2011/6/11:
●エアコン記事にやたらと出てくる「香川早苗さん」とは何者か?
●部屋に入って来る熱で大きいガラス、対策がカーテンでは弱い理由
●壁や屋根・天井からも実は熱が入ってきている…対策は?
●室外機にも対策が可能なことがある…簡単で素人でも可能な対策
●エアコンの電気代削減 簡単で素人でも可能な対策で2割も省エネ
●エアコン記事にやたらと出てくる「香川早苗さん」とは何者か?
2011/6/11:既に梅雨入りしたところもあるようですし、その後には暑い夏がやって来るわけです。さらに今夏は電力不足が予想され、ますます省エネへの関心は高いはずです。ですから、そろそろエアコンに関する記事が出ているはず……と思い、検索。すると、やたらと出てくるのが、ダイキンの空調生産本部商品開発グループの香川早苗さんという方です。
この方の出てくる記事はいくつもありましたが、一番良いかなと思ったのは、
エアコンの消費電力を21%削減、その工夫とは? 日経トレンディネット 2011年06月02日ですので、ここから"香川流「誰にでも簡単にできる3つの工夫」"というのを紹介します。
<1つ目の工夫 『部屋に入って来る熱を減らすこと』>
<2つ目の工夫 『室外機にも気を配る』>
<3つ目の工夫 『エアコンをベストな状態で使用すること』>
●部屋に入って来る熱で大きいガラス、対策がカーテンでは弱い理由
<1つ目の工夫 『部屋に入って来る熱を減らすこと』>
以前調べたときの記事にもこういう話がありましたね。やはり一番大きいのは『ガラス窓からの日射量』。昔読んだ記事ではこの対策として、カーテンを用いていました。ところが、ダイキンの香川早苗さんはこれに否定的だったんですよ。意見が分かれました。
香川早苗さんは、「部屋のなかのカーテンで太陽光を遮断したら、太陽の熱はカーテンの外側では遮蔽されるが、窓の内側まで入ってきてしまうため、結局、ほとんどの日射熱が、部屋の中に蓄えられることになる」と指摘。確かにそれはあるかもしれません。
じゃあ、どうするのかと言うと、勧められていたのは「よしず」と言われる道具を外に立てかけて窓を覆ってしまうこと。これはそう難しくなくやることができる工夫です。「よしず」と言われてもピンと来なかったのですけど、「すだれ」と似た感じのものですね。
よしずの検索をすると、関連するものとして「すだれ」も出てきます。また、検索では、サンシェードといったものも登場。「ひよけ」も関連ワードであり、よしずについて「ひよけ」と説明しているところもあります。ここらへんのキーワードで探してみてください。
●壁や屋根・天井からも実は熱が入ってきている…対策は?
記事に戻って、『ガラス窓からの日射量』以外の話。この最も大きな『ガラス窓からの日射量』以外で熱量が大きいところというのは、以下のあたりだそうです。
・北面、日陰のガラス窓からの侵入熱
・壁、間仕切りからの侵入熱
・屋根、天井からの侵入熱
・床からの侵入熱
・人の発生熱量、換気の発生熱量
・電灯、電気照明からの発生熱量
これらについては実を言うと、対策はなし!でした。この記事では、対策が述べられていないんですよね。なんだよー?と思うかもしれませんけど、そこまで大きいとことではないってことじゃないかと思います。一番大きいところから対策するのは、基本ですしね。
●室外機にも対策が可能なことがある…簡単で素人でも可能な対策
「室外機は、吸い込む空気の温度が低いほど効率がよくなるので、周りに空間を確保して、排出した温風を吸い込まずにすますことが、省エネにつながる」のだそうです。ですから、「吸い込み口や吹き出し口に障害物があると、放熱をさまたげるため、余計な電力を消費してしまう」羽目になります。
<2つ目の工夫 『室外機にも気を配る』>
この対策としては、第一に、「理想的には、室外機の周りに1m以上の空間を取ると、エアコンを効率的に運転することができます」とありました。柵が半円状に飛び出しているベランダの、空間が広いところに室外機を置くというものです。
ただ、これは先程と違ってそう簡単にはできません。やるのであれば設置のときにやるというのが、一番ですね。
しかし、吸い込み口や吹き出し口の障害物という意味では、「もしも室外機のまわりに荷物や園芸道具などを置いている場合は、それを取り除くだけでも、省エネ効果が期待できます」というものもありました。これならみんなできそうですね。
私が今自分のアパートのものを確認してみたところ、室外機はがっちり固定されていて、邪魔物も見当たらず、これ以上の対策は無理でしたが、改善できる人も多いかもしれません。
●エアコンの電気代削減 簡単で素人でも可能な対策で2割も省エネ
<3つ目の工夫 『エアコンをベストな状態で使用すること』>
最後の『エアコンをベストな状態で使用すること』。具体的ではないためにどういう意味化これだけではわりません。ただ、これはよく言われていることでした。聞いてみるとなんてことない、エアコンはこまめに掃除しましょうという話です。
そんなもので変わるのだろうかと思うかもしれません。しかし、「フィルターをこまめに掃除するだけで、約5%の節電効果があると言われています」とのこと。5%ならかなりの数字だと言えるでしょう。
内訳は不明ですが、ここまでの「よしずを立てかける」「室外機周りの空間を確保する」「フィルターをこまめに掃除する」で21.8%の省エネが達成できたそうです。2割は明らかに大きな数字ですね。
ただ、これ以外の工夫も載っていました。長くなったので、それらは後半の
エアコンの電気代削減術2 ~細かな工夫~で書いています。
【本文中でリンクした投稿】
■
エアコンの電気代削減術2 ~細かな工夫~【関連投稿】
■
なぜ?男性が暑がりな理由と女性が寒がりの原因 冷え性・脂肪・筋肉の関係 ■
みんな誤解している冷房と除湿の違い 電気代が安いのは実を言うと… ■
エアコンのドライ運転・除湿運転・冷房の違い 消費電力は? ■
エアコンの嬉しくない裏技・隠し機能…爆風モードとは? ■
商品・サービス・技術についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|