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実は高齢者と若者でほぼ同じ事故率 ペダル踏み間違い、ブレーキ・ハンドル操作不適などの操作不適事故


【クイズ】2013年、愛知県警は交通事故統計で、死者数の計上漏れが続いていたとして訂正した数字を発表しました。これにより順位変動が起こり、10年連続で都道府県別の死亡事故者数が全国最悪となりました。
 この計上漏れはどのような内容だったでしょう?

(1)1991年以降、県内の一部地域の死者数が計上されていなかった。
(2)被害車両や歩行者の死亡のみを計上し、加害車両の死亡者を計上していないかった。
(3)病死や自殺の明らかな証拠がない事故を病死や自殺とみなし、死者数に計上していなかった。


●実は高齢者と若者でほぼ同じ操作不適事故の事故率

 高齢者以外でも多いアクセルとブレーキの踏み間違い事故 6割は75歳未満で出てきた「操作不適事故」について、もう少し別の角度から見てみたいと思いました。

 前回やったように、ペダル踏み間違い事故は高齢者、特に75歳以上で多くなっていました。これは事実です。

 ただ、ハンドル操作不適・ペダル踏み間違い・ブレーキ操作不適・その他の操作不適というすべての「操作不適事故」を合わせた数字だと、差はかなり小さくなるのです。

 また、若いドライバーと比較した場合は、あまり変わらないと言えるレベルになっていました。これは若いドライバーのブレーキ操作ミスが高齢者よりもずっと多いためです。

 (PDF)運転操作の誤りを防ぐ - 交通事故総合分析センターであった年齢層別の操作不適事故割合(平成16年~25年)の図の数字を地道に書き写してみます。
年齢層 ハンドル ペダル ブレーキ その他
~24歳 2.1 1.2 3.5 2.2
25~34歳 1.2 0.7 3.1 1.8
35~44歳 1.0 0.6 2.9 1.6
45~54歳 1.0 0.7 2.9 1.7
55~64歳 1.0 0.9 2.9 1.7
65~74歳 1.2 1.6 2.8 1.8
75歳以上 1.9 3.1 2.5 2.3

 すべての操作不適事故を足した数字は以下。

【年齢層別の操作不適事故割合(平成16年~25年)】
~24歳 9.0
25~34歳 6.8
35~44歳 6.1
45~54歳 6.3
55~64歳 6.5
65~74歳 7.4
75歳以上 9.8


 上記のように24歳以下と75歳以上の操作不適事故の比率あまり変わりません。これは前述の通り、若者でブレーキ操作のミスが多いためです。

 というか、ここだけ見たら高齢者が一番運転うまいっていう風に見えますわ。


【年齢層別のブレーキ操作不適事故割合(平成16年~25年)】
~24歳 3.5
25~34歳 3.1
35~44歳 2.9
45~54歳 2.9
55~64歳 2.9
65~74歳 2.8
75歳以上 2.5


 これらは年齢層ごとの人身事故に占める「操作不適事故割合」ですので、年齢層ごとに人身事故を起こしやすさに違いがある場合、そのまま比較できません。この点は気がかりです。

 ただ、交通事故総合分析センターでは、24歳以下と75歳以上が操作不適事故割合を起こしやすい、ブレーキ操作不適事故は24歳以下で多いといった内容の注意事項を書いており、そのまま数値の大きさを問題にしていました。なので、以降もこの見方で話していきます。


●新米ドライバーの事故は社会的に許容されている

 ツイッターなどで最近ちょくちょく言われている「高齢者の免許を取り上げろ」ですが、この数字を見ると若者からも取り上げないといけなそうです。

 というか、大体高齢者ドライバーは新米ドライバーの同じくらいの危険さというイメージで考えれば良いのかもしれませんね。

 これは私がずっと気になっていた、我々が許容できない運転手の事故率の高さとはどれくらいなのか?という問題のヒントになります。

 私が気になっていたのは、例えば、うつ病の人は車を運転してはいけない?萩原流行氏の事故で批判の話。

 そもそも精神障害と交通事故の因果関係を証明した研究報告はなく、全く医学的根拠のない話ではあります。ただ、仮に精神障害患者で事故率が高まっているとした場合、どの程度まで許容されるのか?というのは問題になってきます。

 また、自動運転車なんかもそうです。どこまでの事故率であれば、受け入れられるかという一つの目安として、新米ドライバーの数字は参考になりそうです。

 ただ、今回のものは24歳以下という分類ですので、免許取って3年以内や1年以内といったデータとの比較の方がより望ましいです。こちらだとさらに新米ドライバーのデータが悪化すると予想されます。

 まあ、飽くまで一つの目安ですので、それで全部決まるってわけにはいかないでしょうけどね。


●差別される高齢者や精神障害患者や自動運転車

 ところが、そもそも高齢者や精神障害患者や自動運転車というのは、強烈なバイアスがかかる属性です。その危険性にデータ的な根拠が一切なくても、心情的に許せない人が多いんですね。

 例えば、自動運転車の場合は、人間がドライバーのときより事故率が下がっているという反論がメーカー側から出ても、事故が起きるたびに大きく叩かれます。

 また、人間も雨で事故率が上がるのにも関わらず、自動運転車が雨に対応できないということで大きく叩かれます。

 雨の場合、グーグルカーは役立たず 完全自動運転車は「雨がふったらお休み」でやったように、まだ本当に問題があるようなのですが、たとえ性能が上がってきたとしてもおそらく拒否反応を示す人が多いと予想されます。一種の差別ですね。


●死亡事故が多いのは愛知県

 最初、グーグルカーは役立たず 完全自動運転車は「雨がふったらお休み」からクイズを作ろうと思っていたのですが、何も思いつかず。

 代わりにブログ内検索して出てきた計上漏れの訂正で、愛知県が交通事故死者数全国一10年連続に伸びるから。


【クイズ】2013年、愛知県警は交通事故統計で、死者数の計上漏れが続いていたとして訂正した数字を発表しました。これにより順位変動が起こり、10年連続で都道府県別の死亡事故者数が全国最悪となりました。
 この計上漏れはどのような内容だったでしょう?

(1)1991年以降、県内の一部地域の死者数が計上されていなかった。
(2)被害車両や歩行者の死亡のみを計上し、加害車両の死亡者を計上していないかった。
(3)病死や自殺の明らかな証拠がない事故を病死や自殺とみなし、死者数に計上していなかった。

【答え】(3)病死や自殺の明らかな証拠がない事故を病死や自殺とみなし、死者数に計上していなかった。


 これは単純ミスなのか意図的なものなのかわからないのですが、匿名で通報されたものですので不正の内部告発っぽさを感じる事件でした。


【本文中でリンクした投稿】
  ■高齢者以外でも多いアクセルとブレーキの踏み間違い事故 6割は75歳未満
  ■うつ病の人は車を運転してはいけない?萩原流行氏の事故で批判
  ■グーグルカーは役立たず 完全自動運転車は「雨がふったらお休み」
  ■計上漏れの訂正で、愛知県が交通事故死者数全国一10年連続に伸びる

【その他関連投稿】
  ■購入理由の8割!ドライブレコーダーの事故映像は裁判で証拠になるか?
  ■離島も車で行ける!カーナビを信じた日本人、海に突っ込み救助される
  ■多くのクラクションは道路交通法違反で罰金 警察に通報するのはアリ?
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