●国沢光宏氏「数年内に燃料電池車はコストダウンして普及進む」
2020/11/16:別の箇所で使った話なのですけど、自動車ライターの国沢光宏さんの話でしたので、こちらの別の国沢光宏さんの投稿にも追加してまとめ。もともと書いていたのは、二輪の免許緩和で125ccバイクも普通免許とすることに出ていた批判に国沢光宏さんが反論する…といったものでした。
一方、今回追記したのは、
水素はディーゼルの代替? EVでは実現不可? FCVが普及確実なワケ - 自動車情報誌「ベストカー」(2020年11月9日)という記事の話。国沢光宏さんは、「実はEVでは実現できないFCVならではの長所がある」としていました。
国沢光宏さんも、「電気をそのまま使う」EVの方が良いのは確かだという見方。EV(電気自動車)に長所が多いというところも認めています。その一方で、ディーゼルエンジンの代替パワーユニット、バスやトラックという商用向けという観点でFCV(燃料電池自動車)が注目されているとしていました。
<大型トラックを1時間、距離にして90kmくらい走らせると、大雑把に言って150kWh程度使う。10時間移動するとなったら、日本車で最も多い電池を搭載している日産 リーフe+の30倍近い容量が必要です。
当然ながら途中で急速充電することになる。けれどリーフe+の10倍の電池ですらけっこうな時間が必要。今の3倍程度の性能を持つ急速充電器だって1時間以上掛かってしまう。
加えて、大型トラックやバスの平均使用走行距離は乗用車より圧倒的に長い。50万kmなど普通。劣化の進む急速充電を繰り返しての50万kmは厳しいと思う。
といった使い方を得意とするのが燃料電池です。水素の充填に掛かる時間は軽油の給油時間より短い。連続して運用することも容易。連続して1000kmの移動なんか普通に出来てしまう。
長距離バスや観光バスなども充電しようとすれば運航時間内に1時間以上の時間を必要とするが、水素充填であればトイレ休憩の時間に終了する>
また、ディーゼルエンジンより圧倒的に軽くてコンパクトなのも魅力とのこと。漁船など小型船舶用や建設機械、鉄道用車両など、電池だと大量に搭載しなければないようなパワーユニットの代替を燃料電池ならできるとしていました。軽くて済むと燃費もかなり良くなるためでしょう。大型乗用車でもEVより安いとしていました。
それから、「ガソリンエンジンを電気に。ディーゼルは燃料電池に」と国沢光宏さんは考えているものの、新型MIRAIのような乗用車を生産することでコストダウンが進み、ディーゼルエンジンの代替として採用が進むという意味があるとのこと。数年内に燃料電池はディーゼルエンジンと同等の価格までコストダウンすると予言していました。
【クイズ】保有台数あたりの死亡率が最も高い乗り物はどれでしょう?
(1)自動車
(2)自動二輪
(3)原付
(4)自転車
●二輪の免許緩和で125ccバイクも普通免許で 政府が緩和に動く
2016/9/26:これまでより普通免許で乗れるバイクの範囲を広げようってことみたいですね。
経産省自動車課長「免許取得をより簡単に」---規制緩和に言及 | レスポンス(Response.jp)(2016年9月17日(土) 17時15分)という記事が出ていました。
<経済産業省の川野大志自動車課長は、神戸市で開催された「BIKE LOVE FORUM」(バイク・ラブ・フォーラム=BLF)の中で、改めて市場活性化する規制緩和として、免許取得について触れた。《中島みなみ》
「我々ももう少し行政の立場で知恵を絞りたいと思っていて、そう簡単ではないのかもしれないが、排気量125ccの免許取得を今までより簡単にするというような取り組みにチャレンジしてみた」と、述べた>
●バイクの免許緩和の理由、政府の狙いは「販売促進」だった!
この理由は要するに業界のためというもの。業界の要望でも免許取得コストを下げてってのがあるんだそうな。国民のためではなく業界の利益のためであり、印象悪そうな目的に見えるものの、この目的については特に隠していないようで、おおっぴらにしていました。
<全国オートバイ協同組合連合会や日本自動車工業会は、それぞれオートバイ免許取得にコストがかかりすぎることを問題にし、免許制度を担当する警察庁に要望を続け、与野党各党で構成されるオートバイ議員連盟でも課題とされている。経産省課長の発言は、これらの動きを後押しするものだ。
「行政の側でもバイクの市場がもう一歩、販売活動が盛り上がるような起爆剤になるような規制緩和や異業種との連携で新しい価値観を生み出していくような取組みをいっしょになって知恵を絞っていきたい」と、語った>
●販売促進目的での緩和…事故の危険性増大にネットでは批判も
私はふーんって程度でしたが、反応を見るとたいへん悪いですね。危険が増すんじゃないの?と心配している方がいます。
小笠原忍 - 50ccと125ccは圧倒的にパワーが違う。... | Facebook
50ccと125ccは圧倒的にパワーが違う。ただでさえアホなバイク乗り多いのに125ccまでOKなったら危険だと思う。原チャリでも簡単に死亡事故おきるのにスピードを出しやすい125ccまでOKにしたら大惨事になると予想。
●世界ではおかしいのは今の日本 海外では普通に乗れるバイク
一方で、世界ではこれが標準だという反論もあります。
二輪の免許制度緩和で125ccバイクも普通免許で可能に?SNSでは否定的コメントも 【オートックワン】(2016年9月21日 Text : 国沢光宏)という記事が出ていました。これは単純に海外のマネしろ…ってことではなく、安全に関する参考例があるということ。海外で問題ない実績があるのなら、大丈夫そうです。
<実際、普通免許を持っているような人なら、50ccも125ccも大差ない。50ccバイクに乗れるテクニックあれば125ccだって乗れると思う。交通の流れに乗るには50ccより好ましいほど。
といった点からすれば無理もないし、むしろ今まで50ccに限定してきたのが不思議。世界規模で見ると50cc程度の動力性能のバイクは無免許で乗れるからだ>
●国沢光宏氏は感情的になっている?後半で説得力ゼロに
ところが、この記事は後半でアニメアイコン叩きという低レベルな批判をし始めて、信頼性を落としていました。炎上狙いでは?というひねった見方もされていましたが、たぶん炎上狙いではなく、素でやらかしているんだと思います。
興味深いことにSNSのフェイスブックやツイッターで、125ccまでの免許制度緩和のニュースに否定的なコメントを書いてるのはアイコンにアニメを使う層ばかり。口を揃えて「危険だ」「事故が増える」「やめろ!」。
こういった人達はバイクにも乗らない、極めて行動範囲の狭い人達なんだと思う。
●やっぱりバイクの死亡率は高かった 危険性が高めなことは間違いない
実を言うと、この投稿は特別紹介したい話ではなかったです。ただ、ちょうど
バイクが危険なら自転車も危険?バイク・原付の事故率・死亡率を書いていたので、セットが良いかな?といっしょに書きました。書き終えてから、あんまり関係なかったかもしれないという気になってきましたが…。
【クイズ】保有台数あたりの死亡率が最も高い乗り物はどれでしょう?
(1)自動車
(2)自動二輪
(3)原付
(4)自転車
【答え】(2)自動二輪
データがバラバラで数字はかなり不正確なのですが、危険度は 自動二輪>原付>自動車>自転車 という理解で良さそうでした。
【本文中でリンクした投稿】
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バイクが危険なら自転車も危険?バイク・原付の事故率・死亡率【その他関連投稿】
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