ピアノの先生は生徒からの月謝で暮らしているが、自活できるほどの収入ではないため、ほぼ親元で暮らしている。(中略)
(引用者注:「ピアノお嬢さん」は)親との生活が結婚のイメージのベースになっている。そのため、世間離れした発言をすることが多い。
たとえば、結婚の条件を聞くと、「居間にグランドピアノを置けるお家に住めること」を挙げる。居間にグランドピアノを置ける状態が当たり前だったから気づいていないのだと思うが、それが18畳以上必要なことも、そんな家を持てる男性が限られていることも想定していない。
しかし、グランドピアノが置けない生活はゆずれない。他人のために自分の価値観を合わせることが難しいのだ。そのため、なかなか婚活をしても結婚につながらないのである。
「昭和の男」は、生まれが昭和か平成かという話ではなく、母親が「昭和」のステレオタイプ、つまり専業主婦であった世代で、自分もまるで昭和に生きているかのようにふるまう男性のことを指す。(中略)
結婚というのは両親の例しか知らないため、自分も同じような結婚を理想とする。そのため、「俺は夫なんだから合わせろ」と“オレ様”になってしまい、妻となる女性には、自分の仕事に合わせた生活をさせようとする。住む場所まで自分の職場の近くを選び、妻の生活は二の次にしてしまうのが「昭和の男」だ。(中略)
マッチングしてお見合いまで進むこともある。しかし、「昭和の男」は、ここでもやらかしてしまう。
ある日、マッチングした女性とのデートで演劇を見に行ったという「昭和の男」から、デートがうまくいかなかったという報告が私に入った。
よくよく聞いてみると、内容はこうだ。
「劇のチケットを、彼女が見たいといっていたからわざわざ取ってやった。しかもとってもいい席を選んでやったのに、ちっとも喜んでくれなかった」
それは変だな、と思った私が、デートした女性のほうに確認してみると……。
「私、演劇が見たいなんて言ってません。チケットを取ってって頼んでもいません。本当にウザかった!」
相手にはなんでも「してやった」と押しつけがましいわりに、相手の意見はまともに聞いていない。それではフラれるのもしかたないのである。
妻には専業主婦をさせたいと言いつつ、「昭和の男」の年収は500~600万円くらいで、婚活市場で飛びぬけて高いわけでもない。なので、女性側から見れば、「妻を専業主婦にして、自分に何かあったらどうするんだ?」と考えるわけで、女性から相手にされないのである。
20代後半の会社の女がさ、やっぱ年収1000万欲しいよね~。とか言ってたのでね。
勢いにのって言ってやったんですよ。
「1000万?まず専務クラスではうちみたいな中小じゃまずいかないよね。
まずよってこの会社はアウト。でさでさ、年収1000万だっけ。上場企業のさ、
サラリーマン。俺から見れば超エリートの課長級。平均年収いくらだと思う?」
「1000万くらい?」
「1000万ありえない。ありえないよ。正解はね750万円。ちなみに部長クラスになると
ようやく900万円代かな?でさ、でさ、部長クラスって言ったらもう40代半ばから後半
だよね?だよね?それでも1000万に届かない訳だけどキミってオッサン趣味な訳?
ここで女唇を噛みはじめる。俺、さらに続ける。
「まあさ。違うのは解る。解ってる。キミがいうのは若くてイケメンな高収入男だろう。
でもさ、でもさ、一般的に考えてよ。年収1000万のサラリーマンってさ。新入社員から
人口の多い団塊世代のおじさんを含めた全サラリーマンの5%としかいない訳。
これは仮に、仮の数字だよ。既婚者とか結婚する気0のやつとかオッサンを引けば
キミが出会える年収1000万円男はぐっと減る訳。特に年功序列の団塊世代のおじさん
が平均を引き上げているから、結婚適齢期の30歳前後に限ればちょうど氷河期世代
でもあるから、30歳前半で年収1000万以上は人口の1%もいないんじゃないじゃな。
だいたいキミはだよ。ルックスとしては並だよね。(ホントは下の上くらいだが)はい、
そこで問題。キミは何を持って自分以上の容姿を持った女性に対抗するつもりなの?
もう20代後半ってだけでも明らかにきびしいよね?よね?」
「ルックスとかじゃなく性格とかで見る人だっているし!!」
「性格?年収1000万とか金でしか男みてない女の性格の何処にひかれるんだよw」
女、大声で俺の容姿を罵りヒステリックに叫ぶ。俺、苦笑しながらその場を立ち去る。
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