2016/8/24:
●アマゾンのジェフ・ベゾスCEOが最初に売る商品として本を選んだ理由
●もはや普通…アマゾンが書籍の送料を有料にできなかった理由
●ベゾスCEOがすごいのは本当だけど…ブラック企業としてアマゾンの顔
2020/07/22:
●ジェフ・ベゾス氏の運命の人、デビッド・ショー氏とは何者か?
●ウェブ・ブラウザ初登場の時点ですでにアマゾン構想は完成済み
【クイズ】アマゾンの倉庫労働者が実際に受けたとされる仕打ちはどれでしょう?
(1)一定時間同じ場所に居続けると、帽子のブザーがけたたましく鳴る。
(2)金属の棚に触れるたびに、静電気ショックを受ける。
(3)ノルマを達成できないと、体罰がある。
●アマゾンのジェフ・ベゾスCEOが最初に売る商品として本を選んだ理由
2016/8/24:もうアマゾンが本屋だったことを知らない人も結構いそうですが、もともとアマゾンでは書籍だけを扱っていました。
アマゾンジャパンの歴史を書き起こしてみる - ガベージニュース 2010/11/03 19:30
Amazon.co.jpは2000年11月1日にAmazon.comの日本語版サイトとして「本」のストアがオープン。当時はまさに「ネット本屋」程度のイメージでしか無かった。
アマゾンはブラックなところがあり、手放しには褒められないのですが、ジェフ・ベゾスCEOの先見性などの思考はすごいものがあります。この「書籍を売ることにした」というところもさすがという目の付け所で、過去に読んだ以下の話が印象に残っていました。
ワンクリック — Amazonを作った天才ギークの半生!めっちゃオススメ!! | No Second Life 2012年11月8日 (最終更新:2013年12月29日)
ベゾスは本が大好きだから本屋を始めたのではなかった。彼はビジネスとしての勝算を計算し尽くした結果、書籍をオンラインで販売する、という選択をしたに過ぎない。
「良く知られた製品であること」「市場が大きい」「仕入れが容易」「送料が安い」「オンライン販売の可能性」などを吟味した結果が書籍だったのだ。
立ち上げ時から複数分野の商品を扱うことはリスクと考え、当初は取り扱いを書籍に限定することにした。
だが、それは裏を返せば、ベゾスはAmazon立ち上げ時から、将来は別ジャンルの製品へも取り扱いを拡大することを計画していたことを意味するのだ。
●もはや普通…アマゾンが書籍の送料を有料にできなかった理由
ただ、上記の「送料が安い」などの要素は他社にも言えてしまいます。アマゾンだけがすごいわけではないんですよ。アマゾンが送料無料を終了した中でも、書籍については送料無料を続行としたのもそういうわけでしょう。
アマゾン送料無料終了 ヨドバシ、楽天、ヤフーは? R25 / 2016年4月9日 11時5分
Amazonが6日から、Amazon.co.jpで購入した商品の通常配送料を無料から350円に引き上げたことが、波紋を広げている。通常配送料が350円、お急ぎ便が360円、当日お急ぎ便が514円になり、2000円以上の注文で送料無料。Amazonが発送する書籍およびAmazonギフト券は配送料無料を継続する。
まあ、送料無料続行であっても、新品の書籍ならアマゾンよりポイントがつく他サイトを利用した方が良いでしょうが…。
●ベゾスCEOがすごいのは本当だけど…ブラック企業としてアマゾンの顔
クイズは、
アメリカのブラック企業 アマゾン・ウォルマート・ハーシーズで使った話。これ自体は、本当かな?ってエピソードですけどね。
【クイズ】アマゾンの倉庫労働者が実際に受けたとされる仕打ちはどれでしょう?
(1)一定時間同じ場所に居続けると、帽子のブザーがけたたましく鳴る。
(2)金属の棚に触れるたびに、静電気ショックを受ける。
(3)ノルマを達成できないと、体罰がある。
【答え】(2)金属の棚に触れるたびに、静電気ショックを受ける。
アマゾンは倉庫労働者だけでなく技術者に対しても、めちゃくちゃ競争が厳しいと聞きました。ブラックな話もリンクしたもの以外にも何度か書いていますし、わりとレベルの高い(?)ブラック企業みたいです。
●ジェフ・ベゾス氏の運命の人、デビッド・ショー氏とは何者か?
2020/07/22:
20年前にアマゾンを発明し、1万年先を読むベゾスの真骨頂:日経ビジネスオンライン(滑川 海彦 2014年1月28日)によると、1990年、バンカーズ・トラストで最年少の副社長となっていたジェフ・ベゾスさんに、D.E.ショーという異色のヘッジファンドから誘いがかかりました。
現在、D.E.ショーは世界有数の巨大ヘッジファンドであるものの、ベゾスさんが入社した当時はまだ創立2年目で、コンピュータによる裁定取引(アービトラージ)という分野の草分け的存在でした。裁定取引は「サヤ取り」とここで説明されています。2つの商品を買って、その価格差の値動きで稼ぐやり方です。
私はリスクが高いために投資商品をおすすめしません。ただ、サヤ取りはリスクが比較的小さい、投資の仕方としては地味なものであり、他の派手な方法より良いもの。地味でヘッジファンドらしくないですし、個人投資家にも人気がないのですけど、当時、これをコンピュータでやるというのも珍しかったようです。
コロンビア大学のコンピュータ学科助教授だったデビッド・ショーさんは、これをコンピュータでやろうということで、D.E.ショーを起業。ベゾスさんはすぐにここでも上級副社長に抜擢され、コンピュータ・ネットワークの開発の責任者となっています。
ベゾスさんがインターネットとウェブに賭けるきっかけを作ったのは、このデビッド・ショーさんとの出会いだとされています。ショーさんが、新しいコンピュータ通信インフラが急激に成長中だと教えてくれたのです。これがベゾスさんにとって生涯最大の転機だろうとされていました。
●ウェブ・ブラウザ初登場の時点ですでにアマゾン構想は完成済み
そして、ふたりは「エブリシング・ストア」という考え方を生み出します。基本的な考え方は「インターネット企業がメーカーと消費者をつなぎ、世界に向けてあらゆる商品を販売する」というもので、アイデア自体はシンプルだとされています。
ただ、その時期が1994年と異常に早かったのがすごいようです。1994年といえば、ワールドワイド・ウェブ構想を発表してからわずか3年後。ヤフーが創立されたばかりで、世界最初のウェブ・ブラウザが出たところ。グーグルが創立されるのは4年も後です。
この「エブリシング・ストア」をいきなり始めることは不可能。ウェブを利用して消費者を対象にして販売でき、1種類の商品がすべて同一価値であることが明白で安心して消費者が購入できるようなジャンルはなにか?と考えて、ベゾスさんは書籍のオンライン通販というアイデアにたどりついたといいます。
また、アイデアを思いつくこととそれに人生を賭けることとは別と記事では指摘。ベゾスさんは1994年に、デビッド・ショーさんの慰留を振りきって、ニューヨークを後にしており、このアイデアに賭けたことで、後にアマゾンが誕生するきっかけとなったようです。
【本文中でリンクした投稿】
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