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危険な宗教の見分け方 金品の要求・他人や他の宗教の批判など


 私はそもそも宗教自体信じる必要がないと思うのですが、どこかに入信したいと思う方は実際問題、かなりいらっしゃいます。

 そういうときの悪い宗教の見極め方として、「心身を追いつめる、金品を要求する、本人の自由意志に干渉する、他者や他の宗教をけなす、そんな宗教は危険です」は、そう悪くないルールかもしれません。

 ただ、実を言うと、これを言った当人が、そういった危険な宗教に当てはまるような活動をしているとのこと。笑えない話です。


●危険な宗教の見分け方 金品の要求・他人や他の宗教の批判など

 危ない宗教の識別方法に関する発言、冒頭のものよりさらに前から引用すると、以下のようになります。

「危険な宗教には近寄ってはいけません。見分けるのは簡単です。心身を追いつめる、金品を要求する、本人の自由意志に干渉する、他者や他の宗教をけなす、そんな宗教は危険です」

 これが出ていたのは、スピリチュアリズムの危険性――『反オカルト論』 / 高橋昌一郎 / 論理学・哲学 | SYNODOS -シノドス-(2016.09.28 Wed)というページ。反オカルト論 (光文社新書)の中身を一部紹介したものみたいです。



 そして、この発言をしていたのは、東大病院にいた矢作直樹さん。『読売新聞』二〇一三年二月十五日付のインタビューだそうです。

 この矢作さんは過去にも紹介しています。オカルト畑の人なんですよ。

  ■東大病院・矢作直樹のセミナーで霊感商法 「人は死なない」主張も

 この過去投稿でわかるように、ご自分も霊感商法に加担していました。「金品を要求する」に抵触しますので、危険な宗教そのものです。


●明らかに「金品を要求する」に抵触する「ヒーリング」

 コラムでは、矢作直樹さんがこの霊感商法で、「手かざし」を行っていたという話もしています。「告発スクープ・大ベストセラー『人は死なない』著者・東大病院矢作直樹救急部長・大学内で無断霊感セミナー」(『週刊文春』二〇一五年四月十六日号)の報道が元ネタとのこと。

・都内マンションの「ヒーリングサロン」に現れては「手かざし」を行っていた。
・ひとりの女性に近づき、掌をかざして頷きながら目をり、「いま見えない光を送り込みました。うん、見えない光をね」と語りかけるといったやり方。
・矢作氏が「手かざし」を行っているサロンの経営者は、一度の「ヒーリング」で三万円を取っている、
・さらに「不健康を避けるためには先祖供養が必要」と十万円の追加料金を徴収することもある。

 また、当時は東大に勤めていたということも悪質です。肩書で信頼されてしまいますからね。


●インチキが判明した「ラップ現象」を評価

 評論家の立花隆氏は、矢作氏の著作について、次のように評価していたそうです。

「文章は低レベルで『この人ほんとに東大の教授なの?』と耳を疑うような非科学的な話(たとえば、百年以上前にヨーロッパで流行った霊媒がどうしたこうしたといった今では誰も信じない話)が随所に出てくる。これは東大の恥としかいいようがない本だ」(『文藝春秋』二〇一四年十月号)

 例えば、フォックス姉妹の「ラップ現象」を「近代スピリチュアリズム史上初の他界との交信、すなわち人間の死後存続を証明する事例」と認めています。

 しかし、この「ラップ現象」はフォックス姉妹自身が、嘘であることを認めたものです。矢作さんはこれを知らないか、無視してしまっています。
フォックス姉妹 - Wikipedia

1851年、バッファロー薬科大学の調査結果が発表された。それは、「音の正体は、足首や膝の関節を鳴らしていたものであった」とするものであった。

そんな中で、1888年10月21日付けのニューヨークの新聞に、反スピリチュアル団体から金銭を貰った(引用者注:フォックス姉妹の次女)マーガレットが、上記大学の調査結果に沿った内容の『手記』で、内容を告白する。次いで、ニューヨークの音楽アカデミーをはじめとして、各地で、このトリックを暴露する実演付きの公演を行った。(中略)

この証言により、信じていた者は衝撃を受け、彼女らも、以前のような大金を稼げない状態とはなったが、それでも霊との交信や、この種の現象を信じる者は少なくはなかったといわれている。

 暴露実験まで行っているのですから、反論の余地はないように思えます。しかし、フォックス姉妹の次女マーガレットはこの自白を後に撤回しているとのことで、本物だったと強弁する道が残されてしまいました。
 その背景と暴露の撤回

それから約1年半後、マーガレットは暴露の内容の撤回をした。当時の彼女の貧困状態や、姉とのいさかいの中での情緒不安定な環境に乗じて申し入れて来た、前述の反スピリチュアリズム派の者からの金銭がらみの申し入れに応じたことなどを告白した。また、その後、生涯通じて彼女ら(マーガレットとケイト)は、この現象について事実であったと主張し続けた。

●世界的に有名な科学者らもオカルトに熱中

 この話では、非現実的なことを信じることがなさそうな科学者も、詐欺師に騙されやすいということを指摘していました。

 同じ話を書いてもあれなので、うちでは別の話を。騙されたという話とは違いますし、当時はまだ科学という概念がなかったので仕方ないところがあるのですが、あのニュートンがオカルトに熱中していたという話を出しておきます。ニュートンは科学者ではなく魔術師 錬金術とキリスト教研究に夢中でやったものです。

・ニュートンの実験研究は、どちらかといえば錬金術やオカルティズムに近く、現在で言う「科学」よりそちらを重視していた。
・ニュートンの錬金術に関する著書の多くは研究所の火災によって焼失しており、錬金術師としての業績は現在知られているものより大きいとも考えられる。
・ニュートンは、卑金属を金に変えると信じられていた物質・賢者の石の発見を、最大の目標としていた。

 ついでに言うと、この時代は宗教と科学の境目も曖昧でした。で、ニュートンは宗教に関する研究にも夢中になっています。今回の話である宗教とオカルティズムが、ちょうど両方いっぺんに出てきましたね。もともとセットになりやすいものなのでしょう。

・ニュートンは生涯を通じてキリスト教研究にも打ち込んでいた。
・「ダニエル書」や「ヨハネの黙示録」を解釈した独自の終末論を唱えていた。

 ニュートンや比較的最近の世界的に有名な科学者ですら、オカルトに騙されたり、熱中したりしています。一般人が騙されるのも無理はありません。オカルトやオカルト宗教に夢中になる人が、特別に劣った存在だというわけではないのです。

 ですので、変に卑屈になることはなしに、落ち着いてオカルトや宗教を見直してみると良いと思います。


【本文中でリンクした投稿】
  ■東大病院・矢作直樹のセミナーで霊感商法 「人は死なない」主張も
  ■ニュートンは科学者ではなく魔術師 錬金術とキリスト教研究に夢中

【その他関連投稿】
  ■東大の矢作直樹教授、下村文科相らの人間サイエンスの会に呼ばれていた
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