Appendix

広告

Entries

エコカー戦争大予言 勝つのはFCV(燃料電池車)か、EV(電気自動車)か?


 エコカー戦争の勝者は電気自動車ではないかという記事があってので検索したら、絶対燃料電池自動車だという記事もありましたのでセットで紹介。

 電気自動車に未来はない トヨタMIRAI開発者がテスラなどの急速充電EV批判というのも過去にやっているように、お互いにバッシングし合っている状態なんでしょうね。


●液晶=電気自動車が、プラズマ=燃料電池車に勝利する!

 ただ、最初の記事は、どちらかの陣営に属しているというわけではなく、記者のもの。また、専門的な話ではなく、思いつき程度の話です。

 とはいえ、エコカー戦争の未来を考える上でおもしろいと思うのが、液晶・プラズマ戦争と重ね合わせていることです。

 記事そのものは、液晶にあたる電気自動車が、プラズマである燃料電池車に勝つのでは?というものなのですが、液晶陣営で勝利したはずのシャープが無残な結果になったことは示唆的です。単純にどちらかの陣営が勝つかだけでなく、勝者陣営の中でも日本企業が敗者となってしまう可能性を、日本人は心配するべきかもしれません。
パネル敗戦はエコカーに生きるか:日経ビジネスDigital 日経ビジネス2017年1月30日

 産業興亡史が示唆する点は多い。

 液晶では相次ぐ技術革新が起きたのに、プラズマがそうでなかったのは、液晶に比べ技術が複雑だったから。それで台湾勢は早々に見切りをつけた。さらに松下が技術を囲い込んだため、サムスンやLGが液晶に軸足を定め、少数派になってしまった。

 液晶にはさまざまな装置メーカーや部材メーカーが関わり、パネル製造メーカーを頂点とする陣営を築いた。だから技術開発が進んだが、半面、すさまじいスピードで技術流出が進んだ。コスト競争も激化、製造を容易にするためにモジュール化も加速した。

 次世代エコカー競争の本命はEV(電気自動車)なのかFCV(燃料電池車)なのかという議論があるが、これを聞くたびにプラズマと液晶の争いを思い出す。FCVは航続距離で有利だが技術的に複雑。EVは日産自動車や三菱自動車に加え、米ゼネラル・モーターズ(GM)が注力している。そこに部品のモジュール化を得意とする独フォルクスワーゲン(VW)も加わった。

 短絡的なのは承知の上だが、プラズマ=FCV、液晶=EVという構図が浮かんできてしまう。

●エコカー戦争大予言 勝つのはFCV(燃料電池車、EV(電気自動車)は面倒

 ただし、記事で出ていた松下でプラズマテレビ事業を立ち上げ、事実上たたんだ長野寛之・現・兵庫県立大学教授は、「FCVが30年後の本命でしょう」と否定的でした。その後に続く発言を見ると、記者の懸念は妥当な気もするんですけどね。

「(引用者注:FCVは)プラズマのようになるとは思わないけれど、EVは液晶のように技術革新がどんどん進んで航続距離が長くなる。一方でモジュール化が進み、参入障壁は低くなるんじゃないですか」

 とりあえず、長野教授同様に、FCVはプラズマの二の舞いにはならないという見方はあります。
エコカー戦争、EVはFCVに絶対勝てない理由 利便性と燃料充填で圧倒的な差 | ビジネスジャーナル 文=山田修/経営コンサルタント、MBA経営代表取締役

 決定的な違いは、FCVが専用の水素ステーションに行かなければならない一方、EVは電源設備があれば自宅でも充電できるという点だ。よって、一見するとEVのほうが利便性に勝るようにみえる。

 しかし、EVに電源を接続するためには、専用の充電設備を設置しなければならない。(中略)

 一方、FCVの場合、そのような家庭での面倒が起こらない。先日岩谷産業が発表したような水素ステーションに乗り付けて、水素ガスを充填すればいいだけのことだ。これは現在のガソリン補給と同じやり方なので、消費者が刷り込まれてきた消費行動と合致して抵抗感がない。

●FCV(燃料電池車)は普及したとしても2030年以降

 他の記事もと探すと、エコカー世界戦争と生き残り戦略:日経ビジネスオンライン 佐藤 登 2015年1月8日(木)というものが出てきました。

 ただし、こちらはともに課題があるという書き方で、勝敗は予想していません。

 まず、FCVの場合は、普及時期がかなり遅いと予想されています。
 FCV普及に向けた外的加速要因には、ZEV規制に代表される環境規制強化、それに対応する自動車各社の参入、ガソリン価格の高騰、充実した補助金制度などがある。しかし補助金制度に頼らざるを得ない環境下では本来の普及シナリオには到達し得ない。普及を加速させるための自発的加速因子には、一層の車両コスト低減、水素ステーション等のインフラ整備(政府目標では現在の20カ所を2015年に100カ所に)、水素燃料の価格低減によるユーザーメリットなどがある。

 この外的加速要因と自発的加速要因を重ね合わせると、普及期への移行は2030年以降と想定される。

●EV(電気自動車)はFCV普及前に本当に技術が進展するのか?

 2030年より前までにEVが普及してしまうと、かなりFCVは苦しくなるはずです。ところが、最初の記事で技術開発が進むと予想されたのとは裏腹に、かなり苦戦しているのだそうです。
 EVが本格的に普及するためには、(中略)革新的な電池が必要とされている。それが実現されない限りは、ZEV規制対応、タウンカーとしてのニッチ市場など、割り切った商品群としての域に留まらざるを得ない。(中略)

 ポスト・リチウムイオン電池を標榜する革新電池の産学官基礎研究は、政府の主導権と大きなバックアップにより、種々のテーマが推進されている。筆者が2014年5月に委員として委嘱を受けた「次世代革新電池の中長期戦略に関する研究」(文科省管轄)にも200人近い研究者とストラテジストが関わっている。それだけ、国を挙げての電池イノベーションに期待が寄せられている。

 残念ながら、これまでの基礎研究は実用化までに至らず、結局、産業界へのアウトプットが見られないものが大半であった。

 なお、上記は日本の技術開発の話であり、世界が…という話ではありません。トヨタが目立つFCVだけでなく、日本はEV技術でも世界をリードしていると考えられていますが、上記のような開発の停滞が続けば日本が置き去りにされる可能性もあるでしょう。

 これは結局、最初のシャープの話に戻るものであり、勝者の陣営にいるだけでなく、その陣営の中でも勝ち組にいなくてはならないということになってきます。


【本文中でリンクした投稿】
  ■電気自動車に未来はない トヨタMIRAI開発者がテスラなどの急速充電EV批判

【その他関連投稿】
  ■テスラ自動運転車の死亡事故、運転手のせいと報告 人より40%安全とも
  ■実は高齢者と若者でほぼ同じ事故率 ペダル踏み間違い、ブレーキ・ハンドル操作不適などの操作不適事故
  ■渋滞の原因は遅い車…ではなく車間距離を詰める車 適正な車間距離の目安は?
  ■免許を取り上げるべきは高齢者より若者?事故が多いのは圧倒的に10代で、次も20代
  ■女性は駐車が苦手…は嘘だった むしろ男性よりうまいという調査
  ■商品・サービス・技術についての投稿まとめ

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

宝くじ高額当選者3000人のその後……10年後の彼らの生活は?
歴代首相の身長ランキング 背の高い、低い意外な総理大臣 野田佳彦・麻生太郎・鳩山由紀夫・小泉純一郎・安倍晋三など
日本で馴染みのある韓国系企業一覧
国別ノーベル賞受賞者数ランキング 日本は8位、上位はどこの国?
橋下徹大阪市長の出自 同和地区(被差別部落)と父・叔父と暴力団
意外に有名企業があるファブレス企業・メーカー 任天堂・ダイドードリンコ・やおきんなど
飛び降り自殺は意識を失うから痛みはない…は嘘 失敗した人の話
白元・鎌田真の経歴と派手な交友関係 神田うの,松本志のぶ,妻も美魔女など
楽天Edyはコンビニの公共料金の支払い(収納代行)に使える?
楽天Edyの使えるコンビニ・使えないコンビニ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
のれん代とのれん代の償却のわかりやすい説明
消滅可能性都市ランキングと一覧 1800市区町村中896自治体が危機
カルシウムの多い食材ランキングベスト20 牛乳以外に取れる食品
堀越二郎の妻は死んでないし菜穂子でもない モデルは堀辰雄の婚約者矢野綾子
創価学会、会長候補の正木正明氏左遷で谷川佳樹氏重用の理由は?
インチキで効果なし、活性水素水詐欺 誇大広告であるとして排除命令が出た商品も
高カロリー食品ランキングベスト20(100グラムあたり)
EPA、DHA(オメガ3脂肪酸)の魚油サプリ 効果なしどころか危険という説
リチウムイオン電池の寿命を長持ちさせるのは、使い切って満充電?継ぎ足し充電?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由