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超能力は実在する…ワシントン大学の科学者たちが認めていた


 過去にワシントン大学が多額の資金を投入し、超能力を研究していたということがあったそうです。科学者らは、ここで超能力が実在することを認めました。

 ただ、彼らが信じ込んでいた超能力者らが後に種明かしをして、それらがすべてインチキだったことが判明します。結局、それらはすべて超能力ではなかったのです。



●超能力は実在する…ワシントン大学の科学者たちが認めていた

 反オカルト論 (光文社新書)の中身を一部紹介したスピリチュアリズムの危険性――『反オカルト論』 / 高橋昌一郎 / 論理学・哲学 | SYNODOS -シノドス-(2016.09.28 Wed)では、以下のような話があります。

 1979年、ワシントン大学に、当時としては破格である50万ドルもの寄付が行われました。「超心理学」を発展させる「マクドネル超心理学研究所」を設立するためです。

 この研究所の所長に就任したのは、ワシントン大学物理学科のピーター・フィリップス教授。科学者であり、素人というわけではありませんでした。

 彼は、特に子どもの超能力を重点的に研究すると発表し、300人近い応募者から2人の少年を選抜し、3年以上にわたって実験を行いました。そして、この実験において、彼らは凄まじい「超能力」を次々と発揮したのです。

 例えば、透視に関する実験では、以下のようなことをしてみせました。

(1)絵を入れてホッチキスで留められた封筒が被験者に渡される。
(2)被験者は、封筒とともに一人で残される。
(3)その後、封筒を実験者に戻し、開封の痕跡がないことを確認してから、封筒に入っていた絵を当てる。
(4)二人の少年は、この実験で、かなりの成功を収めた。

 研究員らは彼らの超能力疑うことなく、本物だと認めました。超能力は本当にあったのです!


●実は科学者もインチキを見抜けない

 …ところが、これの種明かしが後にあります。実を言うと、この二人の少年というのは、奇術師ジェームズ・ランディの弟子だったのです。当然、「超能力」も、すべてトリックでした。

 「トリックではないか」と尋ねられた場合、弟子たちは正直に白状することになっていたそうですけど、研究員らは一度として疑ったことはなかったと言います。

 これは、科学者らが超能力やオカルトを見抜くのに適していないことをよく示したエピソードです。実際には、アドバイザーとして手品師も雇っていたのであれですが、インチキに対処できるのは奇術師や手品師のような人々なのです。ランディさんはそういう活動をしていました。


●透視実験のトリックの種明かし

 前述の透視実験の種明かしというのは、こちら。めちゃくちゃ単純で、説明は2行で済みます。これですら、科学者らは見抜けなかったのです。

(1)封筒を留めている数個のホッチキス針を外して中身をのぞく。
(2)もとのホッチキス針の跡に、うまくホッチキス針を留め直す。

 透視の正解率が100パーセントでなかったのは、少年たちが、成功率が高すぎると逆に怪しまれると考えて、故意に成功率を下げたからだというので、さらに驚きです。

 実を言うと、ランディさんは親切にも研究者らに、あらかじめ警告していました。フィリップス所長に、超能力実験に関する十一項目の注意事項を送っています。例えば、以下のような内容の注意事項でした。

・実験途中で被験者に最初の計画を変更させてはならない
・逃げ口上の余地を与えることになるため被験者の気まぐれな要求に応じてはならない
・実験の周囲の状況は厳密にコントロールされなければならない

 ところが、彼らはこれを全然守らなかったのです。

 例えば、少年の1人は、実験中にホッチキス針を失うという失態を犯しています。このままだと、インチキだと疑われかねません。

 そこで、彼はそれをごまかすために、実験者に対面した際、腹を立てて自ら封筒を破ってみせました。さすが才能ある奇術師、機転が利きます。

 とはいえ、ここで「怪しい」と思われればピンチだったのですが、研究者らは、このような「実験内容の変更」も、そのまま受け入れてしまったがために、インチキだと疑うことは一度もなかった…というわけです。

 似たようなもので、実験条件がトリックを使えないものであった場合に、怒ったりかんしゃくを起こしたりもしてそれを回避するといったこともやっていて、これもまた受け入れられました。

 例えば、ビデオ監視の可能性を最小限にするため、電気関係の装置が、「超常的に悪いものを発散している」とも主張しました。で、研究者はそれに配慮してあげたみたいですね。騙されまくっています。


●詐欺師・宗教家・占い師・霊能者の心を読むテクニック

 上記以外にも、占い師や霊能者や宗教家が使う技術として、「相手の心を読みとる」コールドリーディングというテクニックがあります。コールドリーディングは、詐欺師も悪用している他、種があることを認めている手品師も使っています。

 その他、セールスマンによる営業、警察官などの尋問、催眠療法家によるセラピー、筆跡学や筆跡診断、恋愛などに幅広く応用されているとのこと。催眠療法家によるセラピー、筆跡学や筆跡診断はやはり害悪だと思いますが、これらにはただちに悪用とも言えないものが混じっています。

 ちょっと引用が長いですが、コールドリーディングは以下のような手口だと説明されていました。
1. 対象者の協力を引き出す

実際のリーディングを始める前に、読み取る者は相手の協力を引き出そうとする。「私には色々なイメージが見えるのですが、どれも明確ではないので、私よりあなたの方が意味が分かるかもしれません。あなたが助けてくだされば、二人で協力してあなたの隠れた姿を明らかにできます。」これは相手から、より多くの言葉や情報を引き出そうという意図である。

2. 対象者に質問する

分からないように相手をよく観察しながら、誰にでも当てはまりそうなごく一般的な内容から入る。「あなたは、自信がなくなる感じのすることがあるようですね。特に知らない人と一緒にいるときなどです。そのように感じますがどうですか?」(バーナム効果を参照)
または、観察に基づき、より具体的にみえる内容(実は具体性はあまりない)に踏み込んで推測を行う。「私には年老いた婦人があなたのそばによりそっているイメージが見えます。少し悲しそうで、アルバムを持っています。このご婦人はどなたかお分かりになりますか。」「私はあなたの痛みを感じます。多分頭か、もしくは背中です。」

3. 対象者の反応をさぐる

相手はこれら具体性のない推測に対して、びっくりしたり思い当たることを話したりするなどの反応をすることで、リーディングを行う者になんらかの情報を明かしてしまうことになる。これを基礎に、リーディングを行う者はさらに質問を続けることができる。推測が次々当たれば、相手はリーディングを行う者への信頼をどんどん深めてしまう。
もし相手に推測を否定されたとしても、態度を崩したりうろたえたりせず、威厳をもって「あなたは知らないかもしれないが、実は私にはそのように見えるのです」と言い張るなど、信頼を損なわずうまく切り返す方法がある。

4. さらに情報を引き出す

一般的に、この間にしゃべり続けるのはリーディングを行う者だが、情報はその相手からリーディングを行う者へ、一方的に流れ続ける。年齢、服装、顔色、しぐさ、口調、雑談やリーディングに対する顔や言葉の反応など、すべてがリーディングを行う者にとって、相手を知ることのできる情報になる。

5. 次のステップに移行する

こうして、リーディングを行う者は相手に関する情報の精度を高め、相手は何もしゃべっていないのに、自分の奥深くまで全てが言い当てられてしまった気分に陥る。こうなれば、相手はリーディングを行う者による「将来に関する占い」、「心霊による伝言」、「未来に関する予言」、「霊力のある商品の購入の薦め」などの不確かな結論まで信じてしまう。

●間違いがあると、むしろ本物だと信じてしまう

 適当なことを言って反応を探りながら…という手法としては、ショットガンニングという技術も、超能力者や霊能者を自称する者が用いる技術だそうです。

 彼らは実演する相手に大量の情報を話しますが、そのうちのいくつかは当たるため、相手の反応を見計らいながらその反応に合わせて最初の主張を修正し、全てが当たったように見せかけます。

 そんなバカな…と思うかもしれませんけど、一度信用してしまうと少しくらいの間違いは好意的に解釈してしまうみたいですね。

 むしろ少し間違っているからこそ、本物の証拠だ!と主張する人もいます。ちょろいもんです。最初の奇術師の少年らも、わざと間違えるようにしていましたよね?

 信じられないことですが、間違いですら信頼を増やす要素となり、どんどんとのめり込んでいくのです。


●大衆だけでなく科学者ですら騙されるという事実

 今回の話は、科学者のような人たちですら騙されるというものでしたが、もちろん科学者以外が騙されないという意味ではありません。少年らは種明かしの後も「本物だったのでは?」と尋ねてくる人々にうんざりしていました。誰もが騙されてしまうのです。

 ただ、誰もが騙されてしまうということを逆に考えれば、騙されてしまったことをそう恥じ入ることでもないということです。

 超能力、占い、オカルト、宗教といったものに熱中していた方も、この機会に冷静になって少し見直してみてはいかがでしょう?


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