2012/09/11 病院はカルト宗教の神殿か・・「遺伝」
この点は、竹島多賀夫先生の論文が明快に示されています。http://headache.blog.ocn.ne.jp/blog/files/_pdf.pdf
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「片頭痛における遺伝的関与の形式は,家族性片麻痺性片頭痛など特殊な片頭痛では単一遺伝子の異常によるものが明らかにされていますが,大部分の片頭痛では多因子遺伝であろうと推測されています.即ち,遺伝的に規定された片頭痛発症閾値がそれぞれの患者にあり,”環境要因”が加わって発症すると理解されます.」
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それは、一卵性双生児で、”遺伝的要因が全く同一である”はずのものが、必ずしも2人とも片頭痛を発症する訳ではないという事実です。
リンク切れ
http://headache.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/09/post_cce4.html
東京女子医科大学の清水俊彦先生が「頭痛女子のトリセツ」の中で、以下のような興味深い記述をされています。ここに引用させて頂きます。
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もともと母親が頭痛持ちだったのですが、本人は今まで全く頭痛というものを経験したことがなかったある女性。
嫁いだ先では、旦那さんを含めて、おじいちゃん、おばあちゃん・・家族みんなひどい頭痛持ちの家系でした。ところが頭痛の経験のなかった彼女が、嫁いだ途端にひどい頭痛に悩まされるようになり、私のところへ来たのです。
話を聞いてみると、嫁姑の争いもなく生活環境的にはストレスも全くなく、特に問題はありませんでした。(中略)
さらに話を聞いてみると、この嫁いだ先の食生活に問題があることがわかりました。ほぼ毎日、洋食の連続。彼女は、もともと母親と同じ片頭痛を起こすかもしれない体質を持っていました。そこへ、血管拡張物質を多く含んだ毎日の食事が刺激となり、ついに脳の血管が耐えきれず、片頭痛を発症してしまったというわけです。
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5年以上続いた偏頭痛、肩こりが解消した
高校生の頃からずっと続いていた偏頭痛、(片方だけの)肩こりがある方法で嘘のように解消した。
(中略)ここ最近症状が重くなってきて、めまいや吐き気までするようになってきたので、心配になって病院で詳しく診てもらうことにしたんだ。
何件か回っても「体質」とか「運動しろ」とかで、あまりまともに相手にしてもらえなかったんだけど、(中略)気力を振り絞ってとことん医者を捜してみた。迷惑な患者だったかもしれない(後で知り合いの医者に聞いたら、肩こりから病名を判断するのって、すごく難しいらしい)。(中略)
地元の開業医から市立病院、私立の大学病院まで行っても原因は分からなくて、それでも諦めずに探していたら、ある医者のもとで、本当に救われることになった。
大がかりな検査もしないで、その医者はぱっと私の顔を見て、「目が原因ですね」って言ったんだ。
最初は「ハ?」って思った。でもよくよく話しを聞いてみると、まぶたの上の筋肉には交感神経っていう神経が通っていて、まぶたが下がっているとその神経が刺激されて、主に目の周辺や肩のまわりの筋肉が緊張してしまうらしい。
私の場合はまさにそれが原因で、医者が言うには「簡単な手術で治ります」とのこと。
私の目は昔から片方だけ一重で、そういわれてみれば偏頭痛が出るのも肩が凝るのも、その一重の目の方と同じ側だった。
んで、どういう手術をしたかって言うと、「一重を二重にする手術」。要は、整形手術。
まぁ二重にすることが目的ではなく、まぶたをつり上げて、目が開かれた状態にして、まぶたを常につり上げようとしている力を無くすらしい。
手術はあっさり終わって、当然二重にもなって顔が対称になった。これはおまけだけど。
それで、終わった瞬間にもう違いが分かるのね。腕が軽い。ぶんぶん回してもゴキゴキしない。頭も痛くない。今までの苦労がなんだってくらい。
増田にこんなん書いたのも、一人でもこの喜びを伝えて、無駄に肩こりで苦しむ人を減らしたかったから。今は毎日快適でうれしい。肩こりの酷い人のなかには、私と同じ原因で苦しんでいる人もいると思うんで、一回ちゃんとした病院で見てもらって欲しい(「体質!」とか言われても、ちゃんと原因が分かるまで頑張ってみてください)。
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