2016/8/11:
●ミラーレス車に死角なし! 5つの後方確認用カメラが死角をなくす
●ミラーがないことへの違和感は問題になる?
●今までの常識をぶち壊す自動車の運転方法、ナルセペダルの画期性
2019/02/13:
●バックミラーでミラーレス車を持つトヨタ、量産車世界初のサイドミラーレス車も発表
【クイズ】アクセルとブレーキの踏み間違いがないとされるナルセペダルの特徴は?
(1)アクセルはハンドル部に取り付けられているので、踏み間違いは起きない。
(2)アクセルは踏まずに右にずらす操作なので、踏んでも動かない。
(3)通常ブレーキがある位置にアクセルがある。
●ミラーレス車に死角なし! 5つの後方確認用カメラが死角をなくす
2016/8/11:自動車の運転ではレーン変更や左折右折の時、死角にクルマや歩行者が入ってひやっとすることがあるのですけど、ミラーレス車最大のメリットは何と言っても死角をなくせることです。
自動車部品世界大手のドイツコンチネンタルの試作車では、これまでサイドミラーが付いていた位置に、左右2つずつ計4つのカメラを設置。後部のアンテナフィンに内蔵されたカメラを含めると、5つの後方確認用カメラで死角をなくします。
モニターは車内に3つ。両サイドと、通常カーナビが入る位置に設置されています。ただ、これは試作車のためだそうな。コンチネンタルの開発担当者は、「ドライバーの視野に常に入るセンターモニターと左側のモニター(ドイツは左ハンドルのため。日本では右側)の2つのモニターで見る形式になっていくのではないか」と話していました。
モニターはTFT液晶のタイプだったが、コンチネンタルは既に車載用有機ELモニターも開発済み。「どんな形状にも変えられる有機ELはデザイン面でも魅力的だ」(開発担当者)としていました。
(
ドイツで試乗した「ミラーなしの車」のすごさ:日経ビジネスオンライン 島津 翔 2016年8月2日より)
●ミラーがないことへの違和感は問題になる?
問題となりそうなミラーがないことへの違和感。「体験するのは初めて?すぐ慣れるから運転してみてよ」と言われたものの、本当か?と疑いたくなります。
しかし、"運転を始めると、すぐに“通常ならミラーがある位置”を見てしまったが、ものの数分で慣れた"といいます。本当に慣れが早いようです。
それでも、少し慣れるのに時間が掛かったのが、後続車両との距離感。ミラーならどのくらい離れているのか、経験で分かるが、画像なのでなかなか感覚がつかめなかったといいます。とはいえ、これも記者の場合は、「10分ほど運転してようやく慣れてきた」とのことで、大きな問題というほどではなさげです。
また、一部の車は実際の距離も数値で出してくれます。
試作車のモニターには、後方車両をカメラが認識し、距離によって緑色、赤色の二色で示される。緑色は距離が確保できているため、レーンチェンジなどで問題にならないクルマ。赤色は距離が近いため注意が必要なクルマ。また、それぞれのクルマまでの距離が数字で10m、20mといったように表示される(現状では乗用車のみ。トラックは表示されない)。
●今までの常識をぶち壊す自動車の運転方法、ナルセペダルの画期性
慣れの問題が気になった車というと、
アクセルとブレーキの踏み間違い不可能、ナルセペダルの画期性です。こちらをクイズにしました。
【クイズ】アクセルとブレーキの踏み間違いがないとされるナルセペダルの特徴は?
(1)アクセルはハンドル部に取り付けられているので、踏み間違いは起きない。
(2)アクセルは踏まずに右にずらす操作なので、踏んでも動かない。
(3)通常ブレーキがある位置にアクセルがある。
【答え】(1)アクセルはハンドル部に取り付けられているので、踏み間違いは起きない。
ナルセペダルで一つ怖いと思うのが、とっさの際にいつもの癖で足を踏み変えてしまい、存在しないブレーキペダルを押そうとしないか?ということでした。慣れの問題があるかもしれません。
ただ、このナルセペダル自体は非常に注目していて、世界の自動車のアクセルとブレーキをこのナルセペダルで置き換えられないだろうか?と思っています。
●バックミラーでミラーレス車を持つトヨタ、量産車世界初のサイドミラーレス車も発表
2019/02/13:日本車でミラーレス車関連の話を検索。法的にまだ無理そうなためか、最初の投稿の試作車ほど野心的ではないのですが、
トヨタがサイドミラーレス車 量産車で世界初 :日本経済新聞(2018/9/12 20:00)という記事が出てきました。
これは車両にあるサイドミラーのみをカメラに置き換えたもの。左右後方の映像をディスプレーに表示する「デジタルアウターミラー」と呼ばれるもので、量産車に採用するのは世界で初めてだといいます。2018年10月下旬に国内発売予定の高級車「レクサス」の新型車「ES」の一部車種に搭載するということで、予定通りならすでに発売されていますね。
というか、トヨタはすでにバックミラーではミラーレスを採用した車種を複数持つとのこと。自動車のバックミラーやサイドミラーの代わりにカメラとモニターで視界を確認する「ミラーレス車」が2016年に日欧で解禁されているとあったので、法的にもすでに可能みたいですね。
なお、気になるであろうシステムが万が一、故障した場合の話もありました。運転者に故障が分かるように知らせるほか、販売店に故障の情報が自動で送られ、速やかに修理できるような体制にしているとのこと。つまり、やはり故障した場合に代替手段はないみたいですね。ここらへんの反対意見は出なかったんですかね?
また、現在のところミラーレス車の課題と言えそうなところがもう一つ。コストがかかりすぎてあまり使えないようなのです。なので、今回の導入がレクサスであったように、高級車じゃないと搭載できないんですね。とはいえ、こうした新技術は高い価格帯の車から…というのは以前からやっていることで、徐々に採用車が増えてくるのではないかと期待します。
【本文中でリンクした投稿】
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