【クイズ】猫アレルギーの症状が出る自覚があるにも関わらず、アレルギー検査では猫アレルギーではないという人がよくいます。その理由として最も適切なものはどれでしょう?
(1)アレルギー検査は広く行われているものの、科学的根拠のないデタラメであるため。
(2)猫アレルギーだと感じている症状は、別のアレルギーの誤認や思い込みであることが多いため。
(3)猫アレルギーを引き起こす原因物質は複数あるのに、よくあるアレルギー検査では一つしか検査できないため。
●幼児・子供が猫と生活するとむしろ猫アレルギーになりづらい?
猫アレルギーになると困るから子供がいる家庭では猫厳禁…と思いきや、むしろ猫アレルギーになりづらくなるという研究がありました。
前から知っていた話ではあるものの、急に思い出して検索。以下のサイトが出てきました。私の記憶と違って、猫アレルギーになりづらいというのではなく、アレルギー全般の話でした。
"猫だけがアレルゲンという人は非常に少なく、猫以外にダニ、ハウスダスト、カビも、と複数のアレルゲンを抱えている人が多い"ということで、そもそも猫アレルギー持ちは他のアレルギーも持っているのでそういった理解をした方が良さそうです。
猫アレルギーの症状と対策 (全文) [猫] All About更新日:2015年07月26日 (公開日:2010年03月05日)
2002年8月、アメリカの「Journal of American Medical Association(JAMA)」誌に「1歳まで犬や猫を2匹以上飼っている家庭で育った子供は、6~7歳時にアトピー性疾患にかかっている確率が、他の子供の約半分である 」という調査結果が発表されました。幼い頃から動物を暮らすことでアレルギーの子供の数が減った(スェーデン)という研究や、4~7歳までに2頭以上の犬と暮らした子供はアレルギー発生が少ない(アメリカデルタ協会 ローレンス・ンーベル)という論文発表があります。赤ちゃんの免疫メカニズムが確立するまでにはしばらく時間がかかるので、生まれたときから一緒に生活していると猫が抗原にはなりにくいという説もあります。
●猫を飼うことはアレルギー対策になるか?
ただし、記事では、アレルギー対策に犬猫を飼うことを勧めていたわけではありません。両親がアレルギー持ちの場合、高い確率で子供もアレルギーを持つようです。
両親ともにアレルギーがない場合は、子供のアレルギー発症率は12%ですが、両親共にアレルギーで同じ症状が出ている場合、子供の発症率は72.2%と上がります。もしご両親に猫アレルギーがある場合は、赤ちゃんにもその体質が遺伝している可能性がありますので、赤ちゃんと猫との同居は十分慎重に考慮した方がよいでしょう。
アレルギー症状は年齢と共に形を変えて次々と現れ、症状が進んでいくことがあり、アレルギーマーチと呼ばれています。もし赤ちゃんに何らかのアレルギー症状がみられたら、早急に医師の診察を受けアレルゲンを特定、排除し、アレルギーマーチの進行を防止してください。
●猫飼いは良いことばかりじゃなかった
また、検索でいっしょに発見した別サイトを読んでみると、3歳の時点では呼吸器症状が確認されたという報告もあります。長い人生をトータルで見るとプラスに働きそうな気がしますけど、良いことばかりってわけじゃないですね。(以下、改行は変更)
猫と共に育った子供はアレルギー反応が出づらい!?米大学研究! | ネコホスピタル 2016/8/30
小さな時から猫と一緒に生活しているとアレルギー反応が抑えられるという、にゃんともうれしい報告が!
コロンビア大学小児環境保険センターの博士らがアレルギー&臨床免疫学誌に報告したものです。
ペットとして猫を飼っている家庭では、その子供の年齢が5歳程度の時にはアレルギーや喘息等になりにくいそうです。
研究では、5年間の歳月をかけ、妊婦や子供が室内の空気汚染や細菌感染、アレルギーに関する健康への影響を調べたそうです。
その結果、猫と一緒に育ち、猫に対する抗体を持っている子供は、3歳児の時点では、喘息に関係した呼吸器症状が観察されたそうです。
しかし、5歳児の時点では逆に、猫を飼ったことがない家庭の子供に比べてそのような症状が発生する頻度が明らかに低下していることが分かったそうです。
●猫アレルギーだと思ったら猫アレルギーじゃなかった!?
クイズは、
猫アレルギーじゃないのに症状が出る理由 猫ひっかき病なども注意より。
【クイズ】猫アレルギーの症状が出る自覚があるにも関わらず、アレルギー検査では猫アレルギーではないという人がよくいます。その理由として最も適切なものはどれでしょう?
(1)アレルギー検査は広く行われているものの、科学的根拠のないデタラメであるため。
(2)猫アレルギーだと感じている症状は、別のアレルギーの誤認や思い込みであることが多いため。
(3)猫アレルギーを引き起こす原因物質は複数あるのに、よくあるアレルギー検査では一つしか検査できないため。
【答え】(3)猫アレルギーを引き起こす原因物質は複数あるのに、よくあるアレルギー検査では一つしか検査できないため。
猫だけがアレルゲンという人は非常に少ないとあったように、別のものと誤解している可能性はあるかもしれません。
ただ、猫アレルギーの原因そのものがフケ、毛、唾液、尿など多数ありますので、フケのみしかわからない普通の検査では別の原因の猫アレルギーを見逃している…というケースが多いと考えられます。
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