東大、また論文不正を告発:朝日新聞デジタル 2016年10月14日21時46分
東京大学は、医科学研究所の教授らが書いた論文1本に捏造(ねつぞう)や改ざんがあるとする告発を13日付で受理し、予備調査を始めた。(中略)
東大や文部科学省によると、告発は9月30日に文科省を通じて大学に届いた。画像に不自然な加工があると指摘している。論文は2011年に学術誌に掲載され、教授らはすでに取り下げを申請した。
論文不正の告発を受けた東京大学(2) その解析方法の衝撃(詫摩雅子) - 個人 - Yahoo!ニュース 詫摩雅子 | 科学ライター&科学編集者 2016年10月15日 22時0分配信
記事によれば2011年発表の論文で、すでに撤回を申し出ているらしい。出版済みの論文を公開で議論をするPupeerで指摘されていた論文のことだろう。きわめて似た写真が図2と図3で使い回しをされているという指摘があったのが7月末。9月になって著者から、手違いで図2にも図3の写真を入れてしまったという説明があった。しかし、ほかの写真からも切り取ったような跡などを次々と指摘され、結局、著者が10月7日に論文の撤回を申し出たことを報告している。
大野里奈、吉田進昭 東大医科研らの論文の捏造、改ざん指摘 - 世界変動展望 2016-09-30 00:00:01
大野里奈(Satona Ohno、筆頭著者、経歴、1981年頃生まれ、現在約35歳)カルフォルニア大学デービス校ポスドク、吉田進昭(Noriyuki Yoshida、責任著者、経歴)東大医科学研究所教授らの論文の捏造、改ざんがPubPeerで指摘された。
指摘された論文は
Satona Ohno(Photo), Masaki Shibayama, Mitsuharu Sato, Akinori Tokunaga & Noriyuki Yoshida(責任著者)
"Polypyrimidine tract-binding protein regulates the cell cycle through IRES-dependent translation of CDK11p58 in mouse embryonic stem cells"
Cell Cycle. 2011 Nov 1;10(21):3706-13.
(中略)
(2016年10月15日追記)
2016年9月30日付で告発され、2016年10月13日付で東大が受理し予備調査を開始した事を朝日新聞が報じた(写し)。
(2016年10月7日追記)
責任著者の吉田進昭が論文の撤回を表明した。私も説明を受けた。なお、大野里奈の論文をPubPeerで調べると3報ヒットした。うち2報が筆頭著者、1報が撤回予定。
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