私が読んだのは、客の滞在時間が長いコメダ珈琲はなぜ儲かる?というのがメインの話でした。しかし、その説明をするためには、スターバックスなどのセルフカフェが普通はどのように客席回転率を上げているかを知る必要があります。
で、こっちのスターバックスなどのセルフカフェがどのように稼いでいるか?という話の方がずっとおもしろいと思ったので、うちのブログのメインタイトルではスタバの痛い椅子の話を優先させています。スタバひどい!ってんじゃなくて、ビジネスとして興味深いと思うんですよ。
2017/3/8:
●ノマド歓迎ではない?スターバックスの椅子に長く座ると痛い!
●スタバの椅子に座ると痛い理由は客を長居させず客席回転率を上げるため
●スタバとは逆…客の滞在時間が長いコメダ珈琲はなぜ儲かる?
●客の平均滞在時間は長いのに回転率が高いという矛盾が起きる
●ノマド歓迎ではない?スターバックスの椅子に長く座ると痛い!
2017/3/8:会社で仕事しないノマドスタイルの人がスターバックスで仕事する…みたいに、スタバは長く滞在する客を歓迎しているイメージがありました。
しかし、それは飽くまでイメージだけであり、実際には全く長居してほしくないのかもしれません。今回の話のために、まずスターバックスの椅子が痛いって言っている人を探してみると、簡単に見つかりました。椅子の痛さには定評があるようです。
picas55ppさん 2012/11/400:00:41
スタバで、よく長く居座るのですが、椅子をもう少し、お尻に優しい椅子にして欲しいです。後、トイレの数も増やして欲しいかな。思いませんか?
aqapop_69さん 編集あり2012/11/408:57:34
わたしも、おしり…痛くなります。
スタバのひざかけを借りて巻き込む もしくは To goです。
さもなくば
お座布を持参しましょうね。。。。。
スタ勉女子が、大増殖して、硬い椅子が増殖しました。
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スタバで、よく長く居座るのですが、椅子をもう少し、お尻に優しい椅子にして欲... - Yahoo!知恵袋より)
tictac0899853530さん 2014/11/320:59:21
スターバックスの椅子に、クッションがない。お尻が痛い。テーブルは小さい。背もたれのない椅子がある。居心地が悪い
(
スターバックスの椅子に、クッションがない。お尻が痛い。テーブルは... - Yahoo!知恵袋より)
●スタバの椅子に座ると痛い理由は客を長居させず客席回転率を上げるため
経済ジャーナリスト・経営コンサルタントの高井尚之さんによれば、一般的に、レストランや居酒屋に比べて客単価の低いカフェ・喫茶店が売上を伸ばすには、次の4つの方法があるそうです。
(1)客席回転率を上げる
(2)店内の商品をテイクアウトできるようにする(二期作型)
(3)単価の高いメニューを開発する
(4)昼と夜とで店の業態を変える(二毛作型)
なぜ、コメダは「お客の滞在時間が長い」のに儲かるのか? プレジデントオンライン / 2017年1月6日 9時15分 そして、スタバなどのセルフカフェが得意なのは(1)と(2)だと言います。
(1)客席回転率を上げる
(2)店内の商品をテイクアウトできるようにする(二期作型)
椅子が固いというのも、実は回転率を上げるために短時間で出てもらうしくみの1つ。スタバは意図してあなたのお尻を痛めつけているのであって、たまたまあなたのお尻が弱いというわけではないのです。
●スタバとは逆…客の滞在時間が長いコメダ珈琲はなぜ儲かる?
一方、以前、
長居しても怒られない喫茶店、コメダ珈琲 予想に反し東京で成功でやっているように、コメダ珈琲はお客さんの滞在時間を長くしています。それでなぜ儲かるの?というのが、記事のメインの話。スタバの痛い椅子の話を聞いた後だと、たいへん不思議ですよね。
経営コンサルタントの高井尚之さんによると、コメダは滞在時間が長いにもかかわらず、なぜか客席回転率も高いのだそうです。つまり、「(1)客席回転率を上げる」の異色なタイプだと言えそうです。不思議ですね、考えられません。
営業部門を統括するコメダ専務・駒場雅志さんは、「コメダは早朝から深夜までの長時間営業で、ランチタイム、ディナータイムという区分もありません。全時間帯にお客さんにお越しいただくビジネスモデル」と説明していました。
これについて、<コメダの強みは全時間帯での回転率の高さ>と解説されていたものの、ちょっとわかりづらいかもしれません。たぶん短時間で見ると回転率が悪いように見えるものの、1日を通して見ると回転率が高いという意味ではないかと私は解釈しました。
例えば、A店で昼に10人、B店で昼に20人お客さんが来る場合、昼だけを見るとB店の回転率が良いように見えるものの、1日で見た場合にA店で40人、B店で30人という風に逆転することがあります。たぶんそういった意味だと思われます。
●客の平均滞在時間は長いのに回転率が高いという矛盾が起きる
記事では、具体的な話もありました。まず、コメダ珈琲の多くの店で朝7時から11時まで続く人気のモーニングは、トーストにゆで卵などをサービスしても、慌ただしい平日の朝は、お客さんの滞在時間は他の時間帯に比べて短いとのこと。工夫しなくても、自然と短くなるという話です。
また、コメダには特別なランチメニューも少なく、ランチタイムは他の競合店に比べて突出して強くないとのこと。こちらも工夫していないのですが、それでも来店客は途絶えないんだそうな。として、午後のアイドルタイムや、カフェが苦手な夜の時間帯も比較的強いとのこと。
そして、<長時間営業の全時間帯でまんべんなく客席が回転することで、平均滞在時間の長さという不利を補っているのです>とまとめていました。平均滞在時間は長いのに、一日で見ると回転率が高いということになっています。
このようにコメダ珈琲は記事を読んでいるとおもしろいことが多いので、一度行ってみたいと思っているのですが、なかなか行く機会がありません。いつか実際に見てこようと考えています。
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