あんなに人気だったのに…と驚いたのですが、民進党の蔡英文総統の人気が早くも低下しているという話がありました。ただ、それ以上に驚きだっただのが、シャープを買収されたことでも知られる鴻海・郭台銘会長に台湾総統になってほしい!という期待がふくらんでいるという話です。
その後、<中国への従属から脱出のため標準時を1時間早めよう!と謎の提言>、<与党・民進党が統一地方選大敗 蔡英文政権の反中に不満?>、<台湾人が理解できない!大敗・圧勝の後、再び蔡英文政権が大敗>なども追記しています。
冒頭に追記
2022/12/01追記:
●台湾人が理解できない!大敗・圧勝の後、再び蔡英文政権が大敗
2023/01/11追記:
●総統「投票しないやつは非国民」…独裁体質には味方からも批判! 【NEW】
【クイズ】元台湾総統で、親日家として知られる李登輝さんが主席だった政党は?
(1)国民党
(2)時代力量
(3)民進党
●台湾人が理解できない!大敗・圧勝の後、再び蔡英文政権が大敗
2022/12/01追記:蔡英文政権の与党・民進党は2018年の統一地方選大敗した一方で、なぜか総統選では史上最高で圧勝していました。そのため、このとき「あまりにも人気が変わりすぎるところを見ると、この先も台湾の人の気持ちは読めないんじゃないかと思います」と書いていたんですよね。
で、今度は再び<台湾 統一地方選 与党敗北で蔡英文総統 党主席の辞任を表明>(NHK 2022年11月27日 5時32分)というニュースです。やはり台湾の人の心は読めませんね。断固とした意思表示をするという点で、不正や愚策をやってもいまいち投票結果に結びつかない日本人よりある意味いいのかもしれませんけど…。
<26日に投票が行われた台湾の統一地方選挙で与党・民進党が敗れ、蔡英文総統は自身が兼務してきた党のトップの主席を辞任する意向を表明しました。>
<21のポストのうち、選挙前に7つを占めていた与党・民進党は、離島の澎湖県を獲得した一方、桃園市など北部の3つの市を失いました。
台北市長奪還もならず、全体では5つの市長と知事のポストを得るにとどまりました>
<総統の職にはとどまりますが、候補者の擁立を主導したため、党内での求心力は低下するとみられます>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221126/k10013904691000.html
蔡英文総統の最初の不人気は、反中のためと言われました。ところ、次の圧勝のときは反中がブームでこれがプラスに。<台湾 統一地方選 与党敗北で蔡英文総統 党主席の辞任を表明>(NHK 2022年11月27日 5時32分)によると、今回も再び反中推しで行ったのですけど、これがうまくいかなかったと分析されています。
<今回の選挙では、民進党のトップの主席でもある蔡総統が「中国共産党大会のあとに行われる初めての選挙に全世界が注目している」と、対中関係を争点化しようとしたほか、事実上、政権の信任投票とも位置づけていましたが、有権者には受け入れられなかった形です>
●総統「投票しないやつは非国民」…独裁体質には味方からも批判!
2023/01/11追記:前回書いたように、NHKでは「反中推しがうまくいかなった」といった見方でした。ただ、他の分析も読んでおこうと思い検索。
台湾地方選で見えた「対中強硬策」の限界。中国との関係悪化に民意は「飽き始めている」 | Business Insider Japan( 岡田充 [ジャーナリスト] Nov. 30, 2022)は、タイトルだとNHKと似たような感じでしたが、内容はもう少し細かったです。
<蔡氏が劣勢挽回を狙って対中強硬政策を争点にしたのが裏目に出たもので、政策の見直しを迫られそうだ。
約1年後に迫る総統選に向け、権力集中や過激な政策を嫌う台湾の民意が、現在の民進党体制に「お灸をすえる」バランス感覚を発揮したとも言える>
”今回の統一地方選では、世論調査で早くから民進党の劣勢が予測されていた”そうで、起死回生で反中を主張。これは「台湾隊員なら台湾隊の候補に票を」と呼びかる過激なものであり、極めて幼稚。日本で言うと、「自民党に入れないやつは反日非国民の売国奴」と遠回しに主張するようなものです。
このため、台湾ジャーナリストの張鈞凱さんは、蔡英文総統の姿勢を「非民進党候補者に票を投じる有権者を“非台湾人”と排斥するに等しい」と批判。さらに、味方からさえも、蔡英文総統の独裁的な体質に批判が出たとのこと。こうした独裁的な政権を支持しなかったことは、台湾の人のバランス感覚かもしれません。
<与党・民進党惨敗の理由については、台湾独立派ですら、蔡氏の独断によるトップダウン人選への反発や、ネガティブキャンペーンに嫌気の差した若者たちが選挙で動かなかったことを挙げて批判している(「台湾の声」、11月27日付)。
一方、台湾有力紙の聨合報(11月25日付)は与党の敗因について、「誤りを認めない蔡氏の独断的姿勢」を挙げながら、「抗中保台」政策は多くの有権者にとって「耳にタコができる」スローガンに過ぎないこと、「民進党に賛成しない者は中国共産党と同じ」との「二分法」が誤算だったことを指摘した>
<台湾の生存は、安全保障面でアメリカや日本の「後ろ盾」に頼るだけでは保証されない。台湾の輸出額の4割は中国大陸(香港含む)向けであり、最大投資先の中国抜きに生存はできない。
台湾の民意は、米中、米台、日中、日台など国際関係の複雑な方程式を「複眼思考」で解くことに慣れており、各種選挙を通じてしたたかでバランスの取れた対中政策を選択してきた。
「抗中」による中台関係の悪化に民意は飽き始めている。「抗中」だけでは「保台」できないことを民意はよく知っている>
「投票先が変わりすぎて台湾人が理解できない」と書きましたが、もともと2期8年ごと国民・民進両党が入れ替わり、台湾ではそれを「振り子現象」と呼んできたそう。一方、「内政や地方政治が主要な争点となる地方選と、対中政策が最大争点の総統選とでは、性格が大きく異なる」とも指摘されており、総統選ではまた蔡英文総統が勝てるかもしれません。
●蔡英文総統より人気な鴻海・郭台銘(テリー・ゴウ)会長
2016/12/3:"発端は、台湾の週刊誌『壹周刊』(2016年11月16日付)の報道"で、シャープを買収した鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)会長が台湾総統への色気を見せたという話。さらに"トランプ当選の結果を受け、総統選出馬を打診する最大野党、国民党からの電話"もあったとも書かれていたようです。
国民党からの電話について、今回の記事の作者はこの記事は眉唾ではないかと見ていました。テリー・ゴウ会長も「デタラメ」と否定。ところが、驚いたことにこの台湾総統出馬への国民の支持は厚いとのこと。この記事は、
「鴻海会長、総統選に意欲」が示す台湾の危うさ:日経ビジネスオンライン(山田 泰司 2016年11月24日)というタイトルだったのです。
<「郭氏出馬に意欲」の報道が出た当日、台湾の有力紙『聯合報』が自社サイトで、「郭氏が2020年総統選に立候補したら投票するか」についてアンケートをとったところ、「投票する」が12万5000票あまりで回答者の82.5%を占め、「投票しない」の1万7000票あまりを大きく上回った>
自社サイトのネット調査の場合、信頼性はかなり低いです。ただ、たとえユーザー層が偏っていたとしても、かなりの人気であることは驚きでした。さらに驚きなのが、日本でも誕生が大きな話題になった現総統である民進党の蔡英文さんより人気だということ。しかも、圧勝なのです。
<同じ日に、壹周刊と同じ壹媒体が経営する日刊紙『蘋果日報』が行ったネットのアンケートでも、「2020年の総統選に郭台銘氏と現職の総統で民進党の蔡英文氏が立候補したらどちらに投票するか」の問いに、回答者の68.29%が郭氏に投票すると回答し、31.71%の蔡氏を大きく引き離した>
また、出馬を打診したとされる国民党もその気になっていますし、与党の民進党も危機感を示しており、与太話とは受け取られていませんでした。
<立法委員(国会議員に総統)の許毓仁氏が総統選出馬を支持すると表明。そればかりか与党である民進党でも、党の重鎮で前立法委員の林濁水氏が、「蔡氏の支持率が下がり続ければ、郭氏に対する待望論が高まるだろう」と述べ警戒感を示した他、民進党を離党した前立法委員の沈富雄氏は、「期待に値するリーダーだ」などとして郭氏出馬への期待を示した>
●むしろ国民は鴻海・郭台銘会長の親中に期待、蔡英文総統は人気低下中
このテリー・ゴウ会長が親中反日だと言われています。後半でも書いているように、そもそも単純化して「親中反日」などとレッテル貼りするべきではないのですけど、これは
ホンハイなどの反日・親中派台湾企業、日本の震災義援金8億円で紹介しています。今回の記事でも、親中的な話が載っていました。
<2013年4月のこと。中国海南省で開催された国際会議に出席した習国家主席が、台湾代表団と会見した。台湾側の1人ひとりとにこやかに、しかし儀礼的に握手を交わしていた習氏だが、ある男の前にさしかかると「やあ、また会えたね」と親しげに声を掛けて歩み寄り、肩を抱いた。(中略)この男こそ、郭氏である>
ただし、この蜜月関係は飽くまで企業人であるからであり、政治家となったら途端に中国からも冷遇されるのではないか?と作者の山田 泰司さんは見ていました。ここらへんは山田 泰司さんの見方ですからわからないですけどね。本当に親中政権が誕生するのであれば、中国にとっては悪くない話です。
一方、そもぞもなぜ鴻海・郭台銘会長は人気なのか?という話。鴻海・郭台銘会長が「親中反日」とされているのになぜ人気?と思うかもしれません。ただ、テリー・ゴウ会長への国民の期待は、このうちの親中がむしろ大きな原因になっているとのこと。親中を歓迎しているというのです。
まず、前身の国民党・馬英九総統が親中に大きく傾けたのに庶民の大半は給料も上がらなかったから、中国と距離を取る民進党に票が集まったというのが民進党政権の誕生でした。このときは親中が嫌われていたのです。なので、一部の日本人も民進党勝利を喜んでいました。
ところが、民進党になってからも経済停滞は変わらなく、その上中国との関係が極度に冷え込んでしまったのですから、ヤバイんじゃないかと心配しているようなのです。これは熱狂的だった蔡英文総統人気からすると、予想外でした。支持率も落ちてきているようです。期待しすぎだったのかもしれませんね。
なお、民進党が親日で、国民党が反日という単純な話でもありません。ちょっと度が過ぎるほどの親日家である李登輝元総統は国民党でした。そもそもこうやって親日・反日、親中・反中とレッテル貼りして捉えるのは間違いのもとで害悪なんですけどね…。
【クイズ】元台湾総統で、親日家として知られる李登輝さんが主席だった政党は?
(1)国民党
(2)時代力量
(3)民進党
【答え】(1)国民党 (時代力量は、台湾学生運動の流れを汲む政党)
●中国への従属から脱出のため標準時を1時間早めよう!と謎の提言
2017/10/23:蔡英文総統は実務派と聞いていおり、よくいる目立ちたがり屋のバカ政治家と違い、堅実な政権になるのではないか?と私は思っていました。が、どうも迷走と思わせるようなことを言っているみたいですね。
「中国への従属から象徴的に脱出できる」などとして、中国と同じ時間帯にある台湾の標準時を1時間早めて、日本や韓国と一緒にする案が、台湾当局の検討課題として取り上げられることになったという話です。
このことを知ったのは、
台湾の標準時「日韓と同じに」 提言に多数の賛同集まる:朝日新聞デジタル(西本秀 2017年10月21日05時02分)という記事。ただ、タイトルが微妙です。
提言に多数の賛同集まっているのは、一応事実。経済政策などを所管する「国家発展委員会」では、賛同者5千人を超える提案について正式に検討することを約束しているんですが、この数を3日で突破しており、賛同者はかなりいます。
ところが、一般の世論としては「社会が混乱する」などの反対も根強く、実現のハードルは高いとみられているとのことで、賛成が多数派でるかどうかは怪しい感じ。朝日新聞の拾った賛成理由も精神論の他は、「日本に出かける時に便利」という大したことないメリットでした。
こういう政治的な精神をアピールしたいという動機だけで、社会を混乱させるメリットが少ない政策をやりたがるとは思いませんでしたわ…。
●与党・民進党が統一地方選大敗 蔡英文政権の反中に不満のためか?
2018/11/28:その後蔡英文総統の人気がどうなったかは知らなかったのですけど、どうも回復できなかった模様。2018年11月24日行われた台湾全土の22の市長や知事などを決める統一地方選挙で、与党・民進党が大敗。強固な地盤としてきた南部の高雄など13あったポストのうち、7つのポストを失っており、かなり深刻な負け方のようです。一方、最大野党・国民党は、6つのポストから9つ増やして大きく躍進しました。
大敗の理由の一つは、蔡英文政権による年金などの改革に対する強い反発というもの。ただ、それ以外に当初書いていた内容と関わる「民進党政権に批判的な中国からの厳しい締めつけで先行きが不透明となる中、蔡政権への不満が表れた形となりました」という説明もありました。
蔡英文総統は、責任をとって党のトップを辞任。総統の職にはそのままとどまるので、あまり意味がないように見えるものの、党のトップを辞任したことで1年余りあとに迫る総統選挙の立候補への道が閉ざされる可能性が高まり、求心力の低下は避けられない状況だと説明されていました。
(台湾統一選 与党大敗 蔡総統が党首辞任 総統の職にはとどまる 2018年11月25日 5時09分 NHKより)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181125/k10011722541000.html
●テリー・ゴウ氏、野党国民党予備選で健闘するも最終的には敗北
2019/09/21:最大野党、国民党は、党公認候補者を決める予備選で韓国瑜・高雄市長が勝利したと発表。鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)前董事長は敗れました。複数のマスコミで大差での敗北とされていたものの、結構頑張った感じです。
予備選は一般市民を対象にした電話世論調査で行われるというおもしろいもの。複数パターンで党内外との比較に基づく支持率を調べるんだそうです。加重平均ベースだと韓さんの44.8%に対し、郭さんが27.73%となりました。他に3人も候補があり、郭さんはむしろ良かった感じ。民間世論調査だと猛追していたということで、状況的にも健闘した雰囲気です。
郭さんは「経済で韓国を追い越す」などと主張していたとのこと。ただ、資金力を武器にテレビ広告を連発する手法が一般庶民に「金持ち」との反感を買ったとの見方も出ていたといいます。
一方、勝った韓さんは元青果市場経営の経歴を持ち、「庶民総統」を自称し経済格差の拡大に不満を持つ一般市民から熱狂的な支持を集めたとされていました。郭さんが不人気というよりは、相手にが人気すぎた感じですね。ネット上の支持者からは韓さんが公認候補者でなければ本選で国民党に投票しないとの態度表明が相次ぎ、国民党支持者の間で韓さんを公認候補に立てた方が本選で有利との判断が働いた可能性があるとのことです。
(
台湾総統選、鴻海の郭台銘氏敗れる 野党予備選 2019/7/15 11:59 日経新聞より)
●親中テリー・ゴウ氏敗北で、野党の大統領候補は反中になったのか?
テリー・ゴウさんは無所属出馬も考えられました。出れば野党国民党の韓候補と票の取り合いになり、与党民進党の蔡英文総統に有利に働いたと考えられます。しかし、テリー・ゴウさんは出馬しないことを明言。これで、韓候補の当選の可能性が出てきました。当選すれば、中国や日本との関係に影響があり、注目すべきでしょう。
前述の通り、テリー・ゴウさんは親中とみなされていた方。じゃあ、今回の彼を破った韓国瑜・高雄市長は反中かというと違います。むしろ親中派みたいですね。「最大野党による親中派・韓氏の擁立が波乱を呼ぶことは必至」とされており、以下のように報じられていました。
<韓氏は支持者からは、率直な物言いの一匹狼で、凝り固まった国民党の政策を刷新してきたしがらみがない政治家とみなされているが、批判勢力は同氏の対中関係改善を目指す言動に懸念を抱いている>
(
台湾総統選、野党が親中派候補を擁立 鴻海・郭氏は落選 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 2019年7月15日 16:08より)
●統一地方選では大敗していたのに、なぜか総統選では史上最高で圧勝の謎
2020/01/13:
台湾総統選、蔡英文氏が再選 最多の得票で野党候補破る:朝日新聞デジタル(2020年1月12日 1時19分)によると、台湾総統選は、中国との統一を拒否する与党民進党の現職、蔡英文総統が、対中融和路線の野党国民党の韓国瑜さんらに勝利し再選を果たしました。しかも、史上最多の得票での圧勝です。
記事では、抗議デモが続く香港情勢を追い風に、「一国二制度を拒否する」と訴え支持を集めたとの説明。NHKを国民から守る党が日本で伸びたように、ひとつの訴えだけを強調するのは得策であり、そういった効果があったのかもしれません。また、中国は台湾を国際会議から排除したり、台湾と外交関係を結んでいた国々を取り込んで断交に追い込んだりした圧力が裏目に出たものといえるともされていました。
私は蔡英文さんの当選が嫌だったわけじゃないのですけど、とりあえず、驚いた話。まず、蔡英文総統は、人気が低下しているとされていて、実際に統一地方選では大敗していました。その人気が回復しただけでも驚きなのに、なんと過去最高での圧勝です。あまりにも急激に情勢が変わりすぎでしょう。
また、統一地方選で大敗した際には、責任をとって党のトップを辞任するところまで追い込まれていました。このときには、党のトップを辞任したことで総統選挙の立候補への道が閉ざされる可能性が高まる、ともされていました。つまり、これも結局問題なかったということみたいですね。
とりあえず、これで親中路線は回避。また、本来は親中とセットではないのですけど、このところはセットで反日機運も台湾では高まっていましたから、これもとりあえず一息つくかもしれません。ただ、あまりにも人気が変わりすぎるところを見ると、この先も台湾の人の気持ちは読めないんじゃないかと思います。
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