詐欺関連の疑惑が多い竹田恒泰氏 マルチ商法・霊感商法・保管料問題といった過去の報道

　竹田恒泰氏の竹田研究会の幹事長、国の助成金詐取で逮捕されていたで言っていた、その他の詐欺が絡む話。どうも竹田恒泰さんは、この手の話が多いようです。

　私は竹田恒泰さんと言うと、竹田恒泰、電車内で女子高生の黒ストッキング盗撮？「ギリギリの写真を撮りました」しか思い浮かばなかったんですが、別方向でかなり胡散臭い話が満載でした。


●詐欺関連の話が多い竹田恒泰氏 マルチ商法関与疑惑

　前回も引用した竹田恒泰の資金稼ぎのパートナーが助成金を騙し取り逮捕！ 旧皇族詐称ネトウヨアイドルと詐欺商法の親和性｜LITERA／リテラ(2016.10.15)が多数の疑惑を紹介していました。

　その中の最初はマルチ商法についてで、竹田研究会幹事長逮捕と同様、Wikipediaにも項目がありました。まず、以下はリテラの記載を短くまとめたもの。

・02年「FLASH」（光文社）7月30日号が、竹田氏がインターネットマルチ商法・スカイビズ2000に関わっていたと報じる。竹田氏は“旧皇族”を出すことで信用を得て、新規会員を次々と勧誘し、そのためのミーティングを東京のみならず全国各地で行なっていた。

　Wikipediaの記述の方は、以下のような感じ。(改行は変更しています)

2002年7月30日号の「FLASH」（光文社）にて、竹田がインターネットマルチ商法・スカイビズ2000に関わっており、「神奈川県在住のK」と名乗る被害者が告発したと報じた。

展開していたのはスカイビズ社で、加入金110ドルほど払うと自由に使えるホームページのスペースと初心者でも簡単にホームページが作れるソフトの利用券が得られ、新規会員を勧誘するとその数に応じて多額のボーナスを得られることから「ねずみ講まがい」と記事は指摘。竹田は複数のメンバーと共にミーティングを開き、“旧皇族”を出すことで信用を得て新規会員を次々と勧誘し、ボーナスを得ていたと報じた。

●竹田恒泰氏は反論するも、アメリカでクロ認定

　これに対して、竹田恒泰さんは反論されていたとのこと。信者の方もこれを読んで安心するかもしれません。

この報道に対し竹田は「神奈川県在住のKさんはFLASH記者に対して訴えているわけで、警察、検察に告発しているわけではありません」「『竹田の行為があたかも犯罪を構成し、それについて警察、検察が動いている』といった間違った認識を読者に与える危険性があり、その点を厳重に抗議します」と反論。さらに、スカイビズについても「もしスカイビズが違法なビジネスであったというのであれば、記事で指摘されても反論の余地はありませんが、スカイビズ自体は違法ではありません」と述べ、「ねずみ講」という指摘を否定した[23][24]。

　ただ、これ、マルチ商法とネズミ講の違いが、わかりづらいですね。実はマルチ商法というのは、合法であり、違法ではありません。問題が起きやすいと言うだけで、それ自体はただちに違法とはならないものなのです。

　一方で、ネズミ講の方は完全に犯罪です。なので、ネズミ講ではないという反論は、悪徳になりやすいマルチ商法をしていないという意味にはなっていません。

マルチ商法 - Wikipedia

マルチ商法（マルチしょうほう、multi-level marketing）は、世間一般的な概念としては連鎖販売取引あるいはそれに類似した販売形態の通称である。(中略)

マルチ商法は、無限連鎖講の防止に関する法律によって禁止されるねずみ講と組織の拡大方法で類似点が多いが、ねずみ講が金品配当が主となる組織であるのに対して、連鎖販売取引を含むマルチ商法は商品の販売組織（役務の提案も含む）である点で区別される。 なお商品の販売が主と主張する組織であっても、その商材の実際の価値が販売価格に比べ著しく低い場合には商品販売は主と見なされず、金品配当が主と見なされ、ねずみ講とされる（判例多数あり）。

　また、スカイビズ2000が問題なかったか？と言うと、そうではありません。記事では、"スカイビズ2000を展開していたスカイビズ社は、01年に米国連邦取引委員会からねずみ講にあたるとして提訴され実質破綻している"と指摘しています。

　リテラ以外でも、国民生活センターが以下のページで、スカイビズ社について警告していたことが確認できます。

スカイビズ社と契約していた方へ(発表情報)_国民生活センター

平成13年７月18日、当センターは『「ホームページのスペースをレンタルさせるマルチ商法」の被害が増えている！』との注意情報を発表し、この「詳細情報(PDF形式)」で

　・米国オクラホマ州に本部があるスカイビズ社についての苦情が多発している
　・米国連邦取引委員会（以下ＦＴＣという）が「違法な販売を行っている」として同社を連邦裁判所に提訴し、これを受けた裁判所は同社の活動を一時的に停止し、財産を凍結するとともに管財人を指定した

ことを掲載しました。

●霊感商法・保管料問題といった過去の報道

　他にリテラは以下のものを紹介していました。

・08年には「週刊新潮」（新潮社）6月19日号で、告発者は恒泰氏の父親・恒和氏の妻（現在は離婚）とその母・松見イク氏から懇願され、「竹田家の大切な品々」を保管する貸し倉庫の保管料325万円等を立て替えていた。その協議には恒泰氏も同席していた。ところが、書面に恒泰氏のサインがあるにもかかわらず、請求しても一切お金を返済しない。しかも、倉庫の中身も竹田家側は3000万相当と言っていたのに、鑑定に出したところたったの100万円程度の価値だった。

・数年前には“霊感商法”まがいの怪しいグッズ販売を指摘された。恒泰氏は「竹田恒泰商店」という自身のサイトで、三種の神器の画像を転写したTシャツなどを販売していた。「この服を着る者は、母なる天照大御神の、優しく暖かい光に包まれることでしょう」などとして、約15000円で販売。

　普通に悪質なものが多いですね。全然知りませんでした。

　霊感商法に関しては、既に掲載をやめてしまっているものの、過去の情報は一部見つかりました。

神楽-kagura- [竹之屋]
リンク切れ
http://www.takenoma.com/eshopdo/refer/refer.php?sid=uacsrv5&cid=3&vmode=&wab=3

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　これだけいろいろと紙一重なことをやっていたら、大麻取締法違反で逮捕の竹田恒昭の報道のときに、「竹田恒泰さんがついに…」と勘違いする人が続出したのも無理はありません。

　というか、天皇家の男系男子の血筋にこだわっている人たちは、これらについてどう思っているのでしょうね？


【本文中でリンクした投稿】
　　■竹田恒泰氏の竹田研究会の幹事長、国の助成金詐取で逮捕されていた
　　■竹田恒泰、電車内で女子高生の黒ストッキング盗撮？「ギリギリの写真を撮りました」
　　■大麻取締法違反で逮捕の竹田恒昭の経歴 竹田恒泰のいとこ・竹田恒和の甥・明治天皇の玄孫など

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