【クイズ】ケンブリッジ大学のUlf Ekelundさんらの論文によると、運動不足が原因で早死にしている人の数は、毎年世界で何万人でしょう?
(1)47万5000人
(2)530万人
(3)3600万人
●あなたの運動不足解消法は間違い 疲れる運動はむしろしない方が良い理由
運動不足な人はむしろスポーツはするな!1日1万歩も健康に悪い理由の続き。
前回、運動不足な人には激しい運動は勧めずに、ゆるい運動で良いと言いましょうという話をしました。厳しいことは言わずに、うんと甘やかした方が良いのです。
そして、今回もまたハードルを下げる方向性の話。疲れるような運動はしない方が良いという話を、東京都健康長寿医療センター研究所の青栁幸利・運動科学研究室長がしていたのです。
「1日1万歩」は間違い? 5000人研究で判明!:日経ビジネスオンライン
―― 一般の人の“やり過ぎ”に目安はありますか?
たとえばウォーキングの場合、どれだけ歩いても疲れていなければやり過ぎではありません。歩き終わったあとや翌日に疲れが残っている感覚があれば、それはやり過ぎでしょう。疲労を感じるということは、つまり免疫機能が下がっているということなので無理をするのはよくありません。(中略)
ですから私は40歳を超えたらジョギングをしていた方はウォーキングへ移行し、1日1万歩いていた方は歩数を減らすとともに、生活の中に「中強度の運動」を組み込むことが長生きするためには必要だと考えています。
●「中強度の運動」って具体的にどれくらい?
ただ、「中強度の運動」というのも、運動嫌いの人にとってはキツイかもしれません。前回書いたように、持続できなければ意味がありませんので、ここらへんは適度にハードルを下げてから始めてみてください。
――青栁先生が推奨するウォーキング法とは具体的にはどのようなものですか?
私がお勧めしている歩き方は「1日8000歩。その中に20分の中強度の運動を取り入れる」というもの。これは、私が群馬県中之条町に住む65歳以上の住民5000人を対象に、15年以上の年月をかけて身体活動と病気予防の関係を調査し、導き出した「病気にならない歩き方の黄金律」です。(中略)
ちなみに「1日1万歩/中強度運動30分」はメタボリックシンドロームに悩んでいる人には有効です。しかし、それ以外の人にとっては1万歩や1万2000歩の生活を送っても病気予防という点では8000歩と効果が変わらないという結果が出ています。むしろむやみに歩数を増やすと、疲労により免疫力が下がったり、関節を痛めたりする可能性もあるので、「1日8000歩/中強度運動20分」がベストだと考えます。
――(中略)中強度の運動とは具体的にはどういった運動でしょう?(中略)
ウォーキングにおける中強度の運動とは、「なんとか会話できる程度の速歩き」です。鼻歌が出るくらいののんびりした歩き方は低強度、競歩のような会話ができないくらいの歩き方は高強度、そのどちらでもなく、なんとか会話ができるくらいを中強度と考えてください。
●運動不足が原因で死ぬ人は何万人?
クイズは
運動不足が原因で死ぬ人年間530万人 でもスポーツをする必要はない理由から。
【クイズ】ケンブリッジ大学のUlf Ekelundさんらの論文によると、運動不足が原因で早死にしている人の数は、毎年世界で何万人でしょう?
(1)47万5000人
(2)530万人
(3)3600万人
【答え】(2)530万人 (47万5000人は、
一番人を殺している動物は人間…じゃなかった!危険動物ランキングの人間が原因の死者から。3,600万人は生活慣習病による死者)
ただ当時も書いたように、肥満が多くの病気のリスクを高めることからすると、むしろ控えめな数字に見えます。運動不足を舐めちゃいけません。
できるところからで良いので、ちょっとずつ改善していきましょう。
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