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インドでは「賄賂なしでは無理ですよ」 役人の方から賄賂の要求も


【クイズ】インドビジネス40年戦記(中島 敬二)の紹介文で、インド人の思考パターンや行動パターンとされていたものはどれ?

(1)一度決めたことは頑として変えないので、良くも悪くも考え方が変わらない。
(2)お金を貸すと返してくれないことも珍しくない。
(3)友人との関係はドライなので、仲良くなってもあまり態度が変わらない。



●インドでは「賄賂なしでは無理ですよ」

 賄賂が通用しないなんて! 日本企業がインドでびっくりする理由で予告した「やっぱりインドでは賄賂が常識」という話。

 作者の中島 敬二さん自身は、"インドで賄賂を払わずに問題解決をするコンサルタント"として知られているのですが、以下のようなアドバイスを受けています。タイトルになっているように、「賄賂なしでは無理ですよ」というアドバイスです。
「賄賂なしでは無理ですよ」:日経ビジネスオンライン  中島 敬二 2016年7月8日

 インド人の友人の多くからは、「あなたの考え方は理想論であり現実的ではありません。郷に入ったら郷に従ったほうが得策。無謀なチャレンジはやめたほうがいいですよ」と親切な助言を受けましたが、どうしても納得できませんでした。

●お役人の方からさり気なく賄賂を要求

 日本食レストランの夜の営業のために、"お酒を提供するリッカー・ライセンス(LL)を取得する"必要があり、各所で"ライセンス発給について異存がないというNOC(Non Objection Certificate)を申請者自らが取得"する必要がありました。

 賄賂の話が出てくるのはこのときですから、民間ではなく公的機関の賄賂の話。お役人さんから暗に賄賂を請求されるってことですから、やっぱり前回の賄賂が通用しないなんて!で出てきた記事とは全く異なる内容です。
 ある役所からのNOC取得には大変難儀しました。書類をチェックする第二段階のところで処理が2カ月以上止まってしまったのです。

 担当の役人からは、賄賂を払えば書類を上に回すとの示唆がありましたが、もちろん拒否しました。そこで私がその役所の副長官に直談判することにしたところ、書類を止めていた役人は態度を変えて、署名をもらえることになりました。

●人よりも法を優先するインドというのも間違い

 また、前回の記事ではインドは法治主義であり、中国のような人治主義ではないとも書かれていたものの、これも全く逆。人によってころころ態度を変えてきます。

 最初の申請のとき、賄賂を渡さなかったせいか、"担当者は理由も言わずに書類の受理を拒絶"。協力者が"「申請者の中島氏はハリヤナ州政府の元名誉顧問であった人。理由なしに書類受付を拒否したら、あなたに問題が起こるかもしれませんよ」と強めに主張し"て受理されます。

 ところが、このとき指摘してくれて良かったのにも関わらず、最後の段階になって、"ライセンス発給の対象は3つ星以上のホテルのみ"と断られます。法律違反だったのです。

 この後も苦情を申し立ててるために、高級官僚に直談判。これが法治国家なら、「法律は法律。メディアを使い政府に圧力をかけたいのであれば勝手にやればいい」となりますが、そうはなりませんでした。

 理不尽な対応をメディアに発表するぞと言いつつ抗議すると、法律を無視するとまでは行かなかったものの、「州の法律を改定します」ということで特別扱いしてくれました。人よりも法を優先するインドというイメージも間違いっぽいです。

 前回の記事は別に中国叩きのような感じではなかったものの、中国と違ってインドがクリーンなんてことはなさそうですね。もともと中国より汚職がひどいと言われていた国なのですから、そう簡単には変わらないという方が納得できます。


●日本人は戸惑うインド人の思考パターンや行動パターン

 最初のクイズの回答ですが、人よりも法を優先するわけじゃないという流れでわかるように、「友人との関係はドライ」は違います。アジアって大体そうですね。

 インドビジネス40年戦記のアマゾンレビューを見ても、"友人の紹介であれば、高級官僚でも社長でも会える"とありました。

 また、「一度決めたことは頑として変えない」も逆でころころ変わるとのこと。正解は「お金を貸すと返してくれないことも珍しくない」でした。


【クイズ】インドビジネス40年戦記(中島 敬二)の紹介文で、インド人の思考パターンや行動パターンとされていたものはどれ?

(1)一度決めたことは頑として変えないので、良くも悪くも考え方が変わらない。
(2)お金を貸すと返してくれないことも珍しくない。
(3)友人との関係はドライなので、仲良くなってもあまり態度が変わらない。

【答え】(2)お金を貸すと返してくれないことも珍しくない。
私たち日本人には、インド人の思考パターンや行動パターンはなかなか理解しがたいところがある。
道を尋ねると口から出まかせを言い、お金を貸すと返してくれないことも珍しくない。
「考え方をころころ変える」「約束を守らない」「その場しのぎ主義」と見えることもよくある。

 ただ、インド人バッシングというわけではなさそうで、アマゾンレビューではインドは「多様性」の国だからという理解をしていました。

 まあ、この「多様性」の理解というのが、また日本人が非常に苦手なところなんですけど…。


●賄賂の国インドの最高裁、賄賂などで不正入学の学生の資格剥奪をためらう

2017/02/16追記:インドで賄賂が多いですよという話を追加。(最初の投稿は2016/9/10)

 記事によると、マディヤプラデシュ州で、2008~2013年に学生約630人が試験の解答のコピーを入手したり、試験で「替え玉」を使ったり、賄賂を支払ったりして一流の医科大学に入学していたことが明らかになりました。
(不正入学の医学生600人超、医師になれず インド最高裁が判断 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 2017年02月14日 15:36より)

 不正に決まっているのですから、そりゃ問題だろうと思うのですが、インドではちょっと様子が違います。まず、このような事件が問題になるのは特殊だということ。賄賂が普通であることともに、以下のような書き方をしていました。

"インドでは、試験問題を事前に手に入れたり不正に入学したりするために賄賂を支払うことは珍しくないが、今回の不正事件はあまりに厚かましいとして、激しい怒りを招いていた"

 また、インド最高裁の話もインドらしいです。最高裁では当初、判断が分かれており、判事の一人は罰として学生らに兵役を科すべきだと主張していたそうです。これはたぶん入学はそのまま容認という意味でしょう。

 ところが、新たに審理を担当した判事らは学生らの訴えを認めませんでした。「彼らは違法に医科大学に入学したのであり、医学の学位を保有したり医療活動を行ったりする資格はない」という正論がやっと出てきました。

 こういった「当たり前だろ」という話がすんなり出てこないのが、インドの現状を示していると思われます。


【本文中でリンクした投稿】
  ■賄賂が通用しないなんて! 日本企業がインドでびっくりする理由

【その他関連投稿】
  ■インド人観光客が日本に来ない理由 危険な食べ物と取りづらいビザ
  ■日本企業のインド進出が難しい理由 日本製品に価値を感じないインド人など
  ■カースト制度がインドをIT大国にした 内需型で外需が弱いのは強みか弱みか?
  ■インドの効率の悪さはカースト制度のせい 身分差別と女性差別が悪影響
  ■海外・世界・国際についての投稿まとめ

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