2009/5/9:
意味なし?エアコンの除湿運転とドライ運転は違う
除湿機能があるのは、再熱方式と呼ばれる高級機種だけ?
除湿運転・ドライ運転の電気代節約は可能?
除湿運転がないエアコンで同じような効果を出す方法
●意味なし?エアコンの除湿運転とドライ運転は違う
2009/5/9:アパートのエアコンにはついていないのですけど、エアコンの「除湿運転」って「具体的に何やってんの?」と、前々から疑問に思っていました。で、調べてみたというのが今回なのですけど、その前に大きな勘違いが。
これまたうちのエアコンにはないものの、「ドライ運転」という名前の機能もあります。私は名前的にこの「ドライ運転」は「除湿運転」と同じものだと思っていました。
しかし、R25の"「冷房」と「ドライ」の違いって?"によると、そもそもエアコンのドライ運転と除湿運転は違うものだとのこと。ドライ運転は単なる弱冷房だそうです。意味ないですね。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20070802-90002652-r25
●除湿機能があるのは、再熱方式と呼ばれる高級機種だけ?
さて、エアコンの除湿機能の方の話。エコロジーシンフォニーの"エアコンの除湿効果とは・・・?"によると、エアコンの除湿運転とは温度を下げずに湿度だけを下げるというもの。
http://www.ecology.or.jp/grish/0108.html
読んでみるとどうも再熱方式と呼ばれる高級機種にしかない機能みたいですね。空気をいったん露点以下まで下げた後、再度暖めて出しているんじゃないかと思われます。
結露した分だけ水分が抜けて、暖めた後の相対湿度が低くなっているっていう寸法かと。でも、これだとなんだか暖めに使うエネルギーが勿体ない気もしてきますけど…。
●除湿運転・ドライ運転の電気代節約は可能?
じゃあ、高級じゃない機種はどうしているかというと、部屋の温度を下げないために風量を減らしたり、あまり温度を下げなかったりするんだそうです。これは、たぶん先程言った弱冷房、すなわちドライ運転のことを指している説明でしょう。やはり、あんまり意味ないと感じる機能です。
消費電力に関して言うと、暖めを行っているので、高級なエアコンの除湿運転ではもちろん電気料金は高くなります。電気料金を節約しようという使い方には向きません。ただ、これはそもそも除湿が目的ですので、使う意味が一応ある機能。温度よりも除湿のせいで、体感的に暑いという感じることもありますからね。
一方、記載場所によって違いますけど、安い方であるドライ運転でも普通の運転より工夫しているがために、通常の冷房運転より僅かに電気料金が高いとしているサイトもありました。こうなると、ドライ運転はあらゆる部分で良いことがないと言えます。
●除湿運転がないエアコンで同じような効果を出す方法
エコロジーシンフォニーでは、家電メーカーの方が以下のように言っていました。
「最初は設定温度を低くして風量大にエアコンの能力全開で運転をして、部屋の温度が27度ぐらいになったところで、設定温度を上げて風量を最小にして、風向を上にすると、除湿運転と同じような効果が得られてなおかつ省エネができるかもしれません」
これは要するに通常の冷房運転で一旦露点以下まで下げて、除湿しちゃおうってことだと思われます。
こりゃ効率良さそうだと思い、「最初に一気に下げてから電源を切る。後は我慢できなくなるまで冷房をつけないってのが、エネルギー的には良さそうです。今年はこれでやってみます」と最初書いていたのですけど、
エアコンの電気代削減術2 ~細かな工夫~によると、余計なことはするなってことですので良くないかもしれません。数年やりましたが、今はやめています。(ここだけ、2011/6/11追記)
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