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東芝「ごめん、まだ1兆円損失があるの」上場廃止どころか倒産の可能性高まる


 元の投稿は、原発関連の損失見込みの金額がどんどん大きくなって、7000億円まで増えたというタイミングの2017/1/19にしたもの。

 この後、それとは別件でさらに1兆円損失があると聞いて、2/23に追記。これを先頭に持ってきて、タイトルも変更しました。(特設注意市場銘柄の東芝、上場廃止もあり得る?債務超過で倒産の可能性も 損失見込み、さらに拡大して7000億円に → 東芝「ごめん、まだ1兆円損失があるの」上場廃止どころか倒産の可能性高まる)


●東芝「ごめん、まだ1兆円損失があるの」上場廃止どころか倒産の可能性高まる

2017/02/23追記:私が読んだのは以下ですが、他も1兆円の話を書いており、間違いなさそうです。

東芝19万人、さようなら…実はさらに1兆円の「隠れ損失」リスクが!(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(2/3) 2017.2.22

 記事によると、今度は原発ではありません。ただし、同じアメリカの話ではあり、ここの液化天然ガス(LNG)事業が問題でした。

 2013年、東芝は米テキサス州にあるLNG事業会社と、'19年以降20年間にわたって毎年220万tのLNGを調達するという巨額の契約を締結します。

 実はこれ、東芝関係者が「『そんな量を引き受けて、捌くことができるのか』と疑問視する声は会社の内部でも少なくなかった」というより、当初より疑問視されていたものでした。

 原発事業では、なぜか東芝が「騙された」みたいに言っている人がいるものの、東芝がリスクを考えずに甘く見すぎていたという話。考えなしに買収したのが問題でした。

 LNG事業もこれと全く同じ構図で、案の定、販売先が全然確保できずに、契約したのは良いが、見通しが立たない状況のようです。

 東芝はこのLNG事業のリスクについて決算資料に記載しています。〈天然ガスを当社都合により一切引き取れなかった場合〉、20年間の〈想定最大損失額〉は〈9713億円〉――つまり、将来的に約1兆円の巨額損失リスクがあると東芝自体が認めていると、記事では指摘していました。

 今のところ東芝をメイン銀行は見捨てていないのですが、"日本を代表する巨大電機メーカーが「消滅」する日が、刻一刻と近づいている"と記事は締めていました。 つまり、上場廃止どころか倒産の可能性が高まったという話。

 というか、むしろ銀行がこんなひどい会社の支援を続けている方が驚きな気がします。


●原子力発電事業で1000億円規模の特別損失のおそれ

(以下、2017/1/19に書いたもの)

 東芝でまた新たな損失発覚って話が昨年末に出ていましたが、もうあまり衝撃も感じず「またか」という感じでスルーしていました。

 ただ、今頃になって、上場廃止とか倒産とか報じているところはないかと検索してみました。

 上場廃止に触れた記事の前に、とりあえず、損失を報じた記事から。
東芝は急落、1000億円規模の特別損失計上の観測 - 東洋経済兜町特捜班 - 経済:朝日新聞デジタル 2016年12月27日10時03分

 2017年3月期に米国の原子力発電事業で1000億円規模の特別損失を計上する見通しと一部に報じられたことを受け、ネガティブサプライズと受け止められている。原発子会社のウェスチングハウス(WH)が昨年末に買収した米原子力サービス会社CB&Iストーン&ウェブスターの資産価値を低く見直し、損失額は1000億円を超える可能性もあるなどと伝えられた。

●東芝は「特設注意市場銘柄」

 では、本題。まず、投資関係の報道が多いZUU onlineの揺れる「東芝」最悪のシナリオは? 改善策を打ち出せるか(2016年12月27日 17時10分)という記事です。

 東芝は現在「特設注意市場銘柄」に指定されています。"これは上場廃止基準に抵触した企業に対し、廃止には至らなかったものの、内部管理体制などを改善する必要性が高いと取引所が考えた場合、投資家へ注意喚起するために指定する銘柄"だそうです。

 「特設注意市場銘柄」に指定された企業は、取引所へ「内部管理体制確認書」を提出し、"審査が行われ、改善したと取引所が判断"されることによって、"、特設注意市場銘柄の指定が解かれて通常の取引銘柄に戻ることができ"ます。

 これは逆に言うと、改善と判断されないおそれがあるということです。この場合は以下のようになります。
 特設注意市場銘柄指定後の1年以内に内部管理体制などについて改善が行われず、今後も改善の見込みがないと取引所が判断した場合、また特設注意市場銘柄指定後、1年6カ月以内に改善されなかった場合には上場が廃止となるのだ。

●審査によって上場廃止となった例はほとんどない

 特設注意市場銘柄に指定されたのはこれまでに30社。"そのうち現在、指定中の5社を除き、25社中で指定解除になったのは13社で、12社では上場廃止"。ほぼ半々です。

 ただし、"上場廃止12社のうち審査によって取り消されたのは3社"のみ。"残り9社は民事再生手続きに移るなど、審査結果前に上場廃止された"というパターンです。

 その3社というのも、"創業者への不正な資金流出が指摘されたり、社内のコンプライアンス意識が著しく欠如していたりするなど、上場企業として不適切な実態が理由"だったとのこと。

 東芝のコンプライアンスだってどうなの?って話ですが、そこらへんは曖昧ですし、ここだけ読むとあまり上場廃止はなさそうに見えます。


●東芝、上場廃止もあり得る?

 ところが、記事では東芝の上場廃止の可能性はありそうだという書き方をしていました。
東芝が指定解除を受けるまでの道のりは、決して平坦ではないといえる。

東芝が9月、上場する東証、名証に提出した報告書は、示された内部管理体制など改善策では不十分と審査され、東芝に対し来年3月15日以降、報告書を再度提出するように要求した。

当初、東証は来年3月を目途に上場維持か廃止かの判断を出すと思われた。しかし東芝は子会社での売上高水増しが見つかったと11月に発表し、これを受けて特設注意市場銘柄の継続を決めたといわれる。

大企業・東芝に対する取引所の判断は大変に厳しいものだ。東証は、来年3月15日に東芝を上場廃止の可能性がある監理銘柄に指定するとし、さらに再提出される報告書で内部管理体制などの改善が認められなければ上場廃止と、東芝にとっては最悪のシナリオも考えられる状況なのだ。東芝が東証と共に上場している名古屋証券取引所も同様の措置をとった。特設注意市場銘柄の指定が継続されたままでは増資など資金調達もままならず、東芝が進めている財務状況改善にも遅れが生じる。

今回の特設注意市場銘柄の指定継続を受けて東芝は「当社は内部管理体制等の確立に努め、特設注意市場銘柄の指定解除に向けて、全社一丸となって最大限の努力をしてまいります」とコメントを発表している。東証の判断は来年度前半になるといわれており、それまでに法令遵守を徹底した改善策が打ち出せるかどうか、東芝は正念場を迎える。

●債務超過で倒産の可能性も

 前述の通り、特設注意市場銘柄の上場廃止で最も多いパターンは、審査によるものではなく、民事再生手続きという、審査まで持ちこたえられずに「倒産」するものでした。

 この可能性に絡む記事としては、以下が見つかりました。
東芝が巨額損失問題、自己資本はすべて吹き飛び、債務超過に転落の可能性も THE PAGE / 2017年1月12日 11時47分(The Capital Tribune Japan)

 2016年9月末時点における東芝の株主資本は約3600億円と少なく、総資産に対する株主資本比率はわずか7.5%しかありません。最終的な損失額は数千億円に達するといわれていますが、もしこの数字が本当であれば、自己資本はすべて吹き飛び、同社は債務超過に転落してしまいます。

 債務超過=即倒産とはいえませんし、東芝の場合は原因がはっきりしているので、原子力事業を捨てるというのが現実的だろうと思います。

 ただ、債務超過となった企業が倒産しやすいのは間違いありません。

 この記事では、"債務超過となれば企業の存続すら厳しい状況ですから、仮に再生することができたとしても分社化などの厳しい措置が必要となるかもしれません"とも書いていたので、結構厳しそうな見方。マジで倒産まであるんでしょうか?


●東芝の倒産危機は国のせい?

 なお、記事では経営陣の責任を指摘していましたし、こうなることは十分予期できたであろうとしていました。私が特段驚かなかったというのも、原子力事業がクソなことはわかっていたためです。

 一方で、東芝「うちとシャープは違う」 東芝が倒産しないと自信満々な理由でやったように、東芝は原発を国策と考えて利益度外視でやってきました。ここらへんにこだわりすぎて、判断を間違えた感じがします。

 私は国が民間企業に影響力を与えることを徹底して批判していますが、東芝はその弊害が出た例かもしれません。


●東芝の損失見込み、さらに拡大して7000億円に

 …という下書きを書き終えてからニュースサイト見たら、 損失7000億円! もう馬鹿だろう、こいつら…。
東芝 損失7000億円規模に拡大も 米原子力事業で | NHKニュース 1月19日 12時03分

東芝は先月、アメリカの子会社が手がける原子力事業で数千億円規模の損失を計上する可能性があると発表し、来月までに具体的な損失額を確定させる作業を進めています。

東芝は当初、損失額が5000億円規模になるおそれもあるとしていましたが、その後の精査によって、当初の想定を大きく上回り、損失額はさらにおよそ2000億円拡大して7000億円規模に上る可能性があるという見通しを取りまとめたことが明らかになりました。

 あと、"東芝は、記憶用の半導体・フラッシュメモリーの事業を分社化して他社からの出資を求める方針"とのこと。原発を切るんじゃなくて、大きく儲かっている方を切る形。さらに"複数の事業や保有資産を売却"する予定ともありました。

 うーん、マジで本体は倒産するんじゃ…?


2017/01/20追記;7000億円判明前の、倒産話を追加。この記事は同時に、原発は特別という話も載っています。

「債務超過となれば最悪、倒産という事態も想定できますが、東芝は原子力や防衛関連のビジネスを手掛けています。政府としても簡単には見放せないでしょう」(証券アナリスト)
東芝「上場廃止」に現実味 NECとの経営統合説も急浮上 2017年01月05日 09時26分 日刊ゲンダイDIGITAL


【本文中でリンクした投稿】
  ■東芝「うちとシャープは違う」 東芝が倒産しないと自信満々な理由

【その他関連投稿】
  ■なぜ国が東芝・シャープを支援するのか?倒産すべき企業への税金投入は無駄遣いという見方も
  ■倒産しない企業ランキング上位にいた東芝とシャープ 専門家も太鼓判を押していた東芝
  ■東芝、第三者委員会の人選に問題 上場廃止回避で手抜き調査のおそれも
  ■東芝がストップ安、倒産危機シャープ株以上の急落 不適切会計で
  ■企業・会社・組織についての投稿まとめ

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