●上海ディズニーランドもブラック企業?劣悪な労働条件で従業員酷使
2016/8/12:米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)が、2016年6月15日に伝えたところによると、早くも上海ディズニーランド(SDL)で、労使間の対立が激化しているといいます。上海ディズニーランドの正式開業は翌日の2016年6月16日でしたので、開業前からすでにもめていたということです。
<香港の民間組織は昨年7月から今年2月まで、ディズニー傘下の中国の供給企業8社について独自調査。従業員1人あたりの1カ月の残業が最大144時間に達しており、月給は最低1000元(約1万6000円)と低く押さえられていることが分かったという>
以上の話は、
上海ディズニー、早くも労使対立か「劣悪環境に不満」―米メディア Record China / 2016年6月17日 0時10分という記事から。これは上海ディズニーランド。なので、中国特有の問題という話に持って行きたい人もいるでしょう。ただ、実を言うと日本のディズニーの運営もかなりブラックなことで知られているんですよ。
日本のディズニーは正規雇用を少なくして、非正規雇用で回す戦略を取っていますが、例えば、
ディズニーランド経営のオリエンタルランドで労働問題 偽装請負などでは、突然の解雇や偽装請負などの労働問題があることを書いています。
また、
体育会ディズニーランド、キャストに「あなたの根性が足りない」というのは、タイトルだけで雰囲気が伝わるでしょう。かなりキャストに負荷をかけることで収益を増やしている企業です。ワタミみたいなものですね。
●ブランドイメージを守るために行ったディズニーの無責任な対応
途上国での劣悪な労働環境と言うと、<ディズニーの怖い話 劣悪環境バングラデシュを見捨てて生産撤退」>
ディズニーの怖い話 過剰要求でバイト使い捨てのブラック企業?にまとめ)の件もありました。こちらもタイトルでわかるように、労働条件を改善をせずに撤退という選択肢を取っています。
ディズニー以外の多くの大企業は、バングラデシュから撤退せずに、現地の人の環境改善という選択肢を取りました。しかし、当然ながらこの方法はお金がかかります。バングラデシュの労働を改善せずにとっとと撤退するというディズニーの選択は、合理的といえば合理的なのですが…。
ただ、今回の上海ディズニーランドの場合は、中国から撤退ってわけにはいかないでしょう。正攻法であれば労働条件を改善…なのですが、どうも中国の場合単に最低ギリギリというだけで違法ではないとのこと。なので、たぶんこのまま改善する気もないのではないかと思います。
中国の法律が甘すぎるって可能性も十分にありますが、違法ではないということになると、偽装請負などの労働問題があったり、訴訟になったりして、違法なことになっている日本のディズニーの方が、ある意味、上海ディズニーより悪質とも言えるかもしれません。
【本文中でリンクした投稿】
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ディズニーランド経営のオリエンタルランドで労働問題 偽装請負など ■
体育会ディズニーランド、キャストに「あなたの根性が足りない」 ■<ディズニーの怖い話 劣悪環境バングラデシュを見捨てて生産撤退」>
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