して美談になる不可解
2021/08/28追記:上記の中田翔選手の暴力事件が隠蔽されず問題視されたことについて、「ひどいニュースだと思うかもしれませんが、むしろプロ野球で健全化が進んでいる証拠かもしれません」と書いていましたが、申し訳ありません。皆さんご存知のようにその後ひどい展開に。プロ野球は全く良くなっていなかったようです。
日本ハムはその後中田翔選手について無期限出場停止の処分を下しました。ここまでは良かったのですが、出場停止処分からわずか4日での巨人への電撃トレード。これでは出場停止処分の意味がなく、実質的に暴力を肯定する格好に。さらにこれをスポーツマスコミが美談として、巨人・原監督を持ち上げているのですからスポーツマスコミも同罪です。
<中田は4日に行われたエキシビジョンマッチ・DeNA戦(函館)で、試合前に同僚選手1人に対して暴行を働いたとして、球団から出場停止処分を科されていた。栗山監督は16日に「正直、このチーム(で復帰すること)は難しいと思っている」と話していたが、それからわずか4日での電撃放出となった。
実は遡ること14年前、2007年のドラフト会議で、大阪桐蔭の中田翔は〝幻の本命〟だった。(中略)当時は原監督の第2次政権真っただ中。(中略)ただ高校時代の素行に関する噂や周辺情報などがネックとなり、泣く泣く指名を見送った経緯がある。
「監督は自身がそうだったこともあり、とにかく右のホームランバッターが好き。二岡、泰示、チョーさん、村田、彼らにはときに愛情あふれて厳しく当たったこともありますが…。それに栗山監督はかわいい〝弟分〟ですし、今回も『クリ、俺が面倒を見るよ!』ということだったんでしょう」(巨人関係者)>
<電撃巨人入りの中田翔を取り巻く特殊事情 14年前の〝身体検査〟と原監督の「愛」>(8/20(金) 13:52配信 東スポWebより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/204adf2e969c97baa0abb17bddbe85a9b5a15d22
さらにこの直後には試合に出てホームラン。そして、これをまたスポーツマスコミは「美談」として報じていたんですよ。暴力問題なんかは、美談に添えるちょっとした失敗ネタといった扱いですね。体罰や暴力をなくそうといった主張は微塵もありません。日本ハムも巨人もスポーツマスコミも、関係者は残らずクソですよ、これ…。
<日本ハムから巨人に電撃移籍した中田翔内野手が、22日のDeNA戦(東京ドーム)で移籍初アーチを放った。(中略)巨人での初安打が本塁打。アーチストとしての才能を見せた。中田は神妙な表情でダイヤモンドを1周。試合前に中田を直接激励し、ネット裏で観戦していた長嶋茂雄・終身名誉監督もガラスを叩いて喜んだ>
●関係者もマスコミもひどすぎ「男の絆」「野球で更生」の美談に…
上記の長嶋茂雄さんの話があった<巨人に電撃トレードの中田翔、移籍1号は特大2ラン! 観戦の長嶋茂雄氏も喜ぶ>(8/22(日) 16:12配信 Full-Count)では、ヤフーニュースのコメント欄でジャーナリストが問題を指摘していた他、一般人の人気コメントでも疑問を呈していました。繰り返しになりますが、プロ野球関係者も野球マスコミも本当にダメです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1baf888798abf63f72a54fd4b83b510cb8b7dff
<森田浩之 ジャーナリスト>
<中田翔の巨人への移籍をめぐるメディアの報道には、「男同士の絆でものごとがうまく運んだ」と言いたげなホモソーシャルな空気が漂っている。(中略)
報道によれば、栗山が巨人の原監督に電話し、中田の今後について相談したという。長年にわたり四番に使い続けてきた愛弟子の将来を、原に託したという形だ。原は栗山の意向を受け入れ、中田に再起のチャンスを与えるべく獲得を決めた──そんな美談が報じられている。中田は22日に巨人移籍後初めて本塁打を放った。試合前には、長嶋終身名誉監督と会話する姿がわざわざ報じられた。
論理もコンプライアンスもなく、「男同士がわかり合える」というレベルで事態が動いているのは大きな問題だ。それは日本社会の映し鏡でもある>
<僕は巨人ファンとしての立場としてでも、中田翔に暴力事件に対して社会的制裁がほぼ無かったことには違和感が強い。日ハムで起こした事件がトレードとなったことで、球団を超える制裁となるから、NPBに管轄する組織として何かしらのペナルティを課して欲しい>
<暴行事件起こして無期限出場停止だったのに、巨人に移籍したら何事もなかったかのように一軍出場。納得いかないですね>
<中田が移籍してから巨人の寛大さをたたえたり、長嶋氏を引っ張り出したり、中田の寄付がでてきたりと暴行問題で反省を通り越して急に美談になり始めている>
<これってつまりなにか、活躍すれば全て黙らせられるって論法か?そういう問題ではないと思うのだが>
●また長嶋茂雄氏が暴力選手に特別対応し、マスコミがしつこく美談化
2021/09/14追記:中田翔選手の件を書くのは前回で最後…と思っていたのですが、その後2軍落ちした中田翔選手のもとに巨人の長嶋茂雄終身名誉監督がまた打撃指導するために訪れて、マスコミが美談として取り上げていました。こうしつこくやられると長嶋茂雄さんも暴力問題を軽視する悪者みたいになってきましたね。晩節を汚しています。
これを取り上げた記事は、<巨人】長嶋茂雄終身名誉監督が不振の中田翔の元へ電撃訪問! G球場でマンツーマン指導>(9/13(月) 15:30配信)というもの。「マスコミ」と書いたものの、今回報じているスポーツ報知は読売新聞系ですから、巨人の身内による自作自演的な報道。長嶋茂雄さんは、報知新聞社客員でもあるそうです。
<巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=が13日、中田翔内野手の元へ電撃訪問したことがスポーツ報知の取材で明らかになった。打撃不振でファームで調整している中田はミスターからG球場の室内練習場で約40分間、身ぶり手ぶりでマンツーマンの打撃指導を受けながらフリー打撃を行った>
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a00244fe7c4f3841815d6326992edd8e129e701
一応、過去に指導の例がないわけではなく、6月にも不振で2軍落ちした丸佳浩外野手に打撃指導するために訪問しています。ただ、中田翔選手は短期間に2度目で特別扱いの印象があることは否めません。何より暴力問題があって、なおかつその罪をきちんと精算していない選手の優遇という大きな流れのため、コメントでも違和感を示すものばかりでした。
<長嶋は何故ここまで中田に肩入れするのかわからない。他に伸び悩んでる若手などの指導はしないのかな?>
<暴力沙汰起こして会見もせず移籍させてもらい挙げ句に不振でミスターから直接指導…なんておいしい男なんだろう…つくづく不公平に感じてしまう>
<んー、メディアを持ってる球団はいくらでも情報操作できちゃうよね。(中略)レジェンドに訪問してもらって特別扱いだと思われるのはお互いに得にはならないんじゃないかな>
<写真があるじゃん。前もってスポーツ紙に連絡入れて集めてんじゃん。球団フロントの世間からの中田批判に対するパフォーマンスでしょ。ミスター使えば表だって批判できる人いないから>
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