楽天やアマゾンの話をまとめ。<楽天とアマゾンの比較 高齢者・男性・女性が好きなのはどっち?>、<シンプルなアマゾンと雑多な楽天市場、日本の伝統文化的なのは?>、<「地球上で最も豊富な品揃え」を謳うアマゾンだがユーザーの求めは逆>、<2ちゃんねらー「楽天で買う奴は情弱」→アマゾンで買ったときの価格差はいくら?>などをまとめています。
2022/10/29追記:
●高齢者が好むのはアマゾン?楽天市場?以前と全く逆の結果に… 【NEW】
●若者と違い「口コミは参考にしない」「自分で選んだものを買う」 【NEW】
【クイズ】2016年の日本経済新聞の記事の調査で、楽天がアマゾンを上回った項目はどれでしょう?
(1)スマホアプリの使いやすさ
(2)ネット通販以外の特典
(3)返品、トラブルなどの顧客対応
●高齢者が好むのはアマゾン?楽天市場?以前と全く逆の結果に…
2022/10/29追記:
シニア層が使うECサイト上位は「楽天市場」が8割、「Amazon」が7割、「Yahoo!ショッピング」は5割超 | ネットショップ担当者フォーラム(石居 岳 2019/5/21 7:00)という記事が出ていました。以前の調査結果と全く逆になっていてびっくりしました。
<市場調査やマーケティングリサーチのインテージは5月16日、60歳代のシニア層によるインターネットの利用実態調査を発表した。それによると、シニア層が利用するECサイトは「楽天市場」が83.3%で最も多かった。
このほか、「Amazon」が70.3%、「Yahoo!ショッピング」は52.9%となり、「Yahoo!ショッピング」の利用率が全体に比べて13ポイント高いのが特徴となっている>
アマゾンも7割使っていますので、その差はそれほどありません。とはいえ、むしろ楽天が苦手とされていた高齢者で逆転したというのはやはり驚きです。理由はいろいろ考えられそう。アマゾンは劣化が叫ばれますし、楽天が改善した可能性もあります。また、データ不足で調査の信頼性が低い可能性もあるでしょう。
今回の調査を見てみると、「対象者条件:60~69 歳の男女」での「標本サイズ:n=1677」となっており、十分な感じ。傾向が変わった可能性が考えられる他、前回の調査の信頼性が低い可能性もあり、実は以前からの傾向だった可能性もありますが、とりあえず、楽天市場の方が今は人気というのは、信頼して良さそうな感じでした。
●若者と違い「口コミは参考にしない」「自分で選んだものを買う」
なお、前述の通り、アマゾンも7割使っていますので、高齢者の方はECサイトを使い分けしているみたいですね。記事では以下のあたりをシニアの特徴としており、おもしろいです。若者と異なり、口コミは参考にせず、実際に自分で試して、より良いものを自分で選んで発見するという意識が見られるといいます。
<シニア層の消費意識のうち、全体の結果と比べて際立っているのは「話題性があっても、品質の裏打ちがなければ買わない」や「ものを買うときは、価格にみあう価値があるかを吟味する」などとなっている。インターネット上で話題になっているものや、口コミへの関心は低く、実際に自分で試して、より良いものを自分で選んで発見するという意識が見られる。
商品に望む要素は、「ブランドにかかわらず、自分が気に入ったモノが最高」としており、「気に入った商品やサービスは長く買い続ける」との回答が多かった。
見た目や新しい機能よりも、基本的な機能や品質がしっかり保証されている商品を求める傾向が高くなっている。ネットショッピングをするときは、試したことのない新しい商品を買って挑戦するよりも、以前店頭で実際に購入した経験があるものや、長年にわたって愛用し続けているものなどを選ぶ傾向があるとみられる>
口コミ情報の充実で言うと、楽天市場よりアマゾンの方が良い…というのが、一般的な理解。しかし、高齢者はそもそも口コミを重視しないのですから、その弱点が気にならない…ということになります。なお、アマゾンの口コミも近年はやらせが多いとしてその信頼性を落としていますので、若者からの支持も下がっているかもしれません。
●楽天とアマゾンの比較 高齢者・男性・女性が好きなのはどっち?
2016/9/16:
もがく楽天、じわり客離れ 「支持率」アマゾンに軍配 :日本経済新聞(日経MJ消費者調査 2016/7/24 6:30 日本経済新聞 電子版)という記事がありました。タイトルになっているように、アマゾンの方が良いという結果ではあるものの、楽天が健闘している部分を見るとおもしろいんですよ。年齢層や性別によっては楽天が頑張っているのです。
まず、全体としてはアマゾン。日経MJの支持率調査で、楽天市場とアマゾン「どちらが好きか」と尋ねたところ、全体では楽天が42.5%、アマゾンが57.5%となっています。結構微妙な差で圧倒的ではないですけどね。ただ、前述の通り、年齢層などで見ると予想外な話が出てきます。
ネットでは楽天叩きがすごく目立っているので意外でしたが、高齢者ほどアマゾンが好き、若者は比較的楽天も好きという傾向が出ていて、楽天も比較的健闘。ネットで叩いてる人はやや高齢なの?と思われるデータです。また、性別では男性は圧倒的にアマゾンであるものの、女性では五分五分と楽天も健闘していました。
<回答者の属性別に分析してみると、「男性」と「60歳代以上」で支持率が35%前後にとどまり、特に苦戦していることが分かった。シニアはアマゾンの統一感があり安定したサービスに「安心感」を感じている。4万4000店を束ね「雑多感」が魅力の楽天にとってはジレンマだ。(中略)
性別で見るとどうか。女性は楽天49.6%、アマゾン50.4%で拮抗している。消費をリードする女性票での引き分けは、楽天にとって好材料だ。一方、男性は楽天35.7%、アマゾン64.3%と大きく水をあけられた。男性の評価が全体の明暗を分けている。(中略)
「どちらが好きか」の回答を、年代別でも分析した。全ての年代で楽天はアマゾンに敗れたが、最も若い20代では比較的支持が高く、逆に60代以上は大きく落ち込んだ。
20代の楽天支持率は46.5%と全体より4ポイント高い。理由として圧倒的に多いのは「ポイントがたまりやすいから」だ。年代にかかわらず楽天の支持者の多くが挙げる理由だが、ポイント活用にたけた20代には特に魅力的なのかもしれない。
一方、60代以上では支持率が34.5%まで落ち込む。膨らむシニア市場での劣勢は、楽天にとって悩ましい>
●シンプルなアマゾンと雑多な楽天市場、日本の伝統文化的なのは?
楽天叩きをしている人はネトウヨさんの層とかぶるイメージですので、彼らが高齢でなおかつ男性が多いという話も思い出してしまいました。こちらでは、
ネトウヨは40代や50代以上の中高年が中心で、人数も影響力もないが関連投稿。高齢なおかつ男性というのは、保守的で伝統文化について盛んに強調しがちな層です。
ただ、私は楽天市場はむしろ非常に日本的なサービスだと考えています。例えば、街の景観で言われるように、日本はごちゃごちゃゴテゴテとして雑多です。特に看板広告の多さは特に必ず言及されてしまう特徴的な点。これらは楽天市場のごちゃごちゃさとよく似ていると感じます。
私はある意味非常に日本らしいので、楽天市場のごちゃごちゃさというのも、これはこれで別に良いんじゃないかと思っています。どちらかが良くて、どちらかが悪いということではないでしょう。ただ、日本の精神を大事にしそうな方々が、むしろ日本的な雑多さを嫌いなようだ…ってのはおもしろいと感じました。
●「地球上で最も豊富な品揃え」を謳うアマゾンだがユーザーの求めは逆
あと、女性で比較的楽天市場が支持されているということについて。これは、買う商品の差が大きいようです。男性は決まりきった商品を買う一方で、女性はより広い品揃えを欲することが差として現れている感じでした。
日経新聞の調査した結果によると、女性が楽天市場を支持する最大のポイントは「品ぞろえ」。この項目の支持率は65.5%に達し、男性(40.9%)とは全く評価が違っています。「コスメや子供服などの種類が多い」(女性、40)「ガーデニングや植物が充実」(女性、58)と、ファッションや趣味の商品のバリエーションの多さが響いていることがわかりました。
一方、「品ぞろえ」でアマゾンを支持する男性からは、書籍やCD、DVDなどの充実度を挙げる声が目立つというのが特徴。これらはどこで買っても同じ商品であり、微妙な使い勝手やデザインの違いといったものがありません。そういったものを求める人は、「探しやすさや配送の早さにも優れたアマゾンに引かれるようだ」と記事ではしていました。
●アメリカのアマゾンに負けている日本の楽天市場、少ない長所はどれ?
楽天がアマゾンに勝ったのは、品揃えとポイントの他、もう一つ。これは、トラベルや保険といった「ネット通販以外の特典」でした。アマゾンもアマゾンプライムを強化しているのですけど、この分野は7割の支持ということで楽天の圧勝です。
【クイズ】2016年の日本経済新聞の記事の調査で、楽天がアマゾンを上回った項目はどれでしょう?
(1)スマホアプリの使いやすさ
(2)ネット通販以外の特典
(3)返品、トラブルなどの顧客対応
【答え】(2)ネット通販以外の特典
また、楽天はクレジットカードが成長株であり、日本一となりそうな勢いです。私も使用回数が増えてきました。
楽天カードが他社の倍以上も急成長している理由 穂坂雅之・楽天カード社長インタビュー|ダイヤモンド・オンライン(2016年8月17日)で、「クレジットカードの取扱高が大きく伸び続けています」という質問に対し、穂坂雅之・楽天カード社長は以下のように答えています。
「これまでずっと、取扱高を伸ばすことに集中してきました。会員数ではなく、まずボリュームで業界トップになろうと。これが一番重要だと、社内でずっと言い続けました。2015年末時点でその取扱高が4.2兆円まできて、今年に入ってからも順調にきています。
自社で発行したカードの取扱高について公表数字を見れば、クレディセゾン(4.3兆円)とはほぼ肩を並べたし、業界トップの三菱UFJニコスは5.3兆円。トップと1兆円の差にまで詰めてきました。
さらに、楽天カードは4兆円という規模がありながら、前年同期比で2割もの成長を続けています。それも、毎年連続して拡大できている。
これはすごいことで、他社も数字を伸ばしてくると思いますが、成長率の差を考えれば、取扱高のボリュームにおいて業界ナンバーワンというのは見えてきました」
それから、楽天がアマゾンと違うのは、リアル店舗での使用でしょうね。私も最近多用していますが、楽天ポイントはサンクスやミスタードーナツでも使えます。これはアマゾンにはない路線です。
楽天は他に楽天Edyも所持しているのも特徴でこちらの方が使い勝手が良いのですけど、逆に複数ポイントがあるってのはわかりづらさがありますね。これまた高齢者に不評そうです。楽天Edyというのは大きな資産ですので、ここらへんをもっとうまく活用できないものだろうかと思っています。惜しいですね。
●ベビー用品購入サイト、2位に差をつけてトップだったのはアマゾンか楽天か?
2016/12/04:以下は、女性・若い人では楽天の利用が多いという傾向を思わせる調査結果でした。結構差の大きい1位です。
ベビー用品の通販購入、1位「楽天」・2位「Amazon」 | 調査・その他 | 通販通信 |通販業界の全てが見える情報サイト | 通販最新ニュース 2016/01/15
(株)矢野経済研究所が14日発表した「ベビー関連商品の購入に関するアンケート調査結果 2015」によると、ネットショッピングが、ベビー関連商品の購入チャネルとして定着していることが分かった。
同調査は、第1子(0~2歳)を持ち、ネットショッピングを利用している母親564人を対象にしたインターネット調査。調査期間は2015年11月。(中略)
ベビー関連商品の購入時によく利用するネットショッピングサイトは、「楽天市場」が45.5%と利用率が最も高く、次いで「Amazon.co.jp」(26.3%)、「ベルメゾンネット」(26.0%)となり、総合通販企業のサイト利用率が上位を占めた。
●2ちゃんねらー「楽天で買う奴は情弱」→アマゾンで買ったときの価格差はいくら?
2019/10/16:途中で書いていた楽天カードですけど、私は他のカードをやめて楽天カード1本にしました。アンケート調査項目でも楽天カード保有は大抵想定されており、完全に定番。アマゾンもクレジットカードをやっていますが、アンケートで選択肢として出てくることはほぼありません。大きな差があります。
また、リアル店舗での使用ですが、その後楽天ペイが登場してさらにわけがわからなく…。ここらへん統一できていないのはマイナスだと思いますけど、アマゾンにないところなのでやはり圧勝。QR決済戦争は激しいですが、アマゾンとの違いとして重要なのは、将来的に価値を持つポイントはネット・リアル双方で使えるものだと予想されていること。楽天ポイントは良い路線です。
でも、追記したかったのはこの話ではなく、別の話。以前2ちゃんねるまとめサイトで「アマゾンの方が安いのに楽天で買うのは情弱」と言っている人がいました。まとめサイトは前述の高齢者・男性が多いところであり、いかにもなのですけど、この意見はまとめサイトの時点で反論されていました。「セールのときに買えば安くなることがあるので、むしろ情弱はお前」というものです。
私は必ずアマゾンと楽天で比較してから買っていますが、どちらが安いかはものによります。この前買ったものは、セールじゃなくても楽天が圧勝。価格は同じ5400円なのですけど、アマゾンは送料がおよそ1000円で楽天は無料でした。また、楽天ではポイントがつきますので、この時点で大差となっています。
さらにセール中となると、楽天の圧勝ぶりが目立ちます。私が買おうとしていたお店ははセール中に使える300円クーポンが使えるとことだったので、これでまた300円の差が出ます。セール中のためポイントもいつもより高くついて、450ポイントほどに。合計でおよそ1750円の差になりました。
ちなみに私はこのときもう一つ、楽天でないと買えないという商品も買っています。先に上記商品を買ったところ、おまけで300円のクーポンがついたため、こちらに使えました。また、セール中は2店舗で買うことでさらにポイントが増えるサービスがあり、先程の買い物分のポイントも50ポイントほど増加。いずれも1つ目の商品をアマゾンでは買っていた場合には、生じなかった割引効果です。
ということで、結局、同じ5400円の商品で、2100円もの大きな差がついた形。厳密にはアマゾンでも、アマゾンのクレジットカード払いなら少しポイントがつきますが、その程度では影響しないほどの大差。「アマゾンで買わずに楽天で買うのは情弱」とは言えなくなっています。
ただ、ここまで読んでもらってわかるように、多数の要素が絡んできてめちゃくちゃ複雑。私も書いているうちに、頭がこんがらがってきました。こうした比較をするのが好きではない人が実際結構いて、アマゾンはそういう人に好かれるのでしょう。私はむしろ価格比較するのが大好きなんですが、「面倒くさい…」という人も多いと思われます。
●アマゾンは劣化した?最近はアマゾンより楽天市場の利用者が増えている
2021/05/20:宅配ボックスについて書いた
宅配ボックス利用率は1割未満=JADMA通販実態調査 – 物流の専門紙 カーゴニュース(2020.08.04)を読んでいたら、楽天とアマゾンに関する話も出てきました。本通信販売協会(JADMA)がまとめた「第27回全国通信販売利用実態調査報告書」に関するニュースです。
<「直近に利用した通信販売の企業」は「Amazon」(44・0%)が最も多く、前回調査より16・1pt増と大きく伸ばした。続く「楽天市場」(34・8%)も17・5pt上昇し、「ヤフーショッピング」(16・3%)も9・6pt増となり、モール型のインターネットショッピングサイトなどが伸長。とくに、インターネット利用頻度の高い層ほど「Amazon」と「楽天市場」が高い傾向となった>
以上のように、やはり楽天市場よりアマゾンの利用者が多いことがわかる数字。ただ、伸び率を見ると、やや楽天市場が勝っています。とはいえ、誤差範囲ですかね。依然として、アマゾンがナンバーワンな感じ。また、楽天市場を潰すなどと言われていたヤフーショッピングが利用者数だけでなく、伸び率でも劣っていることも確認できました。
ただ、上記は飽くまで利用した通信販売企業という聞き方であり、利用金額は不明。楽天市場は大量購入を促すやり方をしているので、健闘している可能性があるかもしれません。あと、最近は価格や信頼性でアマゾンの劣化が激しいので、楽天はもっと行けそうな感じ。到底あり得そうになかった逆転もあり得るかもしれません。
●中身が抜かれたCPUが届いたのに、アマゾンが返金を拒否する
2021/11/26追記:別件で書いていたアマゾンの劣化に関する話をこちらにも追記。もともとアマゾンは詐欺商品が多くなってきていることで知られており、私も利用を控えていたのですが、予想外な形で詐欺商品を掴まされるという例もあってびっくり。アマゾンの返品システムを利用したものであるので、アマゾン特有の問題だとも言えます。
私が最初にこの問題を知ったのは、
「Amazonで買ったCPUの中身が抜かれていた」――被害に遭ったユーザーが相次ぎ投稿【修正あり】 ITmedia NEWS / 2021年11月8日 19時22分という衝撃的なニュース。ただ、こうしたことは他の販売サイトでも残念ながらあり得ることで、ただちにアマゾンが悪いとは言えないものでした。
ところが、結局、読み進めていくと、アマゾンの悪さが出る内容だったんですよね。私は不祥事が起きてしまうということはあり、それはある程度仕方ないところがあるので、本当に大事なのは事後対応だといつも書いています。今回のアマゾンはこの事後対応の悪さが出ていました。顧客第一ではないと言えるものです。
記事によると、、「届いた荷物の中身がない」という内容の報告がTwitterで複数上がっていたのは、、販売元がAmazon.co.jpからとなっているAMD製のCPU「Ryzen 5 3600」。Amazon.co.jp内のレビューを見ると、10月下旬ごろから同様の被害を訴える内容を複数確認できました。記事では、投稿者に話を聞いています。以下のような話です。
<kumakumaさんは10月21日にCPUを購入したが、シュリンク包装や緩衝材もなく、商品本体のみが梱包された段ボールが届いた。その状態に違和感を覚えながら、商品確認するとCPU本体が抜かれていたため、Amazonに返品をし、交換品を要求した。手続きはスムーズに進み、交換品が届けられたが、そこにもCPUは入っていなかった。
二度目の返品の際には、交換品の要求はできず、返金のみしか対応を選べなかったため、Amazonに返金を求めるべく、電話でカスタマーサポートに連絡した。一度は返金すると答えたが、その後「先ほどの案内に誤りがあった。やはり返金はできない」という旨のメールが届いたと、kumakumaさんは説明する。
その後、商品の状態を撮影した写真を送り、レビュー欄に同様の被害を訴える人たちがいることを取り上げると、1カ月ほど内部調査をすると返事があったという。なぜ調査に1カ月を要するかの説明はなく、8日時点でAmazonからの返答はなく、返金もされていないという>
●「アマゾンは劣化した、今なら楽天市場の方がマシ」との声
別のユーザーであるoreganyankoさんも同様で2度目も中身なし。この方は、2回目に届いた荷物を開封する様子を動画で撮影までしていました。良い対応ですね。こちらの方は返金されることになっています。なお、その際にAmazonは「発送時の重量は0.62kgで梱包漏れはなかった判断した」と述べていたそうです。これが事実なら誰が抜いたのか?という話になってきます。
また、ふたりとも商品が入った段ボールに、一度開封した様子などは確認できなかったとのこと。一方で、CPUの入った箱は再度封がされていたともいいます。そもそもアマゾンの言うことは信頼できないと思いますが、アマゾン含めてみんな正しいことを言っていた場合、犯人がアマゾンの箱を捨てて新しい箱に詰め替えた…ということになりそうです。
はてなブックマークで反応を見ると、被害者による狂言の可能性を言及するコメントもありました。一応可能性としてはなくはないですね。ただ、アマゾンが劣化した、今なら楽天市場の方がマシといった声もあり、「最近のアマゾンはトラブルが多い」という印象が定着していることが伝わる感想となっていました。
sisya amazonは販売者責任として調査が入るレベルのずさんなことをやっているわけで、適当な言い逃れを続けていると、取り返しの付かない事になると思うのだが、この余裕はなんなのだろうか。
ryo0821 梱包も悪くなってるし…高額な物はアマゾンで買っちゃいけないなホントに。ゴールドカード作るぐらいファンだけど、最近は擁護できないぐらい酷い。
wwakainkyo 販売元がAmazonならサクラレビューもないし安全という最後の一線も崩れたよね。そして昔は楽天は二重価格問題とかあったのにAmazon自滅で安全な場所になってる。
triggerhappysundaymorning 気の毒な話だけど,当事者ではない第三者からすると「被害者」が抜き取った犯人と言う可能性もゼロではないので,本件はまだ静観かな.CPU等の購入でAmazon利用するのは控えるけれども.
anklelab Twitterなどを眺めてると、ここ最近あらゆるジャンルの商品で同様の問題が起こっている模様。Amazonの返品システムの悪用が横行してるんだろけど、ちょっと杜撰すぎないか?
●出品者も購入者も悪いことしていないのに詐欺商品がある理由
上記では、被害者が実は真犯人である可能性を疑う可能性が出ていましたが、「Amazonの返品システムの悪用が横行してるんだろけど、ちょっと杜撰すぎないか?」はそれともちょっと違う感じだったのが気になっていました。検索していろいろ見ていると、以下のような流れを想定しているのかもしれません。
まず、詐欺犯はAmazonの返品システムを悪用します。もちろんただ返品するだけでは、詐欺犯に利益はありません。どうするのか?と言うと、Amazonから購入した中身の商品を抜いたり、中古品や海賊品などの偽物と取り替えてAmazonへ返品するのです。こうすると、返金されるため、タダで商品をゲットできることになります。
上記は「購入者が実は真犯人である」のパターン。ただ、第三者が偽物を掴ませられる可能性もあるみたいなんですよ。私はこれが最初どうしてかわからなかったのですが、
【買取ボブ】によると、どうもAmazonが詐欺犯から返品された商品の中身を確認しないまま戻してしまうことがあるんだそうです。
おそらく、第三者が詐欺商品を掴まされることがある…というのは、これが理由ではないかと。すでに中身が抜き取られるなどした返品商品を、Amazonが再び違う人に売ったところで初めて詐欺商品であることに気づく…というパターンです。この場合、Amazonは被害者であると同時に加害者的なところがありますね。返品商品をチェックしていないというのが問題になります。
なお、最初のケースでは、Amazonが「発送時の重量は0.62kgで梱包漏れはなかった判断した」と述べていたそうで、Amazonの説明が事実であればこの例には当てはまらないため、また別の理由ということになるでしょう。その他、先の【買取ボブ】では、詐欺にあった出品者へのフォローも不十分とされており、また別のAmazonの悪さも見えていました。
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