前半は
エアコンの電気代削減術1 ~21.8%の省エネ~です。(2011/6/11)
■4つ目の工夫 『運転はエアコンにまかせること』
ダイキンのアンケートでは、省エネのためのエアコンの使い方として、以下のようなものが多かったそうです。
・強風は避けて、できるだけ微風で運転する。
・部屋が冷えたらエアコンをこまめに消している。
しかし、これらはやってはいけないエアコンの運転方法であり、「それらをやめていただくだけで、電気の無駄づかいを防止できます」という話です。
理由としては、
「最近の省エネタイプのエアコンでは、インバーター制御で、最も電力を使わない効率的な運転が行われています。なのに、ひとが勝手に風量を変えたり、止めたり動かしたりすれば、それだけロスが生まれて、ムダな電力を使ってしまう。温度や風量の調節はエアコンに任せるのが、一番賢い省エネなんです」
とのこと。
■5つ目の工夫 『温度むらを解消すること』
天井が高いお家や、吹き抜けのあるリビングなど、高い位値にエアコンが設置されている場合、温かい空気は上に上がるので、エアコンの位値に温かい空気がたまります。
すると、低いところの空気は適温なのに、エアコンはさらに下げようと動き続けることになります。
では、対策は?と言うと、「エアコンの吹き出し口の羽根の方向を、天井に向かって風が出るように調整いただくか、扇風機やサーキュレーターで部屋の空気を循環させる」ということです。
扇風機併用の形になりますが、それでも安上がりになるんでしょうね。
■6つ目の工夫 『設定温度を上げること』
これは常道であり、「外気温との差を7℃、運転時間を6時間で測定した実験では、設定温度を2℃上げると22.6%も消費電力を減らせたという結果が出ている」そうです。
ただ、これで我慢できるかどうかですね。
「設定温度を上げたぶんは、涼しい服装に着替える、庭やベランダに打ち水をする、内装で涼しさを演出するなどの「涼感を得る工夫」がおすすめ」とありました。
■7つ目の工夫 『体感温度を下げること』
気流を当てても体感温度は下がるので、エアコンや扇風機で心地よい風を当てればよいという話。
書いていないですけど、団扇でも良いんじゃないんでしょうか?
■8つ目の工夫 『室内の空気の温度を下げること』
「室内の発熱を取り除く」ため、「使っていないパソコンをスリープさせたり、白熱灯や蛍光灯を発熱しないLED照明器具に買い替えるだけでも、エアコンの負担をかなり減らすことができます」ということ。
どれくらいの効果かはわかりませんが、これらはエアコンに無関係な部分での省エネにもなります。
ちなみにパソコンで「スリープ」と書かれていたのは、OSによっては「休止状態」や「スタンバイ」が似たようなものだと思います。(私は後者のタイプで、よく用いています)
■9つめの工夫 『省エネは楽しみながらすること』
部屋に温度計と湿度計を置くと、「温度計と湿度計を確かめる習慣がつけば、そのうち、計らなくてもその場の温度と湿度がわかるようになります。暑さと湿度の関係が肌でわかるし、省エネ効果も実感しやすくなるぶん、省エネ自体が楽しくなるんですよ」ということですが、これはどうなんでしょうか?
■10個目の工夫 『省エネタイプのエアコンに買い替えること』
うぉ、さすが、メーカーさん。とはいえ、まあ、これも常道でしょうね。
「10年前のエアコンから現在の省エネタイプのエアコンに替えるだけで、約20%の省エネが実現できます。それで節約できる電気代を考慮すると、経済的にもそれほど大きな負担をかけずに、大きな省エネ効果が得られます」とのこと。
ただこの数字は以前、
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エアコンの爆風モードとは? ■
爆風モード以外のもう1つの過大表示 電気代の嘘 で書いたように、誤魔化されている可能性もあります。(今回の実験自体は、かなり実生活に則したものに見えますが)
いろいろありましたが、エアコンは最も電力を食う機器ですので、できるところだけやるというのでも大きな違いだと思います。
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エアコンの除湿の電気料金 ■
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