【クイズ】「すぐれたものと劣ったものとが入りまじっていること」を意味する四字熟語の表記として、最も正しいものはどれでしょう?
(1)玉石混交
(2)玉石混淆
(3)玉石混合
●男性のサイコパスは「回避依存症」とも言われているという説
2016/9/18:質問サイトに
「夫がサイコパスではないかと疑っています」o(教えて!go 質問日時:2012/09/16 18:13)という強烈な質問がありました。ただ、質問サイトという時点で信頼性に欠けるのに、具体的なエピソードすら何もありませんので、本当にサイコパスっぽく見える夫なのかすら不明でした。
<サイコパスということを知りました。長年夫の奇行に悩まされてきました。サイコパスという病気があることを知り夫の状態がそっくりなのです。
もしサイコパスであるなら私はどうしたら良いのでしょうか>
これに対し、<男性のサイコパスは、「回避依存症」とも言われています>と回答をしている方がいて、胡散臭く感じました。これがベストアンサーとなっています。回避依存症については、以下のような説明でした。
1,仕事、勉強、人間関係などのガマンして取り組み、持続的に取り組み続ける事、急激に迫ってくるプレッシャーや圧力などのストレス、感情的な激昂などを伴う衝突、等を「回避」する症状のことです。目の前にある困難に立ち向かうのでは無く、それらを避けて生きていく人の事です。
2,この様なストレスを予め察知して、敏感に反応して、過敏症の神経症を表し、回避します。
ストレスになる事をやらないために、どこどこが痛いとか痒いとか身体症状を訴えて、やらなければならない行動を回避します。
●「回避依存症」は科学的根拠のあるものなのか?検索した結果…
男性のサイコパスは「回避依存症」なんて話は聞いたことがなくて、怪しいです。そもそも私は「回避依存症」なるものが初めて聞いた言葉でした。検索してみると確かにこの名前は出てくるものの、公的なページ、医療機関など信頼できそうなサイトはありません。Wikipedia内でも検索時点では全く出てこない用語でした。
なので、男性のサイコパスは「回避依存症」という説だけでなく、「回避依存症」そのものが俗説の疑いもありそうです。前述の通り、信頼できるページは発見できなかったものの、ネットニュースでなら出てきます。母娘関係改善カウンセラーなる人が書いた記事を代表で一つ。
というか、この
親密な人間関係が苦痛…「回避依存症」の傾向と対処法 2015年11月26日 (木) 16:00 配信 NotesMarche [執筆:横山 真香(母娘関係改善カウンセラー), 2015年11月26日]というページでは「病気じゃない」って言っていましたわ。やはり医学的根拠はなさげです。
記事では、<回避依存症とは、人間関係が親密になるとそれを回避してしまう過度な傾向をいいます>と説明。その上で<依存症といっても病気ではないのですが、人間関係がうまくいかず、本人が苦しい思いをすることが多々あります>としていました。病気ではないのです。
例として挙げられていたのは、仲良くなって親友のようになってきた友人や恋人と、突然、喧嘩をしたなどの明確な理由があるわけではないのに、相手との関係を切ってしまうといったケース。回避依存症の人にとって、他人と近すぎる関係になること自体が苦痛になるため…とされていました。そもそもサイコパスと全然似ていないように見えますね。
【クイズ】「すぐれたものと劣ったものとが入りまじっていること」を意味する四字熟語の表記として、最も正しいものはどれでしょう?
(1)玉石混交
(2)玉石混淆
(3)玉石混合
【答え】(2)玉石混淆 (「玉石混交」は浸透しているために、既に正解としている辞書も多いです。一方、「玉石混合」は完全な間違いとされています)
一応、新しく提示された概念でまだあまり名前が知られていないって可能性もあるでしょうが、そうであったとしても玉石混淆な状態で何でもかんでも信じるのは科学的な態度ではありません。科学は最初に正解か不正確を賭けるギャンブルではないので、今積極的に「信じる」を選ぶ理由はありません。我々は十分に証明されてから信じれば良いだけですから、それまでは「疑う」という姿勢で良いでしょう。
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