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ボケる人・ボケない人の性格の違い 攻撃的な人・努力家・我慢強さなどが認知障害に影響


 若い頃にヤンキーだとボケやすいってホント? : J-CASTヘルスケア(2017/1/ 1 18:10)というタイトルの記事。

 ただ、本文にはボケるという言葉はなく、認知障害に影響という書き方。そして、ヤンキーという言葉もこれまた本文にありません。わかりづらいですが、それっぽいところだと攻撃的な人ってところですかね? かなりタイトルは本文と雰囲気が違いました。


●低学歴の人ほど認知症になりやすいという過去の研究

 私がこのタイトルを見た時点で思い出したのは、学歴と認知症に関する研究。認知症予防に効く高学歴とバイリンガル 低学歴は認知症が多いという非常に残酷な話をやっていたのです。

 このときの研究は?と言うと、ある米研究グループの解析で認知症患者の19%が低学歴と関連していることがわかった、といったものが紹介されていました。

 また、日本国内でも大学卒業以上の高等教育を受けた人は発症リスクが47%低下するという解析結果が報告されているとのこと。本当、残酷な話です。


●ボケる人・ボケない人の性格の違い 攻撃的な人・努力家・我慢強さなどが認知障害に影響

 ただ、今回の話を読んでみると、上記のものとはかなり方向性が違いました。

 問題の研究は、米国神経学会誌「Neurology」(電子版)の2016年3月2日号に発表されたもの。米国立老化研究所のチームが、1985~1987年の調査開始時点で25歳だった男女3126人を対象に、若い時の性格が中年になってからの認知能力にどんな影響を与えるかを調べました。以下のような手順です。

(1)25歳の時点で性格テストを行なった。
(2)性格テストの結果から、参加者の性格を「攻撃的」(hostile)と「努力する」(effortful)の面から評価した。
(3)その後、参加者が50歳になった2010~2012年に、言語記憶力・注意力・集中力テストなどを行ない、認知能力を検査した。

 性格テストというのは、「クックとメドレイの敵意スケール」というもの。独自に作ったわけではないようで、他者への攻撃性や思いやりなどの度合いを測る国際的な標準テストだと説明されていました。

 このテストは膨大な質問項目に答えてもらい、性格を評価していくというもの。以下のような質問が例として載っていました。

「物乞いにおカネをあげるか」
「性的に不道徳な人を見た時どう思うか」
「自分の嫌な噂話を聞いた時どう対応するか」
「嫌いな人間がひどい目にあっているのを見た時どうするか」
「不当なことをされると仕返しをしたくなるか」

 今回の研究においては、このテストを元に攻撃性と努力に関して、それぞれ4つに分類しました。

攻撃性「攻撃性がとても弱い」「弱い」「強い」「とても強い」
努力「大いに努力する」「努力する」「努力しない」「まったく努力しない」

 すると、25歳の時に「攻撃性がとても強かった人」は、「とても弱かった人」に比べ、認知能力テストの成績が平均も21%くなりました。

 また、「まったく努力しなかった人」も「大いに努力した人」に比べ、成績が30%も低くなりました。

  研究チームは論文の中で、以下のように書いています。

「若い頃の2つの性格要因がその後の認知障害に影響を与えることがわかりました。つまり、攻撃的かどうかと、我慢強くてストレスに対処できる能力があるかどうかです。攻撃的でストレスに対処できない人は中年になってから思考能力が衰えます。青年期の性格を和らげることが老齢期に入っても高い認知力を維持できる可能性につながります」

 私が思った学歴の問題に関しては、"これらは人種や性別、経済状態、受けた教育やかかった病気、親しい人を亡くすなどの不幸の要因を調整しても変わらなかった"とありましたので、ある程度影響が排除されているものと思われます。

 ただ、これは学歴が関係しないと否定した研究ではないので要注意。同じ学歴の中では、攻撃的な人の方が認知テストが劣る、といった感じだと思われます。


●我慢強い人はあらゆる面で優位である

 我慢強さに関して言えば、幼児期の子供はIQより自制心の強さが大事 マシュマロ実験の結果を思い出します。

 これは認知能力に関する実験ではないのですが、子供の頃我慢強かった人はその後の人生のあらゆる面において、我慢強くなかった人より良いという研究でした。

 今回の研究は25歳の時点での我慢強さを見たものです。ただ、幼少期の我慢強さと相関性がある可能性があり、今回の研究は、我慢強い子の優位性をまた一つ増やすものであったかもしれません。


●要するに「性格が悪い」人が認知症になりやすい?

 最初の記事では同種の研究として、「性格が悪い」と認知症になるリスクが2倍になるという別の研究を挙げていました。これは以前うちで紹介したものと同じ研究のことだと思われます。

で、 検索してみると、皮肉や批判ばかり言う人には低所得者が多い 低学歴とも関係する?というタイトル。うちでは認知症の話をタイトルにしていませんでした。

 あと、同じ東フィンランド大学なので、同じ研究だと思うものの、このときのものは2倍ではなく3倍と紹介されていました。

 具体的な内容は?と言うと、アンナ・マイヤ・トルパネン博士らの研究によると、皮肉屋はそうじゃない人の約3倍も認知症になるリスクが高いことがわかった、というもの。高血圧、高コレステロール、喫煙などの認知症に影響を与えるものを調整済みで、この数値でした。

 でも、これ、同種の研究としちゃっていいんですかね? 今回のものとは、ちょっと違う気もします。

 ただ、皮肉っぽい人、攻撃的な人、努力しない人というのは、いずれも魅力的だとは言い難い特徴であることは間違いありません。

 直せるものでしたら直した方が良いでしょうね。


【本文中でリンクした投稿】
  ■認知症予防に効く高学歴とバイリンガル 低学歴は認知症が多い
  ■幼児期の子供はIQより自制心の強さが大事 マシュマロ実験の結果

【その他関連投稿】
  ■誤解の多いアルツハイマー病の特徴 老化現象、遺伝、死の危険性
  ■高齢者は機器で扱え!虐待と介護士の腰痛悪化を選んだ安倍政権
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