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『君の名は。』大ヒットの理由はスマホ中毒 岸博幸教授が珍説を披露 パクリ(オマージュ)についても指摘


 『君の名は。』と『ラ・ラ・ランド』の大ヒットの理由はスマホ中毒だと、岸博幸教授が珍説を披露していました。当然、「んなわけねーだろ」とツッコまれています。なお、岸博幸教授はパクリ(オマージュ)についても、両者の共通点だとした上に、監督が若いからだと分析していました。そして、こっちの主張もまた怪しそうなのです。

2017/4/7:
●『君の名は。』『ラ・ラ・ランド』の共通点は中身がないこと?
●『君の名は。』大ヒットの理由はスマホ中毒 岸博幸教授が珍説を披露
●両作品のパクリ(オマージュ)という共通点も岸博幸教授は指摘
●ダウンロード刑罰化に賛成、岸博幸教授はネット規制派として有名だった
2020/05/17:
●岸博幸教授は論文を1本も書いていない?問題を指摘する告発
●告発が問題視したのは、慶應義塾大・政府・ITメディア企業の癒着


●『君の名は。』『ラ・ラ・ランド』の共通点は中身がないこと?

2017/4/7:岸博幸教授はいつもへんてこなことを書いているので読まないようにしていたのですが、いつも以上にへんてこ具合が突き抜けていそうな記事を発見。これは久しぶりに読んでみるべきではないか?と思い、ブックマークしていました。『ラ・ラ・ランド』『君の名は。』が大ヒットする社会の危うさ | 岸博幸の政策ウォッチ | ダイヤモンド・オンライン(岸 博幸:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授 2017.3.3)という記事です。

 で、読んでみると、期待を裏切らぬトンデモさで大満足。岸博幸教授は、『ラ・ラ・ランド』と『君の名は。』には2つの共通点があり、日本と米国の双方が同じ問題に直面していることを示しているように感じられる、とまず冒頭で問題提起。

 その共通点の一つは、中身の薄さであり、『君の名は。』は新海誠監督の世界観や映像の美しさで大ヒットした一方で、じっくり観て考えるというより、気楽に観て気持ちよく感じるという要素の方が大きかった、としています。

 もう一方の『ラ・ラ・ランド』も観た人の感想を聞くと、同じように「映像が綺麗だった」という感想が目立ち、ストーリーは二の次、というかストーリーの感想はあまりなかった、とのこと。ただ、上記の言い方でわかるように、岸博幸教授は『ラ・ラ・ランド』を直接観たわけではなさそうで、この時点で異議が出ていました。

“(略)俺の「ラ・ラ・ランド」観と真逆なんですけど。あなた本当に「ラ・ラ・ランド」見て言ってるか?って疑いたくなる。見てたらこんな「物語二の次の映像だけの映画」みたいな話にゃならんぞ。”(toshi20 2017/03/03)
(はてなブックマーク - 『ラ・ラ・ランド』『君の名は。』が大ヒットする社会の危うさ | 岸博幸の政策ウォッチ | ダイヤモンド・オンライン | ダイヤモンド社より)


●『君の名は。』大ヒットの理由はスマホ中毒 岸博幸教授が珍説を披露

 既に十分トンデモなものの、さらに飛躍するのはこの後。日米で同じような作りの映画が大ヒットした理由は、スマホ中毒で、コンテンツを気楽に受け身で流し読みするのが当たり前となったせいだとしていました。無論、データ的な根拠は何一つありません。はてなブックマーク人気コメントの反応もさんざんでした。

“偏差値40にもわかるように書くのと、自分が偏差値40になるのは違うぞ。”(whkr 2017/03/03)
“年取った人がよく「世間では高く評価されてるけど俺は理解できない!これは最近流行ってる新しいメディアの悪影響のせいだ!」って言い出すけどさ、自分も若い頃上の世代から同じことを言われたのを忘れてんのかね?”(wdnsdy 2017/03/03)
“何でスマホなのか言ってることがよく分からないんだけど、これもスマホのせいかナー”(kaeru-no-tsura 2017/03/03)
“本日の電波系記事。ちょっとすごいぞ、これは……。“『ラ・ラ・ランド』と『君の名は。』のヒットが示しているのは、スマホの使い過ぎの弊害が出始めているということではないでしょうか””(FUKAMACHI 2017/03/03)

 なお、以下は岸博幸教授の説を否定せずに、「スマホがなかったから新海監督の今までの作品はヒットしなかった」と、むしろ補強する材料にはなっています。ただ、前述の通り、もともと岸教授の説が根拠薄弱なのですから、これで逆転できるわけじゃないんですけど…。

“「ほしのこえ」「秒速5メートル」の頃にはスマホなんて存在してなくて劇中にはガラケーが出てくるので、安易にスマホと結び付けられるのは迷惑だと憤りたくなる古参新海監督ファン。”(Fuetaro 2017/03/03)


●両作品のパクリ(オマージュ)という共通点も岸博幸教授は指摘

 ヒットした理由とは書かれていなかったものの、もう一つのふたつの作品の共通点はパクリ(オマージュ)だとしていました。

 『君の名は。』には、過去の名作アニメや映画を彷彿とさせるシーンがいくつか見られることを指摘。アニメ業界の関係者に聞いたところ、「新海監督はパクリとも言えることを悪いとは思っていない」としていました。また、『ラ・ラ・ランド』も同様に、往年の名作ミュージカルを彷彿とさせる描写が散りばめられていると分析。

 そして、両作品の監督が44歳、32歳という年齢であることから、著作権に関する意識の明確な変化が出ていると主張していました。

 はてなブックマークの人気コメントでは、スマホ中毒にばかり目が行っていたものの、これもかなり怪しいような気がします。オマージュという技法は古くから伝統的にあるものですから、こっちも強引じゃないですかね。ベスト10の人気コメントではなかったものの、やはりはてなブックマークでもチラホラ批判がありました。

“なんだこの浅っい考察は。っていうか映画におけるオマージュは映画ファンがニヤリとするところだろ。タランティーノとか知らないのかメディアデザイン研究科教授は。”
“このオマージュの解釈でタランティーノ作品みたらどうなるんだろw”
“オマージュなんて昔からで、戦争映画なら地獄の黙示録のワルキューレ騎行とかフルメタル・ジャケットのハートマン軍曹とか死ぬほどその対象になっているのに何言っているのだと思う"


●ダウンロード刑罰化に賛成、岸博幸教授はネット規制派として有名だった

 なお、岸博幸教授は、著作権保護のためにもっと規制を!と、うるさい人ですので、こういった強引な話の持って行き方をしたのだと思われます。違法ダウンロード刑罰化も賛成していた人でした。(関連:違法ダウンロード刑罰化の賛成理由(岸博幸))

 ただ、その著作権絶対保護派だった岸博幸教授が、以下のように著作権保護を一部であっても緩くすることに理解を示していたのは、正直意外でした。最近、考え方が軟化したのでしょうか?

"もちろんデジタルの時代といえども著作権の保護が必要なのは当然であり、かついまだに導入が主張される“日本版フェアユース規定”(ネット上での複製を自由にする)などは論外であるものの、保護の度合いの見直しは不可欠ではないでしょうか"

 というか、上記の「日本版フェアユース」=「ネット上での複製を自由にする」という理解は、大丈夫なんですかね? 岸教授が自分の都合の良いように解釈して、「日本版フェアユースは悪だ」とミスリードしているかもしれません。

 それ以前の強引な解釈を見てわかるように、岸教授の話って何から何まで疑ってかからないと危ないんですよ…。


●岸博幸教授は論文を1本も書いていない?問題を指摘する告発

2020/05/17:岸博幸教授で検索していると、主役じゃなくて脇役なのですが、慶応義塾への第2公開質問状:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online(2012年7月 6日)で、教授にふさわしくない教授のひとりとしてお名前が出ているのを発見しました。慶應義塾大学のIT系教授陣の問題を告発する文章です。

<中村伊知哉(大学院メディアデザイン研究科)教授の盟友の菊池尚人(同研究科)准教授も、DMC途絶後もずっと「KMD准教授」とし続けていた>
<この件は一准教授の経歴詐称より重いものにつながっています。慶應の教員採用の実態と、産業界や官界との癒着です。特に竹中平蔵氏などがかかわっている情報通信業界です>
<キム氏に研究実績がないとの指摘がありまたが、中村伊知哉教授、岸博幸教授などのKMD組にも、霞が関経験はあるものの学術論文など一本もありません。国領二郎総合政策学部長兼教授も著名なので、みんなたいそうな学者だと思い込んでいますが、研究実績は非常に乏しい>
<こうした人たちはIT業界と深くつながり、かつ、総務省や経産省ともつながっています。岸教授はエイベックスの社外取締役で、中村教授はミクシィの社外取締役、その他、いろいろなビジネス系の役職を兼務しています>
<こういう人たちが、「慶應大学教授」という肩書きで政府系の役職に就いて、教員の数倍の報酬をビジネスで稼いでいる>


●告発が問題視したのは、慶應義塾大・政府・ITメディア企業の癒着

 学術論文がないとのことでしたが、岸博幸 - Wikipediaでは、「論文」のところに<「ポップカルチャーと安全保障」 Project-P、2003年>というものだけ記載がありました。ただし、普通の研究論文であるような情報がない上にリンクもなく、どのようなところに掲載されたか不明です。

 一応「Project-P」が学術誌である可能性を考えて、「Project-P」というワードで検索してみました。ただ、同名の別の話ばかり出てきます。「Project-P 論文」で検索しても、やはりそれらしきものはヒットせず。ちゃんとした学術誌に載った論文なのかどうかはよくわかりませんでした。

 あと、最初のときに書いていませんでしたが、上記にあったように岸博幸教授は元官僚で、竹中平蔵さんといっしょに仕事をしたことがあり、その後も政府系の仕事をよくやっていたという人。最近は批判も行っているようでどうしちゃったの?と思うのですが、無理のある安倍政権擁護を盛んに行っていた時期がありました。

 また、書籍を見ていて、幻冬舎から2冊出しているところも気になったところ。幻冬舎見城徹がすごい理由 安倍首相やバーニング周防郁雄と友達だからでやっているように、幻冬舎の見城徹さんはエイベックスとも安倍首相とも繋がりがあるんですよ。ここらへんの人たちは仲良しさんが多いみたいですね。

 それから、スマホ叩きの話題に関して言うと、最近あった香川県ゲーム規制条例、賛成したのは誰?ネット工作コメント疑惑ものことも思い出しました。この条例は当初はスマホ規制も視野に入れられていましたし、賛成派には政府に近い人や組織が多かったというのもあります。


【本文中でリンクした投稿】
  ■幻冬舎見城徹がすごい理由 安倍首相やバーニング周防郁雄と友達だから
  ■違法ダウンロード刑罰化の賛成理由(岸博幸)
  ■香川県ゲーム規制条例、賛成したのは誰?ネット工作コメント疑惑も

【その他関連投稿】
  ■君の名は。がイギリスで大ヒットは嘘?反応良いが観客は中国人・韓国人が多く、上映映画館も少ない説
  ■中国で『君の名は。』大ヒットも日本は儲け損ねてバカ…は誤解 光線伝媒(エンライト)の3億3000万円で配給権購入は見事
  ■スタジオジブリ、実は読み間違いで正解はギブリ 由来はGhibliで「サハラ砂漠からの熱く乾いた風」などの意味
  ■中国に買収されて中国に媚びるハリウッド映画界 日本からブーイング
  ■かぐや姫の物語を批判も、本当は高畑勲監督に恋している宮崎駿監督
  ■文化・芸術・宗教・海外との比較についての投稿まとめ

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