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諸葛亮(諸葛孔明)は典型的ダメ上司 部下ができないと嘆くリーダーは無能


 優秀なあの人が「無能なリーダー」になる理由 諸葛孔明はなぜ「人材がいない」と嘆いたか 東洋経済オンライン / 2016年12月20日 8時0分(篠原信)という記事がありました。

 「無能なリーダー」というところをまず見て、諸葛亮(諸葛孔明)は十分よくやっており、彼が無能とはいえないだろうと反射的に思います。

 ただ、"「人材がいない」と嘆いた"の部分を見て、思い直しました。これは以前やった典型的なダメ上司のセリフです。


●部下ができないと嘆くリーダーは無能

 以前やったという話は、うちの部下は使えない?いいえ、使えないのは上司のあなたです!。ただ、これを読み直してみると、部下がミスしないように事前チェックをしておきましょうというかなり限定された話でした。諸葛亮のケースには当てはまらない感じです。

 とはいえ、一般的にリーダーに任されている使命を考えると、やはりダメリーダーだと思われます。社長としては、今いるメンバーを使って対処してほしいと考えているわけですから、リーダーとしてもその人員で対処するしなくてはいけません。「部下が悪いから目標を達成できません」と言って済むなら、誰でも上司が務まると言えます。

 ただ、本当のことを言うと、人員の入れ替えが可能であるのなら入れ替えた方が良いです。あれこれ工夫するより、メンバーを刷新して優秀な人を揃えた方がずっと成果が上がるという身も蓋もない研究があるのです。

 この研究は社長はダメ上司とダメ部下をリストラせよ!会社は戦略より人材が大事で紹介したものであり、部下だけでなく上司の取り替えも効果的だとされています。

 もし替えの人材がいたのなら、劉備は目標不達成を部下のせいにする諸葛孔明も替えてしまった方がベストだったと考えられます。


●「人材がいない」のではない、人材を育てなかったのだ

 …とタイトルだけでいろいろと考えてしまったものの、肝心の記事の方は着眼点が異なりました。上記のような話ではなかったのです。

 作者の篠原信さんはまずおもしろいところに目をつけていました。
ところで、孔明には奇妙な矛盾があることに気がついた。劉備玄徳らと一緒に蜀を攻めていた時には、なかなか思うように勝利をおさめられず「蜀にこんなにも人材がいるとは」と驚いているシーンがあった。ところが孔明が蜀の支配者となり、最後の戦いの頃には、「蜀には人材がいない」と孔明が嘆いているのだ。

 長い話ですので、三国志演義は結構矛盾点があります。作者の設定ミスという、身も蓋もないものが答えじゃないかと思います。

 ただ、それ以外にも諸葛亮が自分の都合の良いことばかり言っていたという可能性もありますね。蜀を攻めるのに苦労しているときは「相手が強いから」と言って言い訳していたのに、いざ彼らを支配下に収めると「使えない部下ばかり」と失敗を彼らの責任にしたというわけ。いますよね、こういう人。

 しかし、記事ではそういった台無しな話ではなく、なぜか"人材がキラ星のごとくいたはずの蜀から、人材が消えてなくなってしまった"と考えました。

 ここまで読んでピンと来ます。何でもかんでも自分でやってしまって部下を育てなかった、という意味ではないでしょうか? 仕事ができる人が上司になるとありがちなパターンです。部下として優れている人が、上司として優れているとは限らないんですね。「名選手、名将にあらず」です。

 で、作者はどう書いているのか?と言うと、やはりそういう話でした。
その原因を暗示するようなエピソードが、吉川英治『三国志』には描かれている。孔明がもうじき死んでしまうかもしれないという頃、孔明から敵将の司馬懿のもとに使者が送られた。司馬懿が使者に「孔明殿の働きぶりはどうじゃな?」と尋ねると、使者は「朝は早くに起きて夜遅くまで執務しておられます。どんな細かい仕事でも部下任せにせず、ご自身で処理します」と答えた。

私はこのやり取りに、蜀から人材がいなくなってしまった理由が分かったように感じた。部下に任せればよいような仕事も全部自分でやってしまうようになれば、部下は自分で考えることをやめてしまう。孔明の指示を待ち、それに従いさえすればよい、という「ひとごと」の姿勢になってしまう。孔明はささいなことにまで口を出して、部下が自分の頭で考えることがなくなるように仕向けてしまったのではないか。

孔明が「指示待ち人間製造機」だった可能性を示唆するエピソードがもう一つある。「泣いて馬謖を斬る」というエピソードだ。馬謖は孔明が後継者として期待する超優秀な部下だった。馬謖にある場所を攻略させるに当たり、孔明は「陣地を山上に築いてはならない」と口を酸っぱくして指示した。

馬謖はなんとなく反発したくなったのか、指示とは逆に山上に陣地を築いてしまった。そのために敵軍に包囲され、水源地を敵に奪われて水が飲めなくなり、降参するしかなくなった。孔明は他の部下たちの手前、指示に従わずに大敗の原因を作った馬謖を、泣きながら斬るしかなかった。

この話も考えてみると、孔明が「指示待ち人間製造機」であったことを物語るエピソードだと言える。

●カリスマ経営者は後継者づくりが下手くそ

 カリスマ経営者の後がうまくいかないってのも、こういった事例が多いですね。特にワンマン経営者はイエスマンの部下を好みます。自分の意見に従う部下ばかり集めておいて、「後継者がいない」なんてのはアホ言うな、という話です。

 典型的だったのが、セブン&アイホールディングスで君臨していた鈴木敏文会長でしょう。彼は83歳という高齢になってから、いきなり井坂隆一社長が物足りないと言い出して別の人を後継にしようとしました。

 83歳になってから跡継ぎを育て始めるって遅すぎですし、ワンマンカリスマ経営者という評価もそのまま当てはまります。

関連:セブンイレブン井坂隆一社長は物足りない 独裁者鈴木敏文会長の責任は?

 このようにどう考えたとしても「部下が使えない」って言い出すのは、自分の無能さを明らかにするだけですのでやめておいた方が良さそうです。


【本文中でリンクした投稿】
  ■うちの部下は使えない?いいえ、使えないのは上司のあなたです!
  ■社長はダメ上司とダメ部下をリストラせよ!会社は戦略より人材が大事

【その他関連投稿】
  ■リーダーの資質はただ1つ リーダーにしてはいけない人の条件は3つ
  ■指示待ち人間批判の愚かさ 電通の鬼十則は努力・根性・忍耐
  ■上司と部下で意見が対立するのは良いこと?ドラッカーの組織論
  ■管理職の役割は管理 優秀な部下を管理職にすれば良いわけではない
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