【クイズ】ミシガン州立大学で臨床心理学の博士課程に在籍するMikhila Humbadさんらは、夫婦の性格特性の類似について研究を行っています。この研究の結論として正しいものはどれでしょう?
(1)「似たもの夫婦」という言葉は本当で、結婚後にお互いの性格が似るようになる。
(2)「似たもの夫婦」という言葉は本当だが、そもそも性格が似ている者同士がひかれ合って結婚したため。
(3)そもそも夫婦に特別な類似性は確認できず、「似たもの夫婦」という概念自体が迷信だった。
●結婚式の定番「あなたを幸せにします」は本当に幸せになれるのか?
結婚ソングは個人的に名曲が多いと思っていて、先日聞いていたある歌も基本的には極めて良い曲でした。素晴らしいです。
ただ、引っかかってしまったのが、「幸せにします」という新郎の言葉があったこと。古い曲なので最近はわかりませんけど、これは結婚式の定番的なものでした。
まあ、そういうお約束みたいなところにマジになってツッコむのも無粋なんでしょうけど、幸せってのは、一方がもう一方に対して一方的に与えるものではないと思うんですよね。後述するように、こういった先入観を植え付けることは、危うさをはらんでいると思います。
じゃあ、「二人で幸せになります」が良いか?と言うと、これはこれでしっくり来ません。幸せというのはなろうとしてなるものではなく、結果ではないのか?とも思うためです。ただ、この話は突っ込んで考えていないので、今回はこれ以上書きません。
●「一方的に尽くしている」と思うことが傲慢さに繋がる
さて、「幸せにします」の話。これは大抵男性が言う言葉ですので、妻が夫から搾取しているといった批判だと思うかもしれませんけど、そういう観点ではありません。
どこで書いたか忘れてしまったのですが、頼みごとをすると相手の好感度が上がるという話がありました。これは「頼みごとを聞く」ではなく、「頼みごとをする」というのがポイントです。
逆じゃないか?と思うかもしれませんが、相手は頼みごとを聞いてやっている分、「これだけ自分が尽くしているのだから相手も好感を持っているはずだ」と考えて、好感度が上がるのではないかと思われます。
ただ、これは相手が感謝していないはずないという思い上がりに繋がるおそれもあるでしょう。なので、一方がもう一方に与えるだけの関係の場合、与えている側が傲慢になり、「これだけやってやっているのになぜ?」といったすれ違いが起きやすくなると考えられます。
ですので、これは男女関係ないでしょうね。封建的な「夫に尽くす妻」像を目指しても起きる勘違いです。「これだけ夫のために尽くしているのになぜ?」となります。
●お互いに感謝し合うのが理想の夫婦関係
望ましい夫婦関係としては、一方がもう一方に与えるというのではなく、お互いに与え合うというものでしょう。私は夫婦間であっても、お互いに敬意を払うというのが大事だと思います。
妻が夫を尊敬するどころか小馬鹿にしているという夫婦は多いですが、一方で夫も妻に感謝していません。主婦の対価はいくらに相当するか?というアンケートにおいて、最も多かった選択肢は0円=タダでした。主婦の働きを全く評価していない人が多いのです。
これは前述の「一方がもう一方に与えている」という理解そのものですね。よく女性の結婚はカネ目当て、夫をATMとしか見ていないといった言葉も、これと同様の考え方で、妻のことを全く評価していないことがわかります。
お互いに敬意どころの話ではありません。
●意思疎通をはかるのも大事
この原因は家族関係・親族関係・職場の関係など何にでも言えると思うのですが、コミュニケーション不足というのも大きいのではないかと思います。
言わなくても言いたいことが伝わる夫婦関係というのはかっこ良く見えるでしょうが、現実にはあまりあり得ないもので非現実的です。それは長年時間をかけて築き上げたものか、もともとよっぽど似ている夫婦だったか?です。
さらにがっくりさせることを言いますが、言葉で伝えなくてもわかりあえる夫婦というのは、どちらかと言うと後者による影響が強いのではないか?と私は考えています。
直接何も言わなくても言いたいことが伝わる夫婦という調査ではありませんが、以前紹介した投稿の中に、「似たもの夫婦」はそもそも性格が似ている者同士がひかれ合って結婚したと証明した研究があったんですよね。(クイズはこのときのものの使い回しでした)
【クイズ】ミシガン州立大学で臨床心理学の博士課程に在籍するMikhila Humbadさんらは、夫婦の性格特性の類似について研究を行っています。この研究の結論として正しいものはどれでしょう?
(1)「似たもの夫婦」という言葉は本当で、結婚後にお互いの性格が似るようになる。
(2)「似たもの夫婦」という言葉は本当だが、そもそも性格が似ている者同士がひかれ合って結婚したため。
(3)そもそも夫婦に特別な類似性は確認できず、「似たもの夫婦」という概念自体が迷信だった。
【答え】(2)「似たもの夫婦」という言葉は本当だが、そもそも性格が似ている者同士がひかれ合って結婚したため。
逆に言えば、もともとが似ていない夫婦はいつまで経っても似てこないのです。意思疎通という意味でも、言わなくてもわかるようになるというのは絵空事だと考えた方が安全でしょう。
したがって、望ましい夫婦の関係になるは、一方が一方を「幸せにする」ことを約束するよりも、「積極的に意思疎通をはかる」「お互いに感謝し敬意を払う」ことを目指すべきだと考えています。
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