Appendix

広告

Entries

日本の自転車が三流な理由はママチャリというガラパゴス文化でわかる


【クイズ】新潟県加茂市は2014年10月1日、小中学生に「自転車の事故を完全になくするために」という文書を配布しました。この文書で加茂市の打ち出した対策とは?

(1)交通規則に関するテストに合格できない子には自転車に乗らせないようにする。
(2)自転車になるべく乗らないように呼びかける。
(3)ヘルメットを全生徒に配布して、着用を義務付ける。


●日本の自転車が三流な理由はママチャリというガラパゴス文化でわかる

 世界最強の自転車メーカーだという台湾の「GIANT」に詳しい野嶋剛さんへのインタビュー記事について。

 最近、ガラパゴスってすっかり言わなくなった気がしますが、今回のは古い記事なので、ガラパゴス、ガラパゴス言っています。

 で、何がガラパゴスなのか?って言うと、ママチャリがガラパゴス文化なんだそうです。別にいいじゃん…と思うものの、わりとぼろくそに言われていました。
AUTHOR INTERVIEW ママチャリ文化にみる日本の危機:世界最強の自転車メーカーGIANTに学ぶ|WIRED.jp 2012.07.17 TUE 12:27

──海外の人たちから見て、日本の自転車産業のこれからというのはどのように見えているのでしょうか。

ケータイと一緒で、日本がガラパゴス化しているというのは、自転車においてもそういえます。GIANTの人たちはわたしに言うわけですよ。「日本はほんとにいい国なんだけど、自転車だけは言っちゃ悪いけど世界の三流なんだよな」と。(中略)

ママチャリに男の人がみんな乗っているという光景は、彼らからすると奇妙な感じなんですよね。でも奇妙な環境の内側にいると、自分は奇妙だとは思わないんですよ。でもそんなのっていまの時代いつまでも続くものではなくて、奇妙だと外の人から思われているのであれば、そこには変えるべき余地があるということなのです。

●日本の内需の強さのメリットとデメリット

 そう気にすることはないだろうとは思ったものの、野嶋剛さんの言いたいこともわかります。

 それ自体は本来良いことなのですが、日本は内需が強いです。しかし、著しく成長していた時期はとっくに終わっており、今後はさらに苦しくなることがわかっています。日本だけで通用する製品ではなく、海外にも通用する製品を作らないと会社は成長しないばかりか、倒産危機に陥ります。

 この点、日本より内需が弱い台湾の場合は目標が明確にすることができました。
──「GIANTの成功の原因を知ることは、日本の失敗の原因を知ることにつながる」とも書かれていました。(中略)

いちばんの原因は、日本のおかれた環境に企業経営が適応しすぎてしまっていることだと思います。日本は人口が1億3千万人もいて、少なくともいままでは日本だけでも十分やっていけるマーケットではあったんですね。一方、台湾は人口2,300万人ですから、ひとつの企業が台湾のマーケットだけで生存していくことは不可能です。そのため、創業時の段階から彼らは海外に目が向いています。

GIANTは自分たちの作る製品が世界で売れなければ生きていけないと初めから考えていて、グローバルスタンダードとなるようなモデルをいかに作ろうかと必死になってやってきたわけです。

一方で、日本の自転車メーカーは1980年代以降、世界をリードする自転車を作れていません。その理由というのは、日本の市場で売れる自転車の9割がママチャリなので、それを作り続けていれば一応会社の経営規模としては安定することができていたからなんです。そのため日本のメーカーは厳しいグローバルマーケットでの競争に打ってでなかったのです。90年代はそれでもなんとかなったのですが、いずれ中国が質のいい自転車を作れるようになってからは、安い中国製のママチャリが洪水のように日本に入ってくるようになってしまいました。すると日本企業は収入源であったママチャリが売れなくなってしまいました。

だからといってハイクオリティな自転車は、日進月歩で常に世界と激しく争っていないと作れないものなので、そこに追いつけるだけの開発力が残されていなかった日本の自転車メーカーは、ことごとく倒産に追い込まれてしまいました。(中略)

その原因は国内マーケットに安住してしまったことなのですが、さらに突き詰めれば、やはり社長が3年ぐらいの短期で変わってしまうことで、長期的な戦略をもって経営に望めないことがその背景としてあるのだと思います。

これは決して自転車メーカーだけの話ではありません。電機メーカーなどがいま直面している問題が自転車業界では10年くらい早く起きてしまっていたのでしょう。

 特に今回の話には関係ないのですが、自転車でブログ内検索して出てきた事故防止のため小中学生は自転車に乗るな!三ない運動と車社会からクイズを作りました。


【クイズ】新潟県加茂市は2014年10月1日、小中学生に「自転車の事故を完全になくするために」という文書を配布しました。この文書で加茂市の打ち出した対策とは?

(1)交通規則に関するテストに合格できない子には自転車に乗らせないようにする。
(2)自転車になるべく乗らないように呼びかける。
(3)ヘルメットを全生徒に配布して、着用を義務付ける。

【答え】(2)自転車になるべく乗らないように呼びかける。


●新しいマーケットを自ら作り出したGIANT

 ガラパゴスうんぬんとは関係ないのですが、ビジネス的にセンスがあるなと感じたのは以下の話。
「製品が市場をつくる」という意味においてGIANTが見出した自転車業界の問題設定は鋭いものでした。ママチャリは1万〜3万円くらいで買えますが、スポーツ仕様の自転車は当時安くても10万円以上はしていました。こうした両極端のマーケットだと、どうしてもスポーツ仕様の自転車を買うのはマニアックな人たちに限られていました。そこでGIANTは10万円以下の価格帯に狙いを定めました。そこに優れた製品を投下できれば、これまで格安自転車にしか乗ってこなかった人たちが、GIANTの自転車に乗るようになり、新しい市場が生まれると考えたわけです。(中略)

GIANTがその価格帯で優れた自転車を提供し始めたことで、例えば20代の若者でも十分手が出るようになり、世界中に新しいマーケットが誕生しました。

 先ほどのグローバルな製品を作るというのもそうですが、非常に考え方が論理的ですね。こういう論理がしっかりした企業は好みです。


【本文中でリンクした投稿】
  ■事故防止のため小中学生は自転車に乗るな!三ない運動と車社会

【その他関連投稿】
  ■ミラーレス車に死角なし!違和感の問題も意外に軽くすぐ慣れる
  ■カラスが車のワイパーのゴム部分が引きちぎる!対策は「立てる」が効果的
  ■遅い車にイライラする人ほど運転が下手?スピードを出す運転手はストレスに弱い
  ■中古車ガリバーが謎の社名変更 IDOM(いどむ)で何に挑むのか?
  ■テスラの死亡事故に歓喜の声 自動運転を憎悪するのは人間の性質か?
  ■商品・サービス・技術についての投稿まとめ

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

世界一スポーツ選手の平均年収が高いのはサッカーでも野球でもない
チャッカマンは商標・商品名 じゃあ正式名称・一般名称は何?
ジャムおじさんの本名は?若い頃の名前は?バタコさんとの関係は?
ワタミの宅食はブラックじゃなくて超ホワイト?週5月収10万円
朝日あげの播磨屋、右翼疑惑を否定 むしろ右翼に睨まれている?
レーシック難民は嘘くさいしデマ?アメリカの調査では驚きの結果に
赤ピーマンと赤黄色オレンジのパプリカの緑黄色野菜・淡色野菜の分類
アマゾンロッカーってそんなにすごい?日本のコンビニ受け取りは?
就職率100%国際教養大(AIU)の悪い評判 企業は「使いにくい」
ミント・ハッカでゴキブリ対策のはずがシバンムシ大発生 名前の由来はかっこいい「死番虫」
移動スーパーの何がすごいのかわからない 「とくし丸」は全国で約100台
ビジネスの棲み分け・差別化の具体例 異業種対策には棲み分けがおすすめ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
タコイカはタコ?イカ?イカの足の数10本・タコの足8本は本当か?
トンネルのシールドマシンは使い捨て…自らの墓穴を掘っている?
ユリゲラーのポケモンユンゲラー裁判、任天堂が勝てた意外な理由
好待遇・高待遇・厚待遇…正しいのはどれ?間違っているのはどれ?
コメダ珈琲は外資系(韓国系)ファンドが買収したって本当? MBKパートナーズとは?
大塚家具がやばい 転職社員を通報、「匠大塚はすぐ倒産」とネガキャン
不人気予想を覆したアメリカのドラえもん、人気の意外な理由は?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由