Appendix

広告

Entries

タイ新国王ワチラロンコン皇太子の評判の悪さ 刺青、妻の裸を公開、ヌードパーティ


2016/10/16:
●タイ新国王・ワチラロンコン皇太子、国民のために即位延期
●ワチラロンコン皇太子の評判の悪さ 刺青Tシャツ姿で外国訪問?
●妻の裸を公開、ヌードパーティなどエピソードがぶっ飛びすぎ
●王室大好きすぎなタイ人の唯一の例外である新国王
●離婚した王妃の一族を次々が逮捕されるという事態も発生
●タイの将来は大丈夫か?正常不安定で混乱の多い難しい国
2017/02/12:
●新国王の経歴記事をフェイスブックを共有しただけなのに、不敬罪で逮捕
2019/05/12:
●5人中4人目の奥さんがラーマ10世(ワチラロンコン国王)の王妃に決定
2020/05/28:
●不敬罪厳罰のタイのツイッターで150万件以上の国王批判が出る!
●皇太子時代には日本を非礼とし、反日運動 日本の首相が謝罪


●タイ新国王・ワチラロンコン皇太子、国民のために即位延期

2016/10/16:国王が亡くなったタイですが、皇位継承者の皇太子はすぐに即位しない意向だそうです。
タイ 新国王の即位は来年10月ごろの見通し | NHKニュース 10月16日 6時46分

タイでは今月13日にプミポン国王が死去し、プラユット暫定首相が長男のワチラロンコン皇太子に新しい国王への即位を要請しましたが、皇太子は「国民と悲しみをともにし決意を固める時間が欲しい」と求めていました。
これについて、プラユット暫定首相は15日夜、テレビ演説を行い、ワチラロンコン皇太子が、およそ1年後に行われる見通しのプミポン国王の葬儀のあとに、王位継承の手続きを進めたいとの意向を示したことを明らかにしました。そのうえでプラユット暫定首相は皇太子の意向に従う考えを示し、新国王の即位は来年10月ごろになる見通しとなりました。
ワチラロンコン皇太子は、国王が不在の期間が長期にわたることについて「心配しないでほしい。プミポン国王の治世から急に次の時代に変わってしまう衝撃を減らすため協力しよう」と述べたということです。

●ワチラロンコン皇太子の評判の悪さ 刺青Tシャツ姿で外国訪問?

 上記を読むと、全くそんな感じはしないのですが、このワチラロンコン皇太子の評判はすこぶる悪いとのこと。【タイ国王死去】王位継承者である皇太子は姿も相当だが噂もヤバすぎる「コレはあかん」「設定がまるで漫画」 - Togetterまとめでは、以下のようなツイートが紹介されていました。


 ただ、実際には上記の刺青Tシャツ姿は国賓のときではないとのこと。それにしたって、どうかとは思いますが…。


●妻の裸を公開、ヌードパーティなどエピソードがぶっ飛びすぎ

 ツイッター情報でどこまで本当かはわかりませんが、他にもいろいろあります。


 特に妻の裸を公開って、信じられません…と思ったら、これはWikipedia情報でしたのでそっちも見てみます。(2人の息子の王位の継承権を剥奪は間違いか? これは後述します)


ワチラーロンコーン - Wikipedia

 2009年には王室のパーティーで、当時3人目の妻であったシーラット妃を、大勢の人間がいるなか一人だけ裸にさせている映像が出回った [5]。

 以下の記事のヌードパーティってのはこれですかね。お名前が違うんですけど…。(Wikipediaでも、シーラット妃はナイトクラブの元ダンサーだとありました)
ペット犬の名は「空軍大将」、タイ次期国王の奇行の数々 2016年10月14日 15時5分 ニューズウィーク日本版

 2001年、タイのワチラロンコン皇太子の皇太子妃(当時)スリラスミは、王族のメンバーを集めて30歳の誕生日を祝うヌードパーティーを開催した。スリラスミの隣に鎮座するのは、誕生ケーキと「空軍大将フーフー」という名の白いミニチュアプードル。なぜタイ空軍から大将の称号を得たかは謎だ。

 この奇妙でハレンチなヌードパーティーは、2007年にビデオ動画が流出して暴露された。皇太子の将来の王位継承を阻もうとする抵抗勢力が動画をリークした。

●王室大好きすぎなタイ人の唯一の例外である新国王

 Wikipediaからはもう少し評判の悪さがわかる文面があります。先ほどの妻の裸を公開の周囲の記述です。
ワチラーロンコーンの評価については、タイ国内では不敬罪に触れる可能性があるため公の場で議論されることはまずないが、一般的にはかなり悪い。一般的にタイ人は王室の人物には無条件に畏敬の念を持つが、ワチラーロンコーンに対してだけはやや異なる。3度にわたる離婚や愛人問題の他、若い頃からの王室の人間にそぐわない数々の行動は、一般市民にも広く認知されている。
2009年には王室のパーティーで、当時3人目の妻であったシーラット妃を、大勢の人間がいるなか一人だけ裸にさせている映像が出回った [5]。なお2014年にシーラットと離婚後、なぜか彼女の両親や兄弟が汚職や不敬罪で次々と逮捕されている。

 ああ、あと、刺青のときはTシャツじゃなくて、女もののタンクトップだそうな。
2016年7月22日、ワチラーロンコーンがドイツに持つ別荘に向かう途中、ミュンヘン空港での姿を現地のタブロイド紙が発表している。その時の服装は、上は女もののタンクトップ、下はジーンズにサンダルというラフな格好の上、背中には大きな刺青が施されていた。[6]

●離婚した王妃の一族を次々が逮捕されるという事態も発生

 もうちょっと検索していたら、王妃の一族を次々と逮捕は違法ビジネスの関係っぽかったです。
タイ次期国王ワチラロンコン皇太子、結婚3回-カリスマ性に疑問符も - Bloomberg 2016年10月15日 06:26 JST

 14年に皇太子は同妃の一族に王室が与えた姓を突然はく奪し、妃の両親を含む数人を不敬罪で逮捕した。

 この逮捕は、タイ王室の威光を借り賭博など違法ビジネスで利益を得ていたタイ警察の汚職捜査が進む中で起きた。シーラット妃は自ら王室を離脱し、数年にわたり公の場に姿を見せていない。

 ただ、このシーラット妃の子息・ティーパンコーンラッサミーチョート王子は「次期皇太子と目されている」とWikipediaにありました。2人の息子の王位の継承権を剥奪とあったものの、健在です。また、子供はひとりのようです。

 Wikipediaの記述が古い可能性もあったものの、新しい記事でも以下のようにありました。
タイのワチラロンコン皇太子、軍事に関心高く  :日本経済新聞 2016/10/14 1:01

【バンコク=小野由香子】死去したプミポン国王の後継とみられているワチラロンコン皇太子(64)は、息子のティーパンコン王子(11)が留学しているドイツで過ごすことが多い。学生時代はタイや英国で暮らしており、オーストラリアの軍学校にも通ったことがある。

●タイの将来は大丈夫か?正常不安定で混乱の多い難しい国

 タイ国王死去でなぜそんなに懸念が出ているのか?と記事を読んでいて不思議だったのですが、皇太子の話を聞いて、これもあったのかもしれないと思いました。

 とりあえず、新国王の奇行を知らない私が最初に思い浮かんだのは、もともとタイは政治的に不安定で、軍事クーデターが頻繁に起きる国として知られているということでした。タイの軍事クーデターは19回目 5年に一度以上と恒例化した理由で書いたように、なんと19回もクーデターが起きているという不安定な国でした。

 加えて、タイは洪水被害が多い国でもあります。2011年は特別ひどかったので有名ですが、大規模でなければよくあると言われています。

 日本経済にとってもタイは重要な国なので、たいへんなことになっていますね。…というか、逆に言うと、なぜそんなリスクの高い国に、日本企業はガンガン進出しちゃったの?という感じもしますけど…。


●新国王の経歴記事をフェイスブックを共有しただけなのに、不敬罪で逮捕

2017/02/12:タイって、不敬罪があって、言論弾圧が厳しい国でもあるんですよね。で、新国王がこの評判でしたので、かなり神経質になっていると言われていました。

 そういう怖さがわかる話が、新国王の経歴報道、FB共有の大学生起訴 タイ当局:朝日新聞デジタル(バンコク=大野良祐 2017年2月10日21時06分)という記事。記事によると、逮捕されたコンケン大学の学生、ジャトゥパット・ブーンパタララクサさん(25)は、そもそも直接悪口などを言ったわけではないようです。

 英BBCが昨年12月1日、新国王の学歴や人物像に関する記事を書きました。ジャトゥパットさんはこれをフェイスブックで共有しただけだったのですが、2日後に逮捕されたそうです。共有ですら逮捕でした。不敬罪の乱用という声が出ています。

 また、ジャトゥパットさんの逮捕は、別の政治的な思惑もありそうです。というのも、2014年のクーデター直後から、軍事独裁体制に反対する運動を続けてきた学生グループのリーダーであるためです。この件に関してだけ言えば、新国王への批判を恐れたのよりも、クーデター批判を抑えようという意図がありそうです。

 とはいえ、これは不敬罪の怖さ、言論弾圧の怖さをよく示したものだということには、変わりありません。タイの不敬罪は、現地を訪れた外国人にも適用されますからね。実はかなり怖い国かもしれません。


(2016/10/19:関連投稿 → タイ新国王で次女の王女即位論 ワチラロンコン皇太子にも有能説 2017/06/22タイトル変更:ワチラロンコン・タイ国王、今度はドイツで子供にBB弾で撃たれる)
 10/18:新国王とは関係ありませんが、国王死去に関するものを新たに投稿しました → 国王死去のタイで日本人だけ大騒ぎ トイレットペーパー買い占めなどでスーパーが空に)


●5人中4人目の奥さんがラーマ10世(ワチラロンコン国王)の王妃に決定

2019/05/12:また結婚の話がありました。タイ政府は、ワチラロンコン国王(66)が軍に所属するスティダーさん(40)を王妃に迎えたことを明らかにしています。

 それ自体は別に良いのですけど、奇妙なのが王妃の経歴。王妃は当初タイ航空の客室乗務員でした。それが国王が皇太子だった2014年にいきなり、皇太子の護衛部隊の責任者になっています。これ、普通では考えられない人事でしょう。その後の16年12月からは、国王の護衛部隊の幹部を務めてきたそうです。
(66歳タイ国王、40歳の王妃迎える 元客室乗務員:朝日新聞デジタル 2019年5月2日00時08分より)

 なお、ラーマ10世 - Wikipediaはすでに「ラーマ10世」に名義が変わっています。こちらによると、もう1人奥さんがいるみたいですね。スティダー妃の出世の特殊性についても言及されています。

<4人目>
 ・スティダ・ワチラロンコン・ナ・アユタヤ妃(旧名スティダ・ティトチャイ)。元タイ航空のスチュワーデス。2010年からタイ陸軍に所属する軍人で、2014年より王室警護部隊の副司令官を務め。2016年、軍歴わずか6年で将軍(陸軍大将)に昇格。2019年5月1日、バンコク王宮にてシリントーン王女、プレーム・ティンスーラーノン枢密院議長を証人とし結婚。同月4日のワチラーロンコーン戴冠式に王妃として参列し、一般参賀にも応える。報道によっては「スティダー王妃」とも。
  ・子女については不明

<5人目>
 ・シニーナート・ウォンワシラパック(Sineenat Wongvajirapakdi, 旧名:ニラモン・ウンプロム、ナース)
  ・子女については不明


●不敬罪厳罰のタイのツイッターで150万件以上の国王批判が出る!

2020/05/28:国王ラーマ10世がまた話題…という話なのですけど、今回特殊なのは、国民が抗議していたということ。なぜそれが特殊?と思うかもしれませんが、本当は怖い親日国タイ 国王の犬にすら不敬罪適用で投獄・報道できない謎の女性などで書いたようにタイでは国王批判はタブーであり、たいへん厳しい罰則が待っているためです。

 <コロナ禍で愛人と“おこもり”したタイ国王 国民は前代未聞の王室批判を展開 2020年5月27日 5時59分 デイリー新潮>によると、ラーマ10世は3月末、側近数百人・愛人20人を引き連れ、ドイツの有名リゾート地で高級ホテルを貸し切り滞在していました。新型コロナウイルスからの隔離目的と報じられています。
https://news.livedoor.com/article/detail/18321012/

 今までの奇行やどこぞの国のアホ指導者よりはマシな気がしますが、これでタイ国民の怒りが爆発。「我々はなぜ、国王が必要か」というハッシュタグが登場し、一時タイ国内の「Twitterトレンドワード」トップに。危険なのにも関わらず、ツイッターには国王を批判する150万件以上の投稿が寄せられたといいます。国民の熱意がすごいですね。


●皇太子時代には日本を非礼とし、反日運動 日本の首相が謝罪

 デイリー新潮では、私がまだ知らなかったタイ国王の皇太子時代のトンデモ行動が載っていました。しかも、日本絡みのもの。1987年、両国の修好100年の記念式典参加のために来日した際、タイ側から日本側の対応を「非礼」だと批判する声が上がったことがあるとのことです。

 当時、タイ側の意見を代弁しているとされた現地紙『タイ・ラット』が書いた「非礼」は2点。「鎌倉訪問時、皇太子を乗せた車の運転手がトイレに行くために停車した」「名古屋で行われたラーマ5世銅像除幕式で、引き綱を地面から拾い上げさせられた」といったものだそうです。

 前者については、タイ側に許しを得て停めたと日本側は説明。また、これらの件は国王(当時の皇太子)が招いたものだとするCIA機密文書もあるともされています。ただし、タイでは反日運動が展開され、事態収拾のため、当時の中曽根首相が謝罪を強いられることとなったそうです。タイは親日国!と言う人が触れない情報ですね。

 なお、国王との関係が深い軍事政権は軍事クーデターで2度政権を潰すなど、タクシン派を嫌っています。この関係では、亡命タクシン派の京都大パビン・チャチャバルポンプン准教授が京都の自宅で就寝中に、何者かに襲われて負傷する事件が起きており、軍事政権が関与が有力という怖い話も記事にありました。なぜか全然日本では強く問題視されていないようなのですけど…。


【本文中でリンクした投稿】
  ■本当は怖い親日国タイ 国王の犬にすら不敬罪適用で投獄・報道できない謎の女性など
  ■ワチラロンコン・タイ国王、今度はドイツで子供にBB弾で撃たれる
  ■国王死去のタイで日本人だけ大騒ぎ トイレットペーパー買い占めなどでスーパーが空に  ■タイの軍事クーデターは19回目 5年に一度以上と恒例化した理由

【その他関連投稿】
  ■微笑みの国タイ タイ人の微笑みはなんと13通り!
  ■親日国タイのエリートの見方 中国脅威論、日本・アメリカの重要性
  ■タイの偽の警察官の見分け方 女性に「身元確認を」と言って車に乗せてホテルへ
  ■東南アジアが対中国で日本に味方しない理由を、タイの貿易相手国から説明
  ■海外・世界・国際についての投稿まとめ

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

世界一スポーツ選手の平均年収が高いのはサッカーでも野球でもない
チャッカマンは商標・商品名 じゃあ正式名称・一般名称は何?
ジャムおじさんの本名は?若い頃の名前は?バタコさんとの関係は?
ワタミの宅食はブラックじゃなくて超ホワイト?週5月収10万円
朝日あげの播磨屋、右翼疑惑を否定 むしろ右翼に睨まれている?
レーシック難民は嘘くさいしデマ?アメリカの調査では驚きの結果に
赤ピーマンと赤黄色オレンジのパプリカの緑黄色野菜・淡色野菜の分類
アマゾンロッカーってそんなにすごい?日本のコンビニ受け取りは?
就職率100%国際教養大(AIU)の悪い評判 企業は「使いにくい」
ミント・ハッカでゴキブリ対策のはずがシバンムシ大発生 名前の由来はかっこいい「死番虫」
移動スーパーの何がすごいのかわからない 「とくし丸」は全国で約100台
ビジネスの棲み分け・差別化の具体例 異業種対策には棲み分けがおすすめ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
タコイカはタコ?イカ?イカの足の数10本・タコの足8本は本当か?
トンネルのシールドマシンは使い捨て…自らの墓穴を掘っている?
ユリゲラーのポケモンユンゲラー裁判、任天堂が勝てた意外な理由
好待遇・高待遇・厚待遇…正しいのはどれ?間違っているのはどれ?
コメダ珈琲は外資系(韓国系)ファンドが買収したって本当? MBKパートナーズとは?
大塚家具がやばい 転職社員を通報、「匠大塚はすぐ倒産」とネガキャン
不人気予想を覆したアメリカのドラえもん、人気の意外な理由は?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由