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現在でも現役なうつ病などの電気ショック療法・電気けいれん療法 重いうつ病・躁病・統合失調症の緊張病で使用


 別の病気に関して、電気ショックを与える研究をしているマッドな研究者がいるなぁと調べていたら、何と現在でもうつ病などの治療で電気ショック療法というのが使われていると知り、たいへん驚きました。


●電気けいれん療法(ECT)とは?

 電気けいれん療法 - Wikipediaでは、電撃療法(electroshock theraphy: EST)、電気ショック療法(ES)とも言うとしていましたが、ひょっとしたら「電気ショック」以上に「電気けいれん」という言い方の方がショックを受けるかもしれません。

 電気をビビビと流すって、漫画の世界だと思っていました。本当説明を読んでも、かなり信じられない治療法です。

 例えば、長崎県精神医療センター ― ECTの疑問にお答えしますでは、以下のように説明しています。
 ECTでは、治療器からごく短時間、こめかみにつけた電極を通して電流が脳に流れ、発作(けいれん)を起こさせます。
 「電気けいれん療法」と呼ばれる理由です。

●現在でも現役なうつ病の電気ショック療法

 電気けいれん療法は、重いうつ病や躁病あるいは緊張病(統合失調症のあるタイプ)などの重い精神障害の方に行われる治療だと説明されていました。

 Wikipediaでは、一般化した治療法だとも書いています。
1938年、イタリア・ローマのウーゴ・チェルレッティとルシオ・ビニ(Lucio Bini)によって創始された、元々精神分裂病(現在のほぼ統合失調症に当たる)に対する特殊療法として考案されたものである。日本では1939年に九州大学の安河内五郎と向笠広次によって創始された。その後、他の疾患にも広く応用されて急速に普及し、精神科領域における特殊療法中、最も一般化した治療法である[4]。

 でも、本当に今でも使われているの?とWikipediaを見ると、現在でも「重要な地位を占める」とありました。マジで現役なのです。
 再評価

薬物療法に対して電気けいれん療法の利点として比較的即効性であることによる社会復帰のしやすさや、薬による依存性・中毒性がないこと、ECT高いとされていたリスクや費用も長期の薬物治療と比較して低いことなどが明らかになり、また無けいれん電気けいれん療法の開発、パルス波通電装置の開発などの電気けいれん療法自体の改良が行われたことにより、現在では再び治療において重要な地位を占めるようになっている[2]。

●勧めない、廃止を訴える精神科医

 ただ、「再評価」と言われているからには、一時評価が低下していた時期があるということです。

 今ではそういう医師は多くないそうですが、「勧めない、廃止を訴える精神科医」という項目には、以下のようなことが書かれていました。
療法自体を勧めないまたは廃止を訴える精神科医もいる。時間の流れに沿った治療プロセスを省略し、または薬物療法で行き詰まり、その内容の是非を医療者として検証しないうちに安易にこの療法を選択する可能性がありえる。それが医療現場の荒廃につながり、結果として治療を受ける者を苦しめるからとの理由で勧めていない場合がある[27]。

薬物療法との比較する形でこの療法を治療手段として行わない理由が以下が2006年に紹介されている[28]。

(中略)創始者自身であるはずのウーゴ・ツェルレッティも廃止を訴えた[29]。

こうした見解は一般化できるものではないが、ECTは頻回の全身麻酔を伴うリスクもあり費用も高い。昏迷状態やがん末期の抑うつ状態で経口服用できない場合など、重症例や緊急性の高い症例に適応を限定している医師は多い。

●電気けいれん療法が効果がある理由は不明

 一般的に採用されている方法のようなので、あまり脅かさない方が良いと思うのですけど、Wikipediaでは「作用機序は不明」としていました。たまにこういうことありますね。何だかわからんけど効果があることだけはわかるという状態です。

 先の長崎県精神医療センターにおいても、"ECTがなぜ効果があるのか、その理由はまだよくわかっていません"としていました。

 しかし、いくつかの推論が出ているようです。

・精神疾患が脳の化学物質(神経伝達物質)の異常によって引き起こされることは確か。多くの精神疾患ではこの調整機能が不具合をきたとされている。ECTは神経伝達物質を放出させ、この調整機能の不具合を改善させると考えられる。
・最近の研究によると、ECTは脳のあちらこちらで血管新生を促すとされている。


●電気けいれん療法の副作用

 あと、また脅かす話になってしまいますが、副作用はあります。まあ、薬なんかでも、副作用は必ずあるものですから、過度に恐れる必要はないでしょうけどね。

 Wikipediaの場合はまず、「術前の全身状態の評価を適切に行い、電気けいれん療法を行った場合、安全で有効な治療法」と強調しています。

 その上で、いくつかの副作用を記載していましたが、ややこしそうだったので長崎県精神医療センターの方から。電気けいれん療法じゃなくて、全身麻酔自体の問題も含んでいますね。

<短時間で消失する有害作用>
・ECTの直後に頭痛・筋肉痛・めまい・嘔気・嘔吐・恐怖感・錯乱をみることがあるが、数時間以内に消失する。
・ECTの直前・直後の記憶が一時的に失われることがある(健忘)。
・全身麻酔には危険な副作用があるが、出現することはまれ。
・深刻な副作用で死亡する場合もあるが、その頻度は5万回に1回程度で、出産に伴う死亡の危険性より少ない。

<長期間続く副作用>
・最も多い副作用は記憶喪失で、10人に1人くらいの割合で発生する。最近のいくつかのできごとを忘れるが、数週間たつと失われた記憶がよみがえってくる。ただし、この副作用にECTそのものがどれくらい関係しているのかは明かではなく、うつ病自体や他の要因が関係している可能性もある。
・患者によっては性格の変化が見られる。


 Wikipediaの方も一応軽く目を通してみたら、重なっていない話が多かったです。頭痛、徐脈、心拍停止、血圧の低下、頻脈、血圧上昇、不整脈などのワードが見えました。


 以上…と思ったのですが、Wikipediaでは、"2001年には、年間およそ1000万人がECTを受けたと推測されている"ともありました。やはりかなり一般的だと言えます。

 本当、全然知らなくって、驚きました。


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