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日本の道路陥没事故、年間3300件! ゴルフ場の穴転落では死亡者も


2023/10/15:
一部見直し

【クイズ】国会で「お金持ちのスポーツではなく、一般大衆も参加するスポーツだ。スポーツでゴルフだけが課税されている。利用税は廃止すべきだ」と答弁したのは?

(1)麻生太郎
(2)下村博文
(3)松沢成文


●日本の道路陥没事故、年間3300件!

2016/11/26:福岡市のJR博多駅前で2016年11月8日朝に起きた大規模な道路陥没事故が、大きな話題になりました。ただ、博多道路崩落はどこでも起きる 下水管「陥没事故」が年3300件の日本 J-CASTニュース / 2016年11月9日 18時2分によると、「とても日本の光景とは思えない」という反応は間違いで、日本ではこうした陥没はよくあるものだといいます。

<道路などの陥没事故は全国各地で続発しているのが現実だ。国土交通省によれば、下水道管が原因で起きた陥没事故は、14年度だけでも約3300件起きている。その大半は小規模な陥没だというが、専門家は車両事故につながる可能性もあると指摘する。>

 記者が勝手に言っているわけではなく、国土交通省下水道事業課の広報担当者が「下水道管が原因で発生した陥落事故は年間で3000件以上確認されています。その9割以上が深さ50センチに満たない小規模なものですが、過去には、人身事故につながったケースもあると聞いています」と説明しています。

 深さが1メートルを超えるものは全体の1%程度。とはいえ、逆に言えば、年に30件以上深さが1メートルを超える規模の陥落が発生していることになります。実際、過去にも大きな陥没が起きている他、専門家は小さな陥没も実際には危険だと指摘していました。

<実際、比較的大きなものとして、15年2月に名古屋駅近くの歩道で起きた深さ約4メートルの事故や、14年10月に福岡市博多区祇園町の市道が約3メートル陥没した事故が起きていた。いずれも周辺工事が影響したとみられる陥落だが、祇園町のケースは下水道管の移設作業中に起きた事故だった。(中略)
 地盤工学を専門とする筑波大学大学院の松島亘志教授は取材に対し、
「周辺の地盤が崩れる可能性はありませんが、たとえ小規模であっても様々な危険が考えられます。当然ですが道路の交通に影響は出ますし、小さな穴が大きな車両事故につながる可能性も十分に考えられます」>


●ゴルフ場の穴転落では死亡者も

 J-CASTニュースは以上のような感じでしたが、海外では謎の大穴がたびたび話題になっていたのに対し、日本ではここまで大規模なものはありませんでした。「とても日本の光景とは思えない」という反応は理解できる気がします。

 ただその一方で、今回の大穴はむしろ海外より日本の方がまずいかもしれないと思わせるものがあります。というのも、博多駅前の事故は地下鉄工事との関連性が指摘されており、人為的なもの、いわゆる人災である可能性が高くむしろ深刻さを感じさせます。

 また、道路以外の陥没でしたら、日本では既に死人が出ているんですよね。フェアウエー陥没(上)「前代未聞」コース下に空洞:苫小牧民報社(2009年 7/16)は、この死亡事故について書いた記事でした。

<安平町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」。4月2日、極めて異例な事故が起きた。コースのフェアウエーが突然陥没し、その穴に転落した女性客(当時38歳)が命を落としたのだ。(中略)
  「あれほど大きな空洞ができるなんて。信じられない」。日本ゴルフコース設計者協会の佐藤毅理事長=東京都在住=はそう話す。40年以上にわたり、全国のコース設計を手掛けてきたが、「前代未聞」と言う。
 事故は全3コース27ホールのうち、カスケードと呼ばれるコースの8番ホールで発生した。女性客は家族とプレーのさなか、深い穴底に落ちた。穴の深さは約5メートル、幅は約8メートル。底には地下水がたまっていた。
 司法解剖の結果、女性は落ちたショックで穴の中で気絶し、穴底の水を吸い込んで窒息死したとみられている。
 女性の救出に当たった地元消防署の救急隊員は「地面の下は、つぼの内側のようだった」と思い返す。フェアウエーの下に広がる異様な空間に目を疑ったという。道警は現場検証を重ね、原因究明へ慎重に捜査を続けている。>


●ゴルフ場陥没事故が起きた理由

 このゴルフ場の事故の場合は自然現象的なもので天災であり、仕方ない…と思うかもしれません。しかし、フェアウエー陥没(中)地下水による「土壌浸食」:苫小牧民報社(2009年 7/17)によると、こちらも微妙なところがあり、人災という側面もありそうでした。

<詳しい理由を知るため、7月13日夜、室蘭工業大学の木幡行宏准教授の研究室を訪ねた。
 木幡准教授は道警の現場検証に立ち会い、女性が落ちた穴を調べた地盤工学の専門家だ。「地下水が土壌を徐々に浸食して穴ができたのだろう」と、研究室で空洞化の原因を説明した。
 事故が起きたゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」のカスケードコースは、火山灰質の粘性土を盛り土材にして造成した場所。そこに流れをつくる地下水脈の水位が、雨や雪解け水で変動を繰り返し、長い月日をかけて土壌を浸食した。
 さらに、軟らかい土に吸収されるように水が浸透していく毛管現象も働き、緩くなった土が崩れて穴が広がった—。木幡准教授が推測する空洞化のメカニズムだ>

 施工方法を疑問視する声もあります。やはり人災の可能性が残されています。

<ゴルフ場の元地主によると、事故現場のコースは、かつて4本の小川が流れる沢地。そこを、もろい火山灰質で埋め立てた。もともと、水の集まりやすい場所だったのだ。
 道立地質研究所の石丸聡・防災地質科長は「火山灰質の盛り土材は、締め固まりが強い自然の堆積(たいせき)土に比べ、水の浸食に弱い」と話す。このため、コース造成の際、「果たして水処理対策は万全だったのだろうか」と疑問視する関係者もいる。
 さらに、地下水の土壌浸食の過程で流出する土砂は、地下の排水管を通って流れ出た可能性が高いことが、警察の現場検証で判明した。
 木幡准教授は「排水管は、土砂が入り込まないよう工夫されているはずなのだが」と首をかしげ、排水管に何らかの不具合があった可能性も考えている>


●過去のゴルフ場建設ブーム

 クイズは特に思いつかなくって、ブログ内検索で出てきた消費税を上げる分ゴルフ場利用税廃止?麻生太郎・下村博文が賛成から。


【クイズ】国会で「お金持ちのスポーツではなく、一般大衆も参加するスポーツだ。スポーツでゴルフだけが課税されている。利用税は廃止すべきだ」と答弁したのは?

(1)麻生太郎
(2)下村博文
(3)松沢成文

【答え】(2)下村博文


 ゴルフが今庶民的なスポーツになったかどうかはわかりませんけど、バブルだった時期にゴルフ場建設ブームがあり、当時は確かに金持ちのスポーツでした。ゴルフ場 - Wikipediaの「バブル景気とゴルフ場」では、以下のように書いています。

<日本においては、ゴルフ場は企業の接待に多く利用され、バブル景気時代に建設ラッシュが起きた。1988年に施行された総合保養地域整備法(リゾート法)もそれに後押しする形となった。1990年代には日本のゴルフ場の総数は2,000を超える数にまで増加した。ゴルフ場の開発は、環境破壊に繋がるとの批判もあり、バブル期にはゴルフ場の乱立により禿山のような状態になっていることが報道で頻繁にとりあげられていた。ゴルフ場の利用する権利と結びついたゴルフ会員権は、実際の価値を超えた相場を構成することがあり、主にバブル景気時代には、ゴルフ場経営者に対する預託金よりも高くなり、特定のゴルフ場でゴルフのプレイを楽しむ権利としてよりも、投資対象・また保持者の地位としての会員権売買が盛んとなった。しかし、その後のバブル景気の崩壊以降ゴルフ場利用者は激減し、会員権の相場も急激に落ちた。返済すべき預託金も支払うことが困難となったゴルフ場も現れ、倒産したり、他の企業に買収されたりするゴルフ場も少なくなかった。>

 事故の起きた安平町はほぼ地元なので知っているんですが、この地域も競うようにゴルフ場を作っていたんですよね。完成したものだけでもゴルフ場だらけと言える上に、バブルが弾けてポシャった案件が多数あるという超過密状態でした。

 笹子トンネル事故はインフラ新設を肯定せず、むしろ否定する 国土強靭化計画の中身は大丈夫か?でも書いたように、こういう風に同時期に多量に工事をした場合、ずさんな業者が施工する確率が高まります。

 「ル・ペタウゴルフ」の場合は調べてみると、バブル崩壊の少し後の1993年開場であり、そこらへんは関係なかったかもしれませんが、工事開始、もっと言えば設計開始時点を考えるとやはり微妙です。…と書いてからもうちょっと検索。報告書作成だけでも2,3年かかるという記述もあり、やはりバブル期の計画と見て間違いなさそうです。


●「日本すごい!」として楽しんで良い事故なのか?

2016/11/17追記:道路陥没の復旧が早いという日本すごい!系の記事がりました。何でもかんでも自慢にしてしまうってのは、痛すぎて見ていられません。謙虚さを美徳とした日本人はどこへやら?という感じです。特にこの投稿で書いたように、そもそも今回の場合、道路陥没が起きたのは施工に問題があったからという可能性がありますからね。威張れる話ではありません。

BBCもCNNも称賛 「博多陥没」復旧の速さ 2016年 11月16日 19時23分 提供元:J-CASTニュース
<BBCはウェブサイトに事故発生直後と仮復旧後の写真を並べて掲載し、「巨大な穴で破壊された道路がわずか1週間で再開された」という見出しで事実関係を伝えた。この記事がBBCのフェイスブックページで紹介されると、1万回以上シェアされ、2500以上のコメントがついた。そのコメントの多くが、
「フィリピンでは何年もかかると思う。国会議員がヒヤリングをして『予算がない』といった話が延々と続き、結局はその地域全体が閉鎖されることになりそう」
「日本に8年間住んでいたが、ここハワイと違って建築作業員は非常に真面目で効率がいい。ここ(ハワイ)だと2か月はかかるのでは」
「落とし穴ができる動画はCGだと思っていた」
 などとして、スピード復旧に驚く内容だ。>

2016/11/26追記:以上のように「日本すごい!」という流れだったのですが、その後、即沈下という全くすごくない結果に。しかも、このような事態に陥ったことの説明がめちゃくちゃでした。 → 博多駅前道路陥没、即復旧で日本すごい!→即沈下で業者「想定外」


【本文中でリンクした投稿】
  ■消費税を上げる分ゴルフ場利用税廃止?麻生太郎・下村博文が賛成

【その他関連投稿】
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