9本の尻尾をもつ妖狐を九尾の狐といいます。また、尻尾は9本もありませんが、猫又も尻尾が多い妖怪です。で、そういった伝承の元になったのはこれか?と思うような奇妙な姿をした猫が発見されました。また、「翼猫」「天使猫」という翼の生えた猫など、変わった姿の猫は結構いるみたいですね。
その後、<今度耳が4つある猫!嫌われるのではないかと思いきや人気者に>、<2つの顔を持つ「双頭の猫」も実在 短命のため長寿の猫は珍しい>なども追記しています。
2023/02/06追記:
●2つの顔を持つ「双頭の猫」も実在 短命のため長寿の猫は珍しい
2023/04/02追記:
●2つの口、2つの鼻を持ち、目は3つ…安楽死のはずが元気に生きる 【NEW】
●猫又や九尾の狐の尻尾の正体判明か?毛玉のせいで尻尾だらけの猫
2017/1/6:まず、猫又や九尾の狐の尻尾の元ネタかな?という話から。一目瞭然であまり説明はいらないのですが、ツイートの説明だとどうも虐待っぽい感じであまり良い話じゃありませんね。うちに昔いた犬もブラッシングを怠るとすぐに毛玉ができました。このうちの犬の場合は、尻尾ではなくイヤリングみたいに耳の横に生えた毛玉でしたけどね。
上記と同じ写真を用いた
【ペット大好き!】WPN☆ワールドペットニュース: 猫又!? 九尾を持つ猫発見!? いえいえ、実は……2016.12.18] という記事も見つかりました。以下のように説明しています。
<(引用者注:アメリカ・ペンシルバニア州ピッツバーグにあるアニマルレスキューリーグシェルター&ワイルドライフセンターの)診療所につい最近、飼い主だった高齢者が亡くなって、室内で発見された猫が持ち込まれた。飼い主は長年にわたり、この猫に必要なケアを怠った結果、長毛だった猫の毛は全身がドレッドヘアーのように、いくつもの尾が身体から生えているようなありさまになってしまった>
●毛玉説はあった?一般的な猫又や九尾の狐の正体に関する考察
毛玉説以外も含めて九尾の狐の正体に関する話がないかとWikipediaを見ましたが、特に記載はありません。とりあえず、以下は
九尾の狐 - Wikipediaであった九尾の狐に関する説明です。
<九尾の狐(きゅうびのきつね)とは、中国神話の生物。9本の尻尾をもつ妖狐。つまり、狐の妖怪である。九尾の妖狐、九尾狐(きゅうびこ)、単純に九尾、または複数の尾をもつ狐の総称として尾裂狐(オサキ)とも呼ばれる。稲荷神との習合があり、それによって同一視もされる。
万単位の年月を生きた古狐が化生したものだともいわれ、妖狐の最終形態の存在であるとされる>
一方、以下は
猫又 - Wikipediaの説明。こちらでは九尾の狐と違って、猫又の語源に関するところで、多少考察が見られました。そもそも「また」は二又の意味はない…という説の他、老いたネコを二又の尾を持つと誤認したのでは?といった説があるようです。
<一般に、猫又の「又」は尾が二又に分かれていることが語源といわれるが、民俗学的な観点からこれを疑問視し、ネコが年を重ねて化けることから、重複の意味である「また」と見る説や、前述のようにかつて山中の獣と考えられていたことから、サルのように山中の木々の間を自在に行き来するとの意味で、サルを意味する「爰(また)」を語源とする説もある[8]。老いたネコの背の皮が剥けて後ろに垂れ下がり、尾が増えたり分かれているように見えることが由来との説もある[9]>
●猫又・九尾の狐のもう一つの正体?奇形の猫も発見
Wikipedia以外で猫又の正体について探していると、
これが猫又なのか?3本の尻尾を持つ猫がロシアで激写される : カラパイア(2016年05月05日)という記事が出てきました。動画つきの記事ですが、残念ながら元動画は既に削除されています。
記事によると、ロシア南部アストラハン州の都市アフトゥビンスクに住むスヴェトラーナさんは、自宅の庭で3匹の尾を持つ野良猫と遭遇。尾に関する報告はないものの、"猫は、一定確率の割合で、指の数が多かったり、耳の数が多かったりする個体が生まれてくる"とも記載がありました。
こちらは毛玉ではなく、奇形の関係です。実を言うと、私も猫又・九尾などの正体としては、この奇形説を当初考えていたんですよ。というのも、以前、翼の生えた猫ってのも報告されていたためです。
●「翼猫」「天使猫」という翼の生えた猫も有名
この翼の生えた猫についてもリンクしようと思っていたら同じカラパイアで扱っていました。でも、私が見たのと違うような? 私が見たのは海外です。
こちらは動画が生きていました。
日本でも発見された!?翼のある猫 : カラパイア 2009年08月29日
猫に翼に見えるものが形成される理由として
1. 皮膚、毛皮が固まったため
2. 猫皮膚無力症(異常な弾力と伸張によって皮膚が変形してしまう病気)によるもの
3. 奇形症候群によるもの(多指症のようなもの)
などがあるそうなんだけど、いずれにせよ世界でも100例ぐらいしか発見例がないそうで、貴重なものであることには間違いがないみたいなんだ。
「100例ぐらいしか発見例がない」と言っても十分多いですよね。驚きました。中国では「天使猫」とも呼ばれ縁起物とされているとも記事にありました。
以下は
翼猫 - Wikipediaから。上記の説明もWikipedia由来みたいです。縁起物とされると書かれていましたので、珍しいとは言え、過去にはそれなりに例があるようでした。
<翼猫(つばさねこ)とは翼のようなものがついた猫である。中国では「天使猫」とも呼ばれている。未確認動物とされる場合があるが多くの写真・資料、研究結果がある。 基本的に鳥のように空を飛ぶことはできない。空を飛んだという話も存在するが写真などで確認された例はない>
・猫皮膚無力症
<猫皮膚無力症は異常な弾力と伸張によって皮膚が変形してしまう病気である。揺れ動く翼のようなものは肩や尻辺りに形成される。この猫をなでると皮膚が裂け、伸びる原因となることがある。筋肉繊維をとりこむことにより羽ばたく可能性はあるが、猫のそれは鳥のように羽ばたいて飛び立つことは不可能である。
猫皮膚無力症はコラーゲン欠陥によりおこる。コラーゲンは皮膚細胞をつなぎとめる効果があるたんぱく質である。この症状はdermatoproxy、遺伝性皮膚欠陥、弾性皮膚とも呼ばれ、同様のものが人間、犬、ミンク、馬、牛、羊においても現れる(エーラス・ダンロス症候群)。牛、羊のものはdermatosparaxisと呼ばれる。馬の類似した症状はcollagen dysplasiaと呼ばれる。皮膚は異常に壊れやすく、皮膚で出来た翼は怪我が原因で容易に裂けたり抜け落ちたりする。この例として「モルフ」がある。
翼を形成するような劣性染色体はシャム猫および関連種の猫に見られる>
●今度耳が4つある猫!嫌われるのではないかと思いきや人気者に
2021/12/01追記:今度は耳が4つあるというパターンの猫が発見されました。
4つ耳の子猫、家族に引き取られてインターネットの人気者になる | ハフポスト(2021年11月22日 13時27分)という記事タイトルでわかるように、耳が多くても全然問題なし。「これはこれでカワイイ!」「ウシさんみたいで、めっさ可愛い」「お耳が花びらみたい」「可愛いし可愛い♡4耳なんて関係ない…猫は皆、尊く可愛いのです」などと日本のツイッターの反応でも大人気です。
記事によると、母は路上に暮らす猫で、ミダスは他の5匹の子猫と一緒にトルコ・アンカラにある一軒の家の裏庭で生まれました。この家のオーナーの友人は、一目でミダスに心を奪われたとのこと。そして、見た目が原因で引き取り手が現れないことを心配して、家族に迎え入れることを決めました。
ただ、前述の通り、心配は杞憂。ミダスの4つ耳を怖がった人もいたものの、ほとんどの人たちがミダスの可愛さのとりこになっているとのことです。また、このミダスという名前は、ギリシャ神話に出てくるミダス王に由来しているそうな。ミダス王はアポロン神を怒らせて、耳をロバの耳に変えられたという逸話があります。
約5週間前に始めたミダスのInstagramには、現時点で9万5000人以上のフォロワーがつきました。先住の2匹のゴールデンレトリバーたちとも、すっかり仲良しだそうで、微笑ましいですね。なお、ミダスの耳は遺伝子変異によるものと考えられているのですが、獣医には健康に悪影響はないと診断されたそうです。
●2つの顔を持つ「双頭の猫」も実在 短命のため長寿の猫は珍しい
2023/02/06追記:「双頭の猫」というのも結構いるらしい…と聞いたので検索。「双頭の猫」にはいろいろパターンがあるようですが、ツイッターでは以下が出てきました。これは英語記事を読んだという話で、4つ耳猫と違い、「生後数日で死ぬのが当たり前で、ここまで長寿なのは通常ありえない」とのことでした。
Frankenlouie cat with two faces dies at 15 | Daily Mail Online(20:25 GMT, 6 December 2014)
(BING翻訳:2つの顔を持つフランケンルイ猫は15で死ぬ デイリーメールオンライン)
●2つの口、2つの鼻を持ち、目は3つ…安楽死のはずが元気に生きる
2023/04/02追記:前回書いた長寿が珍しいという「双頭の猫」フランクとルイ。まだ生きていた頃に、
2つの顔を持つ猫が12年という長寿でギネス記録認定(アメリカ) カラパイア(2011年09月28日)という記事が出ており、ここでいろいろな情報がわかります。
<ローマ神話の出入り口と扉の神、2つの顔を持つ「ヤヌス」にあやかり「ヤヌスの猫」として、その長寿を称えられギネス記録に認定されたのは、アメリカ、マサチューセッツ州、ウスターにお住まいのフランクとルイ、12歳。
フランクとルイは、12年前、地元のペットブリーダーが、「Tufts Veterinary Clinic」という動物病院に、このままでは生きられないので安楽死をさせてあげてと持ち込んだ猫。2つの口、2つの鼻を持ち、目は左右2つは正常に機能しているが、真ん中の目だけは機能していない>
安楽死を求められたものの、この病院の獣医看護師マーティさんが引き取ったところ、こんなに長生きした!という話。通常こういった猫は、生後直ぐに亡くなってしまうのに、「人間でいうところのだいたい64歳くらい」である12歳まで生きた…というのが記事の時点。そこからさらに3年ですから、本当に長生きできました。
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