2019/04/21:
●早稲田大学のパワハラ・セクハラ懲戒処分 教授の名前は非開示
●パワハラで停職2カ月の懲戒処分…でもそれ暴行じゃ?という事件も
●過去には教え子の論文盗用でも特別に停職止まりの准教授も
●早稲田大学のパワハラ・セクハラ懲戒処分 教授の名前は非開示
2019/04/21:早稲田大学では何度か書いていて、
早稲田大学でまたセクハラ 渡部直己教授問題では口止めも発覚では、処分された人の名前が出ていない話が一つありました。
ゼミの授業中にセクハラをしたなどとして、解任された商学学術院の50代の男性教授。この教授は2015~17年にゼミの授業中、性的な発言をして学生の体を触ったり、大声で怒鳴ったりしていたとのこと。教授の氏名や具体的な発言については、被害者の2次被害を避けることなどを理由に公表していないとしていました。
また、この教授の場合は、13~18年に複数の大学職員を罵倒するなどのパワハラもしていたとのこと。被害者は学生だけではなかったわけですが、被害を受けた学生が18年5月に早大のハラスメント防止室に申し立てて発覚したという経緯だそうです。
(
早大でセクハラ 50代の商学学術院教授を解任 毎日新聞2019年2月15日 19時42分(最終更新 2月15日 19時59分)より)
●パワハラで停職2カ月の懲戒処分…でもそれ暴行じゃ?という事件も
今回の新しい話は、
60代教授を停職2カ月=イベントでパワハラ-早大:時事ドットコム(2019年04月19日17時43分)というニュース。文学学術院の60代の男性教授がパワハラにより、停職2カ月の懲戒処分になっています。
ただ、これ、被害者は外部の人であり、「パワハラ」と表現するのにちょっと違和感があります。さらにそれ以上にそれパワハラじゃなくね?というのが、内容的に「暴行」であるとのこと。以下のように犯罪になりそうな案件です。
・2018年9月、大学主催のイベントの手伝いをしていた学外関係者の後頭部を3回、素手で殴った。大学職員がこれを目撃しており、発覚。大きなけがはなかった。
●過去には教え子の論文盗用でも特別に停職止まりの准教授も
上記は犯罪になっておかしくないような内容の割に、処分が軽くて驚き。被害者が学内の人であれば、懲戒処分すらなくもみ消しされたような勢いでした。冒頭の件のようなもっともな理由がないにも関わらず、名前を非公表なのも怪しいです。偉い人なんでしょうか?
こうした不可解な対応は、他の大学でもちょくちょくあります。早稲田大学で思い出される例もあり、
盗用の早大・田村泰一准教授が解雇じゃないのは文科省出身だから?で書いた件がそうです。
この事件では、教え子の論文を盗用したにも関わらず、解雇ではなく停職止まりでした。規定にない特別ルールを用いた処分だったようです。当初から変だなと思っていたら、あとで判明した経歴を見ると、文部科学省出身者。加えて、自民党の教育関係議員には、下村博文・元文部科学大臣など、早稲田大学出身の人が多く、結びつきが強いように見えたので、そこらへんがあるのかなと感じた事件でした。
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