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安倍首相が媚びるトランプもロシア・プーチン大統領の操り人形に過ぎない?


 アメポチ産経新聞、在日米軍の駐留経費負担を褒められて大喜び 安倍首相、日本ではなくアメリカの雇用70万人創出に公的年金を利用で書いたように、安倍首相はトランプ大統領のご機嫌取りに必死に見えました。

 ただ、そのトランプ大統領も、プーチン大統領の操り人形ではないかと、当選前から言われていました。本当かいな?って話ではあるものの、確かにトランプ大統領の言動はちょっと普通ではなくて驚きます。

 トランプ大統領は、アメリカとロシアを同じとプーチン大統領を擁護していました。しかし、ロシアには、反プーチン派に対する多くの殺人事件や殺人未遂事件があります。これらはアメリカでは起きていないことです。

 後半は、この殺人の話とロシアの言論弾圧に関する以前書いた投稿を、見直して再投稿の形にしています。


●安倍首相が媚びるトランプもロシア・プーチン大統領の操り人形に過ぎない?
 
 最近大きく話題になったのは、米FOXニュースのインタビュー。

 トランプ大統領「プーチンを尊敬している」 TVで語る:朝日新聞デジタル(ワシントン=杉山正 2017年2月5日16時29分)によると、インタビュアーが、「プーチン氏は人殺しだ」と問うと、「人殺しなんてたくさんいる。我々の国が無実だと思うか」と擁護したそうです。

 この記事で指摘しているように、大統領選を巡っては、プーチン大統領の指示の下、ロシア情報機関がサイバー攻撃などで介入してトランプ氏の当選を図ったと、アメリカの情報機関が分析しています。トランプ大統領とロシアとの関係はきな臭いものがあるのです。


●トランプ大統領の味方のはずのロシアとFOXが仲違い

 本題ではないのですが、ちょっとおもしろかったのが、このインタビューを行ったFOXの立ち位置です。

 今回のFOXのインタビューに、ロシアは猛反発。ロシアのペスコフ大統領報道官は6日、質問者がプーチン大統領を「殺人者」と述べたことは「容認できない」と語り、FOXニュースに謝罪を要求したそうです。
(米FOXに謝罪要求=プーチン氏「殺人者」扱いで-ロシア:時事ドットコム 2017/02/06-20:55)

 ここまでの情報だけだと、FOXも左翼メディアだ!と思う人がいるかもしれませんけど、実は全然違います。アメリカのテレビ放送局はリベラルが多いものの、FOXはガチガチの保守。共和党を応援し、民主党を叩くメディアなのです。

 とはいえ、FOXが好きなのは、ブッシュ大統領のようなタイプ。トランプ大統領は非主流派であり、彼らの考え方とはちょっと違うのでどうかと思いましたが、トランプ政権にも関係者が参加しているようでやっぱり味方みたいですね。

 トランプ大統領は良いメディアと悪いメディアを分類していて、FOXを良いメディアだと言っていた記憶もあったので検索。

 私の読んだ記事そのものは見つかりませんでしたが、"連続ツイートの中でCNNは偽ニュースだとし、逆にFox Newsを褒め称えた"と書いているサイトがありました。やはり大好きなようです。
(トランプ大統領最初の1週間はこれまでの大統領とまったく異質 | BUSINESS INSIDER JAPAN  Allan Smith Jan. 30, 2017, 09:25 PM)

 ところが、そんなトランプ大統領が大好きなフォックスが今回やらかして、同じくトランプ大統領が大好きなロシアを怒らせてしまいました。

 日本で言うと、産経新聞が安倍首相にトランプ大統領が怒るような質問をして板挟みという感じ。ちょっと不思議な光景だなと思いました。


●アメリカとロシアの問題を同列に語るのは無茶

 本題に戻って、アメリカとロシアは同列に語られるのか?という話。似たテーマの日本はなぜ侵略国家と仲良くするのか?侵略を認めると領土を放棄することにで書いたように、アメリカも正直かなり悪いことをやっています。

 ただ、アメリカとロシアが近い状況か?と言うと、全く違っていて、いっしょにするのは無理があります。同じ保守派の共和党議員も反発していたんですが、マルコ・ルビオ上院議員の以下のツイートが最も的確でした。

「民主党の政治活動家が共和党に毒を盛られた、あるいはその逆のことがあっただろうか。我々はプーチン氏と同じではない」
([FT]トランプ氏、米ロを同列に論じ猛反発招く (写真=AP) :日本経済新聞(2017/2/6 15:15))

 プーチン大統領は旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身で、20年近く前に権力を握って以来、野党の政治家や反体制派、ジャーナリストの殺害に関わってきたと指摘されています。

 それがたとえプーチン大統領による命令でなかったとしても、アメリカで起きていないことがロシアで起きていることは間違いありません。


●今月に入っても反プーチン団体幹部が謎の「中毒」

 …といったニュースが報じられているタイミングで、また殺人未遂ではないか?というニュースが入ってきました。

 反プーチン団体幹部が謎の「中毒」 2年前も重体に 2017年2月8日 15時24分 AFPBB Newsによると、プーチン大統領に批判的な政治団体の幹部が病院に搬送され、臓器不全で昏睡状態に陥っているとのこと。やけにタイミングが良いですが、倒れたのは2日であり、上記の発言より前でした。

 入院しているのは、元石油王のミハイル・ホドルコフスキーさんが創設した政治団体「開かれたロシア(Open Russia)」のコーディネーター、ウラジーミル・カラムルザさん(35)。「未確認の物質による急性中毒だ」とされています。

 犯罪に巻き込まれたとわかったわけではないものの、ロシアではこうした殺人未遂事件はよくある話。カラムルザさん自身、2015年にも中毒に関連した急性腎不全を起こし、血中から高濃度の重金属が検出されていました。

 この後がまたロシアらしい話で、ロシア連邦捜査委員会に対して何者かが故意に毒を盛ったのか捜査するよう求めたのに、結局刑事捜査は見送られてしまったと言います。


●2015年には野党指導者の射殺事件

 このカラムルザさんは、2015年に射殺された野党指導者ボリス・ネムツォフ元第1副首相とも親しかったそうです。この件については、以前、"政府批判は許さないという空気が許す暗殺事件 反プーチン・ネムツォフ暗殺"というタイトルの投稿で書いていました。この後はほとんど、この当時の投稿を書き直したものになります。

 ロシアという国が特殊であるのは、このときのデモに関するモスクワ:「プーチンなきロシアを!」反政権の大規模デモ 毎日新聞 2015年03月02日 10時31分(最終更新 03月02日 12時56分)からもわかります。

 モスクワのデモでは、主催者の話で7万人以上とされる参加人数(警察発表では約2万人)。また"ロシア第2の都市サンクトペテルブルクでも同日、追悼デモがあり、約1万5000人が参加したとされています。

 しかし、反政府運動の機運が高まっているわけではありません。地方都市で呼応する動きはほとんどなく、政権への影響は限定的なものになりそうだとされていました。


●本当に恐ろしいのは、反プーチン報道が許されないこと

 また、デモにおいては、モスクワのデモでは数十人が「公共秩序を乱そうとした」との疑いで拘束されたとインタファクス通信が伝えています。拘束された中には、ウクライナ最高会議(国会)の議員もいたようです。

 この拘束が妥当なものであったかはわかりませんが、ロシア政府が政府批判に対して寛容でないことは以前からわかっていたことです。

 ロシアと対立するイギリスの記事であり、注意する必要があるものの、たとえばThe Huffington Post UKでは、そもそもネムツォフ元第一副首相の活動を伝えること自体がロシアではタブー視されていたとしています。
(ボリス・ネムツォフとはどんな人物か これまで報じられなかったロシアの暗殺された野党指導者  The Huffington Post UK | 執筆者: Jessica Elgot 投稿日: 2015年03月01日 09時24分 JST 更新: 2015年03月01日 09時24分 JST)

 この記事自体はそのようにほとんど知られていなかったネムツォフ元第一副首相について、どういう人だったかを紹介するというものでした。

 この中には暗殺の件や政府に対向する勢力を許さない、ロシア政府やロシアの空気感を伝えるものも多くありました。以下にピックアップしてみます。

・彼や他の野党指導者は国営テレビから姿を消し、主張の場が与えられなかった。
・ネムツォフ氏は野党のリーダーとなり、国の汚職に反対する抗議デモを率いて頻繁に逮捕された。
・彼はロシアの国家主義者たちからソーシャルメディア上でいつも脅迫を受けていた。殺害予告を受けたこともある。
・2009年、ソチ市長選の選挙活動でネムツォフ氏の顔にアンモニアが投げつけられた。
・ネムツォフ氏は扇動的な反体制指導者でブロガーのアレクセイ・ナワルニー氏と接近した。ナワルニー氏は新しい、若手の反体制運動家として知られるようになったが、現在禁錮3年6カ月の実刑判決を受け、自宅に軟禁されている。
・殺害された時、ネムツォフ氏は2014年4月以来ウクライナ東部で親ロシア派が行っている戦闘にロシア政府が直接関与している証拠を示す報告書の作成にとりかかっていた。


●日本でも批判メディアを許さない空気

 政府批判を許さなかったり、メディアコントロールしたりというのは、他の国でも見られます。東アジアでは北朝鮮や中国が顕著でしょう。

 ただ、日本や韓国でもそういった動きが見られます。私は日本人ですので、やはり日本のことが心配です。ネットでは、政府批判を許さないような主張の声が大きく、政府に批判的な報道をするマスコミには反日・売国といった言葉もよく使われます。言論統制を望むかのような空気があるのです。

 何度も書いているように不思議なのは、北朝鮮や中国を嫌いな人ほど、なぜか北朝鮮や中国のようなこういうやり方を好むということ。

 今回の件は北朝鮮や中国ではなくロシアなんですけど、この国の場合は反政府の政治家やジャーナリストの殺害が頻繁に行われているのも特徴です。そして、暗殺を行った犯人が捕まることもめったにありません。

 プーチン大統領がネムツォフ元第一副首相の暗殺を指示したのかはわかりません。しかし、前述の通り脅迫があり、殺害予告があり、実際に危害を加える事件が起きていました。

 そして、反プーチンを許さない空気があり、活動は妨害されていました。政府批判は許さないけれども、暗殺事件は許すという空気感があったように思えます。

 これは普通の人にとっては、到底理想的な世界だとは思えないでしょう。


●北朝鮮や中国と似ている思想

 ただ、理想的な世界だとは思えないというのは、飽くまで「普通の人にとっては」という話です。

 暗殺事件を伝える記事へのコメントで、「ネットではプーチン萌えみたいな風潮あるけど、こういう人だよ」といったプーチンを持ち上げる人々をたしなめるものがありました。

 しかし、プーチン大統領を好む人はそれを含めて好きな人が多いと思われます。ですので、政府批判は許さない・暗殺事件は許すという世界ですら、彼らにとっては障害にならないでしょう。

 以前読んだ記事では、西ヨーロッパの人は特に独裁的な指導者を好む傾向にあるとしていました。日本人にも少なからずそういう人たちがいるのだと思われます。

 こういう普通じゃない人々には、「プーチンはひどい人だよ」と言っても効果はないでしょう。それよりも北朝鮮や中国と似ているねと言うと、嫌がると思います。


 最近の日本のマスコミは政府批判を自粛する傾向が強まっています。以下のような記事もありました。
日本で「政権批判報道の自粛」ムード拡大? 海外メディア懸念 | ニュースフィア 更新日:2015年2月26日

 ロイターは、年末の総選挙前に、自民党から在京テレビ局に「選挙時期に一層の公平中立な報道」を求める文書が送られたことに言及。メディアはこれを、「批判を控えなければ政府関係者への取材が難しくなる」というシグナルだと解釈した、というジャーナリストの意見を紹介している。

 また、安倍首相が指名したNHKの籾井会長が、「政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない」と過去に発言したことにも触れ、メディアが権力にすり寄る日本の現状を指摘している。

 専門家は、かつては政権に批判的だったメディアも、今ではずっと友好的な論調だと指摘。NHKの元プロデューサーで、武蔵大学社会学部教授の永田幸三氏も、「政府に対する批判は大幅に減少したのではないか」と述べている(ロイター)。(中略)

 イスラム国による邦人人質事件以来、報道自粛の動きを危惧し、表現の自由を支持するジャーナリスト、学者らを中心に9日に発表された「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」に3000人近くが署名したと、ロイターは報道。声明の参加者は「現政権の施策・行動を批判することを自粛する空気が国会議員、マスメディアから日本社会までをも支配しつつあることに、重大な危惧を覚えざるを得ない」とし、日本国憲法の精神が尊重されるべきと訴えた(WSJ)。

 ストーニー・ブルック大学で財政学を教えるノア・スミス准教授は、ブルームバーグ・ビューに、「日本はアジアで次の独裁国になるのか?」と題する論説を掲載した。(中略)自民党の憲法改正草案には、「公益および公の秩序を害する言論、表現の自由は国家によって規制される」と取れる内容があることを強く懸念している。

 同氏は、公益や秩序を守るという「義務」が基本的人権より優先されることになると警告し、もし日本が反自由な民主主義に向かうなら、抑圧的国家・中国に対峙する存在としての日本の魅力は弱まり、価値観を共有できなくなることで、日米同盟の弱体化にもつながると危惧する。

 最後はちょうど中国の話が出ていましたね。中国化する日本なんて絶対に支持できません。今の方向性は間違っています。


●トランプ政権から既に出ている「メディアは黙れ」発言

 最後に今回の話に立ち戻ると、トランプ政権もまた中国のように反対メディアを黙らせようとしていると言えます。既にマジでそう言っている人がいるのです。

 ホワイトハウスのスティーブン・バノン大統領上級顧問兼首席戦略官は、ニューヨーク・タイムズとの異例の会見において、以下のように言ったそうです。

「メディアは恥と屈辱を受けるべきだ。口を閉じ、しばらくは聞いているべきだ」
「米国のことが分かっていないし、なぜドナルド・トランプが米大統領であるのかも理解していない」
(CNN.co.jp : 「メディアは黙れ」、トランプ氏側近が威嚇の発言 - (1/2))

 バノンさんは、右派系のニュースサイトで人種差別的な記事も掲載したとされる「ブライトバート」の責任者を以前務めていました。バリバリの右派がこういう考え方ってのは、日本でもアメリカでも変わりませんね。

 なお、安倍首相がした野中兼山の逸話、デタラメな上ブラック労働推進者だったで書いたように、安倍首相も最近「批判せずに黙っていろ」というメッセージを入れた施政方針演説をやっていました。

 アメリカや日本は、ロシアや中国のような状態だとは言えません。とはいえ、同じような社会にすることを望んでいる人々が力を持っていて、危惧せねばならない状況にあるとは言えそうです。


【本文中でリンクした投稿】
  ■アメポチ産経新聞、在日米軍の駐留経費負担を褒められて大喜び 安倍首相、日本ではなくアメリカの雇用70万人創出に公的年金を利用
  ■日本はなぜ侵略国家と仲良くするのか?侵略を認めると領土を放棄することに

【その他関連投稿】
  ■トランプ政権が中国のAIIB参加の意向は本当か?アメリカ加入の日は近い説
  ■米中戦争示唆の教授がトランプ政権に参加 日本には良い影響?
  ■北方領土四島返還は無理がある 日本よりロシアの主張が正しい理由は日本が択捉島・国後島を放棄したから
  ■保守派・ネトウヨは北方領土二島返還を批判せず?櫻井よしこは過去に国益損なうと主張
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