事故系の話をまとめ。<トイレの便器洗浄の雨水を飲料水や調理に「飲んでも問題ない」と報告>、<日本の水道水に有害物質ベンゼンが高濃度…ガソリンが原因>などをまとめています。
2023/09/08追記:
●日本の水道水に有害物質ベンゼンが高濃度…ガソリンが原因 【NEW】
●トイレの便器洗浄の雨水を飲料水や調理に「飲んでも問題ない」と報告
2018/11/25:最初こぼれ話枠の投稿に追記しようかと思ったものの、読まれていない博多陥没の話に合わせようかと思い、冒頭に追記してタイトル変更、ちょっと模様替えすることにしてみました。実を言うと、今回の飲料水のひどい話も海外じゃなくて日本の話だったんですよね。
2018年10月7日にオープンした札幌市民交流プラザ2階のレストランで、水道の配管が誤って接続され、トイレの便器の洗浄に使われている水が飲料水や調理などに使われていたことが判明しました。レストラン側が悪いわけではなく、業者の施工ミスが原因。プラザ内の他の飲食店だと誤接続はなかったそうです。
長いので省略してうちのタイトルでは「雨水」としたものの、この水は正確に言うと、水道水と地下水、雨水の混合水だといいます。札幌市によると、検査したところ飲んでも問題はなく、健康被害の報告はないとしているそうですけど、雨水混じりですからね…。
(トイレの洗浄水を配管ミス、飲料水や調理に使用 11月24日(土)9時43分 読売新聞より)
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1123/ym_181123_0991264304.html
●博多駅前道路陥没、即復旧で日本すごい!→即沈下で業者「想定外」
2016/11/26:別に日本すごいって話をしちゃいかんということはないのですが、何でもかんでも自慢ばかりしている人ってのは見苦しいですし、話題ももっと選ぼうよと思います。
日本の道路陥没事故、年間3300件! ゴルフ場の穴転落では死亡者もで書いたように、博多駅の道路陥没事故は人災の可能性が高いです。下手したら人が死んだかもしれない事故を起こしておきながら「速攻で直した」と自慢する人って、客観的に見たら最低の人間でしょう。
しかも、その速攻で直したと自慢していた道路で、沈下が起きたそうです。
博多の陥没現場再び沈下 施工業者「土砂圧縮の可能性」:朝日新聞デジタル(2016年11月26日11時36分)などの記事が出ていました。
<26日午前1時40分ごろ、福岡市博多区のJR博多駅前で、陥没事故の現場を埋め戻した復旧地点周辺の道路の路面が沈下している、と工事関係者から110番通報があった。>
一時"周辺を交通規制していた"ものの、安全が確認されたとして既に解除されています。大きな問題がなかったということで、やはり自慢を継続したいかもしれません。こういった道路沈下は珍しいことでもないみたいです。しかし、"通行止めの基準となる2・4センチの沈下を計測"ということで、問題がない沈下であったわけではありません。
また、施工業者の大成建設JVと市ともに再度の通行止めは「想定していなかった」としていました。道路沈下が普遍的であったのであれば、この発言と矛盾することになりますから、どちらにせよおかしなことです。
ただ、"沈下幅は想定の範囲内"という報道もあり、よくわかりません。沈下は想定していたけど発表しなかったし、通行止めが必要になることとも知らなかったってことですかね? これはこれでまた別の方向性のずさんさということになってきます。どう転んでもダメですね。
●地下鉄工事を請け負っていた業者ら「周知したと思っていた」
ああ、もう少し検索したら、「周知したと思っていた」というのが出てきました。こういううっかりは私もやるんですけど、大きな事故に繋がる一つのパターンで、たいへん危ないです。ちなみにJV参加企業の一つ大成建設はスーパーゼネコン。信じられないかもしれませんけど、日本最高クラスのゼネコンなんですよ、ここ。
<今月8日に大規模な陥没事故が起きた福岡市博多区のJR博多駅前の市道が26日未明、約30メートル四方にわたり最大深さ約7センチ沈下した。福岡県警は一時、周辺を全面通行止めとした。けが人はなかった。市交通局や、陥没事故の原因となった地下鉄工事を請け負う共同企業体(JV)は、沈下を想定しながら市民に周知しておらず、対応を疑問視する声が上がった。
市交通局は、沈下は、陥没を埋め戻したセメントを含む特殊な土の重みで下の砂層が圧縮されたためとの見解を示した。県警も数センチ程度の沈下の可能性を把握していた。(中略)
周知が不徹底だとの報道機関の指摘に対しては、通行再開に向けた14日の会議で沈下の可能性をJV側から専門家に伝えたことで「周知したと思っていた」と釈明した。>
(
博多駅前の陥没現場が沈下…最大7cm、予測しながら周知せず ― スポニチ Sponichi Annex 社会( 2016年11月26日 11:55)より)
●この問題が中国で起きたら中国クオリティとネットで叩かれる案件
これ、たぶん海外ならめったやたらと叩いて、ホクホクしている人が続出した出来事でしょう。“この陥没事故の復旧過程で「日本スゲー」と言ってた人は、中国や韓国で再陥没が起これば嘲笑するに違いないが、福岡の再陥没についてどう言うのだろう?”(questiontime
はてなブックマークより)などの反応が出ていました。
自分の自慢と他人の批判ばかりって、どう見たって嫌な人間です。なので、自国の自慢と他国の批判ばかりの国も嫌な国でしょう。日本人ってそんな性格の人ばかりではなかったと思うんですけど…。
●日本の水道水に有害物質ベンゼンが高濃度…ガソリンが原因
2023/09/08追記:また「日本でもこういうのあるんだな」と思ったのが、<水道水に有害物質 室蘭市が謝罪金支払う方針>(2023年12月18日 20時25分)というニュースでした。ガソリンスタンドでのガソリン漏れが原因によるベンゼンの混入みたいですね。基準を上回る濃度なので、今回の場合、大げさではなくアウトでした。
<の問題は、室蘭市高砂町1丁目の一部の地区で、水道水から国の基準を上回る有害物質のベンゼンが検出されたもので、ガソリンスタンドからのガソリン漏れが原因とされていますが、市も住民からの相談に対応が遅れたとして批判の声が上がっています。>
<市の担当者は、今後の対応として、継続的に健康調査を行うことや、最大で水道料金10年分にあたる謝罪金を支払う方針などを示しました。>
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221218/7000053507.html
ベンゼンはわりと危険な物質。結局は濃度の問題であり、濃度が薄ければ問題なく、騒ぎする必要はないんですけど、今回の場合は基準を上回る濃度であり、むしろ問題視すべきです。
ベンゼン - Wikipediaでは、危険性について以下のように書いています。
<WHOの下部機関IARCより発癌性がある (Type1) と勧告されており、米国・カナダ・EU・オランダなど各国でも独自に人体影響を研究評価している[5]。日本でも大気汚染に係る環境基準が定められている。また1973年にはベンゼンから生ずる中毒の危害に対する保護に関する条約が発効した。>
<1950年代、サンダル工場で接着作業に従事していた工員が継続的なベンゼンの吸入により、造血器系の傷害(白血病等)を受け死亡する事象が発生した。この事象を契機としてベンゼンの毒性・発癌性が問題視されるようになり、有機溶剤としては代替品で毒性の比較的低いトルエンやキシレンが使用されるようになった。>
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