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人はあまり食べ物の味がわからない…目隠しの暗闇レストランで判明 暗闇レストランが合コンにも最適な理由


 2011/7/3に書いた「暗闇体験レストラン」に、2017/02/15、「暗闇レストランが合コンにも最適な理由」を追記して、タイトルを変えました。


●非日常を体験できる暗闇レストラン

 こんなものもあるのか!と驚いたのが、目隠しをしたまま暗闇で食事をすることを売りにするという暗闇体験レストランの話です。

 このレストランについて最初に読んだ記事はあとでリンクしていますが、2008年03月28日になっています。そして、今回もう1つ読んだ記事は、もっと古い日付のもので、今もあるのかはわかりません。

 「浅草・緑泉寺で行われている月一度のイベントです」と記載された暗闇ごはんというサイトだと、最終更新日は2010年1月1日でしたので、まだやっているかも…と思いましたが、これは私みたく未来日付でトップにしていただけかもしれません。暗闇ごはんご予約受付フォームを押してみると、ページ不明になっていました。

 そのサイトから内容を紹介だけで大体内容がわかるとは思います。非日常の体験というのが大きなテーマになっているのです。
日常では体験することのできない真の暗闇。完全に視覚を奪われた中で、
残された嗅覚、味覚、聴覚、触覚をフル回転させるためには、
ものを食べるという行為が大いに効果的です。
また、お寺という非日常の空間で、顔の見えない相手とひとつの食卓を
共にすることも、「暗闇ごはん」を体験する人の想像力を多分に刺激することでしょう。(中略)

海外で試されている真っ暗な中で食事をとる「ブラインドレストラン」を、
日本の食文化に合わせてアレンジしてお届けします。
明かりを落とした薄暗闇の部屋でアイマスクを着用していただき、
完全に視覚を奪われた状況を作り出します。
そして、イベントご参加の注意点など簡単な説明のあと、
料理が一品ずつ運ばれます。

●暗闇レストランの発祥は視覚障害者のためだった

 ところが、その発祥はそれとは違った目的も大きかったようです。

 その発祥地はスイス、チューリヒで、1999年にblindekuhというお店がオープン。「給仕人の肩につかまり、1列になって席まで行く」ものの、「給仕人もライトを持っていない」のです。(※2)

 なぜかと言うと、給仕人たちはなんと視覚障害者だからです。

 blindekuhが「視覚障害者を給仕人としてトレーニングすることは非常に難しい。晴眼者のようにはいかない。blindekuhが提供するサービスをフランチャイズ化することは意味がない」(※2)と語っているように、就職先の少ない視覚障害者のためという目的が大きかったようです。

 世界各国でフランチャイズができており、研究者や視覚障害者協会などが協力したと明記されている地域もあります。おそらくどの国でも視覚障害者の就職が難しいのは、変わらないのでしょう。

 「ヨーロッパをはじめ、ニューヨークやロサンジェルス、オーストラリアでヒットを飛ばしている」という記述の他、ロシア・モスクワ、カナダ・モントリオール、中国・北京と多くの地名が出ていました。(※2)


●日本では視覚障害者の話がなくなる

 その後、日本でも「クラヤミ食堂」というのが出てきますが、これは海外とはちょっと流れを異にしているようです。

 「視覚障害者」の話は皆無ですし、「シーズンごとに数日間だけ“開店”する幻のレストラン」(※1)とのことですから、就職先としても向きません。

 この「クラヤミ食堂」は「こどもごころ製作所」が、「大人が無意識に従ってしまっているルールや恥を取っ払うための心持ち」=「こどもごころ」を引き出すきっかけ作りの一環として“開店”した(※1)としており、最初に言ったような「非日常の体験」が主眼です。

 しかしながら、海外でもそれが売りであることに変わりなく、以下は「クラヤミ食堂」の体験者の声を中心に、一部だけ海外のものを紹介していきます。(以下、断りない限り※1より)


●暗闇レストランの流れ

 まずは目隠しをして、席まで案内人の手につかまって席へ。しかし、ここからもう戸惑いが始まっており、視界を断たれることで、恐怖を感じるようです。

 5メートルほどの距離が体感では10メートルだったという道中を、「足を左右に動かして障害物がないか確認しながら一歩、また一歩とレストランの奥へと進み」、辿り着いた先でまた「テーブルと椅子を何度も触り、感覚を手に覚えこませてから着席」。

 「クラヤミ食堂」では、知らない者同士がコミュニケーションを図るため、一緒に訪れた者同士は必ず別テーブルに座らなければならないそうです。

「目が慣れることがない。目を開いても、分厚いゴーグル状の目隠しに光を遮断され、見えるのは真っ黒な闇だけ。自然に耳、手のひら、鼻。この3つに意識が集中していく」

 といった状態で、自己紹介して手を握り、食事が来るのを待ちます。


●人はあまり食べ物の味がわからない…目隠しの暗闇レストランで判明

 食事の前にまず、乾杯。もちろんここでも四苦八苦するわけで、グラスを持っていないほうの手で、ほかの人のグラスを持った手を探し当て、手探りで互いのグラスを誘導しあった末、やっと乾杯。

 次にお待ちかねの食事となりますが、ここでは「食材当て」が目玉になっており、「全テーブルに一斉に供される料理を、支配人の鳴らす鈴の合図で食べ始める」形になります。

 この「食材当て」をざっと示します。

・1品目の暖かい液体はスープとわかるものの、予想がバラバラで、口にしても最後まで正体が分からない。自分が食べ終わっているかどうかすら確認できない。

・3品目も答えが導きだせずに迷宮入り。「肉でしょ」「いや、魚だよ」と意見が真っ向から対立。スモークの強い香りに味覚がまぎれてしまい、最後まで肉か魚か意見が分かれ、肉や魚かすらわからない状態。(答えはヤマメですから魚でしたが、海外の体験者も「魚を注文しました。でも食べているときは、魚なのか肉なのかよく分からなかったわ」と語っています、※2)

・中盤あたりになると、嗅覚も味覚も頼りにならないことに業を煮やし、「触っちゃっていいよね」「俺、さっきから触ってるよ」と、皆が皿の中の未確認物体を素手でチェックするように。わしづかみの理由としては、視線の心配がないから羞恥心がとっぱらわれること、箸で目的物をつかめない苛立ちという記載もありました。

・メインはブタ肉のローストでしたが、「ブタ肉だ」「カモ肉だ」と、これまた2つの意見が拮抗。(ブタ肉派だった筆者は、飛び交う意見の中にカモ肉を予想する声も多く、しかも自信に満ちた声色だったため、だんだんカモ肉のような気がしてきてわからなくなったそうです。ここから、「失った視覚分を補おうと、聴覚が鋭敏化するのだろうか。目が見えないと、他人の意見や声色が及ぼす影響力が格段に跳ね上がることを発見した」としています)

・2品目のカキ以外は、付け合わせを含め、予想が当たっていた料理が皆無。肉か魚か、赤ワインか白ワインかという、普段なら間違えようのないこうした基本の判別すらできていなかった。視覚がいかに大きな力を持っているか、改めて痛感する。(海外の体験者も「味覚は、視覚に大きく影響される」「自分が、普段、いかに目に頼って食べているのかが分かって、とても良い体験になったわ。一度は行ってみるべきよ」とのこと、また、「理論的には、視覚が閉ざされると他の感覚が研ぎ澄まされるという。しかし、“暗闇”が刺激的すぎるのか、味覚は鈍くなるようだ…」という記載も、※2)


 「クラヤミ食堂」では、「アレルギーに限らず、このレストランでは苦手な食材を使わないよう、最初に申請できる」ものの、「目隠しして食べたら実はおいしかったという前例があるそう」で、「食わず嫌いが治るチャンス」とあったのも、ちょっとおもしろかったです。


●顔を見なくても大体イメージ通り?

 それから、最後のデザートではマスクをとったのですが、ここでまた驚愕。一瞬の沈黙が流れた直後に「思ったとおりの人だった」「想像と全然違う」と、声のイメージと実像とのギャップに対するコメント大会。

 例えば、髪が短めの体育会系サラリーマンと予測していた男性は、繊細なクリエイティブ系の雰囲気を醸した人物、「ショートヘアの人かと思った」と指摘された筆者はロングヘア。

 「どうやら声と実像にギャップがあるらしい」とありましたが、そのときどきで髪型が違う人もいます。声だけで当てるのは、難しいですね。

 その他、「目隠しには、視覚が受けるインパクトや偏見、社会的立場や理性の殻などを瞬時にとっぱらい、心を素っ裸にしてしまう絶大なパワーが宿っているのだ」としていましたが、目隠しを外した後、打ち解けるあまり話が尽きなかったという効果もあったようです。

 ここらへんは心理学的な話題でおそらく研究されていると思われますが、暗闇の効果とはおもしろいものです。

 参考記事
※1 “目隠し”しながら手探りで食事を――上司と仲良くなれる「クラヤミ食堂」 2008年03月28日
※2 “見えない”を体験できる暗闇レストラン nikkei BPnet 2007年3月14日 岩澤 里美


●暗闇レストランが合コンにも最適な理由

 ここから2017/02/15の追記ですが、上記の話を書いた後、いくつか関係する話を書いています。

 まず、目隠しで食べると、味がよくわからないに関しては、騙されていた!かき氷のシロップは全部同じ味、色と匂いで錯覚してるだけという衝撃的な話をやっています。かなり我々の味覚は曖昧なようです。

 また、顔を見ないで声だけ…という話に関しては、やっぱり人は見た目が大事、外見が収入の高さに相関 残酷な研究結果があります。

 これは外見が良いほど報酬が上がってしまうという実験をいくつかやっていたのですが、予想外だったのが「写真なしの履歴書が雇用者に渡され、電話で面接した」場合でも、差がついたこと。顔を見なくても、かなり影響を受けてしまうのかもしれません。

 もう一つ、顔を見なくても大体その人をイメージできるという話は、オタクの婚活で脅威のカップル成立率5割 秘訣は顔見せ禁止のお面でやっています。

 今回の話はこれと近いコンパの話で、これらの話を考え合わせると、有効な方法ではないか?と予想されます。

真っ暗闇のコンパ「暗闇コン」 光がなくても、恋はできるのか!? J-CASTトレンド | ライフ・美容 | 2017年02月14日

 記事によると、真っ暗闇で行う「コンパ」、通称「暗闇コン」を開催するのは、IBJの運営する婚活パーティーサービス「PARTY☆PARTY」。4月1日公開の映画「暗黒女子」と提携したイベントのようです。

 前述の暗闇レストランと同様に、アイマスクを装着して合コンに臨みます。視界の閉ざされた中、主催者側の用意した課題に取り組むといったところが、他と違うユニークなところ。

 もちろん最後にはアイマスクを外し、感動のご対面があります。過去の暗闇レストランなどの実績からすれば、ここで盛り上がるのではないか?というのが、私の予想です。


【本文中でリンクした投稿】
  ■騙されていた!かき氷のシロップは全部同じ味、色と匂いで錯覚してるだけ
  ■オタクの婚活で脅威のカップル成立率5割 秘訣は顔見せ禁止のお面
  ■やっぱり人は見た目が大事、外見が収入の高さに相関 残酷な研究結果

【その他関連投稿】
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