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安倍首相に近い山口敬之氏の不起訴 指示した中村格刑事部長の経歴は?


 ジャーナリストの山口敬之さんに強姦疑惑が持ち上がっているというニュース。この件がややこしくなっているのが、捜査員から被害者に「上からの指示で、逮捕できなかった」と連絡があったというのが一つ。さらに、この山口敬之さんが安倍首相に極めて近く、安倍政権に都合の良い情報を流す方だったということです。

 また、この件で不起訴を判断した中村格・刑事部長というのが、安倍内閣で菅官房長官の右腕だったという方。どっから見ても怪しいとしか思えない内容になっていました。

2017/06/02:
やはり政治介入?警察が被害者に示談を勧める異常さ

2017/06/14:
与党幹部「読売の前川潰し報道は、菅官房長官が北村滋氏と中村格氏に依頼したもの」
本部の刑事部長の介入で不逮捕…元検事「異例中の異例」ベテラン刑事「ありえない」


●圧力で証拠揃った強姦を不逮捕・不起訴に?

 ジャーナリストに強姦疑惑という内容という見出しを見た時点では、ブログで取り上げるつもりはありませんでした。強姦されたと主張する女性・詩織さん(家族の意向で名字は伏せたものの「匿名の被害者女性と報じられたくなかった」として名前を公開)が、不起訴に対して不服申し立てをしたという話を読んでも、それは変わりませんでした。

 被害者の方はたいへん不満でしょうが、証拠を十分に用意できなかった場合、不起訴となることは致し方ありません。最近、痴漢冤罪問題が注目されているように、本来、この原則は曲げてはいけないものです。

 ただ、読み進めていると、この事件はかなり特殊そうでした。痴漢冤罪問題では、「容疑者が犯人と決めつけられる」と言っている人がいるものの、今回の件は全く逆方向でおかしかったのです。

 警察の捜査によって、タクシー運転手や、ホテルのベルボーイ、ホテルセキュリティーカメラ映像、下着から採取したDNA片の鑑定結果などの証拠が揃い、2015年6月にいったん逮捕状が発行されました。しかし、”捜査員からは逮捕直前、「上からの指示で、逮捕できなかった」と連絡があったという”のです。前代未聞でしょう。
(「私はレイプされた」。著名ジャーナリストからの被害を、女性が実名で告白  BuzzFeed News 2017/05/29 18:04 渡辺一樹より)


●安倍首相に最も近い山口敬之氏の強姦疑惑だった

 もちろんこれは被害者側の訴えであり、事実ではない可能性があるものの、そもそもこのような主張が出る時点で聞いたことがありません。

 そして、これをさらにややこしくしているのが、問題のジャーナリストである山口敬之・元TBSワシントン支局長の特殊性。山口さんは、安倍首相と個人的に仲が良く、普段から露骨に安倍首相よりの情報を流している方のためです。

  BuzzFeed Newsでは、2016年6月に出版した著書「総理」(幻冬舎)では、次のように記していることを指摘していました。

「安倍氏と私は一回り違いの午年で、出会った当初からウマが合った。時には政策を議論し、時には政局を語り合い、時には山に登ったりゴルフに興じたりした」

 また、これを最初に報じた週刊新潮の握り潰された「安倍総理」お抱えジャーナリストの準強姦逮捕状 被害女性の告白 | デイリー新潮(2017年5月18日菖蒲月増大号 掲載)では、“安倍首相に最も近いジャーナリスト”と書いていました。

 今回の事件は、森友学園問題・加計学園問題も思い出しますが、山口敬之さんは森友学園でもやはり安倍内閣のために働いています。

 森友学園の籠池前理事長の証人喚問の件で、FAXをいち早く入手し、籠池前理事長より先に公開。FAXの比較的問題の少ない1枚目のうち、特に安倍首相にとって都合の良い「希望に添えない」の部分だけを強調しており、安倍首相のために印象操作したのではと疑われていました。
(関連:安倍昭恵夫人付職員・谷査恵子氏、南アフリカ左遷ではなくイタリア異動 隠蔽と買収で一石二鳥?)


●元秘書官の中村格氏が逮捕中止の指示認める

 「上からの指示で、逮捕できなかった」というからには、指示を出した人物がいるということです。週刊新潮は、"菅義偉官房長官の秘書官も務めた中村格・警視庁刑事部長(当時)による隠蔽の可能性"について言及していました。

 また、私は直接読んでいないので確認できませんが、記事を読んだ人によると、“逮捕中止が自身の判断だったのを刑事部長本人が認めてる”(yas-mal 2017/05/10)とのこと。これはいわゆる「忖度」ですけど、新潮の先の記事によると、中村さんは首相への“忖度”による捜査中止を否定しているとのこと。

 もう少し検索していると、記事で認めているという話が出ているのがありました。室井佑月「奥さん、あの噂、知ってます?」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)では、"彼は官邸からの忖度(そんたく)などは否定しているものの、逮捕を阻止したことは認めている"と書いています。

 あと、そもそも"準強姦事件に、警視庁の刑事部長が直接判断を下すというのはありえない"とも、書いている記事もありました。
((3ページ目)“安倍の太鼓持ち”山口敬之のレイプ事件潰しは官邸の圧力? 逮捕寸前に中止命じた警察官僚は菅官房長官の右腕|LITERA/リテラ(2017.05.10)より)

 なお、同じ記事では、タクシー運転手の証言も出ていました。

「女性は何度か“駅の近くで降ろしてください”と訴えていたのですが、男性が“何もしないから。ホテルに行って”とそれで、結局、2人をホテルに連れて行ったのですが、到着しても彼女はなかなか降りようとしませんでした。けれど最終的には彼女は体ごと抱えられて、座席から降ろされたんです」


●中村格・警視庁刑事部長の経歴は?

 今回の件でキーになりそうな中村格(いたる)さん。ただ、経歴のようなものは見つかりません。とりあえず、刑事部 - Wikipediaに名前が見えています。

中村格
刑事部長 在任期間 2015年(平成27年)3月23日- 2016年(平成28年)8月22日
前職 内閣官房長官秘書官事務取扱
後職 警察庁刑事局組織犯罪対策部長

 また、手放せない2人(2013/6/22付 日本経済新聞 朝刊)という記事を検索していて見つけました。

 "警察庁と外務省から派遣された中村格、市川恵一両秘書官"は、菅義偉官房長官の記者会見でいつも"長官から少し離れた場所に座って"おり、手放せない存在であるという話。ただ、ここで単に「危機管理」と「歴史認識」の担当だからとされていました。

 この二人は安倍政権が当時一掃していた民主党政権時代の数少ない生き残りということで、そういう意味でもかなり特殊な存在であったようです。

 わいせつ事件絡みということで、圧力?強制わいせつ事件で東大生逮捕も山谷えり子の親族は不起訴の件も思い出しました。ただ、今回の方がさらにおかしい話。日本はどんどん悪くなっていきますね。


●やはり政治介入?警察が被害者に示談を勧める異常さ

2017/06/02:警察が被害者に示談を勧めて弁護士の事務所に連れて行くことは普通はない - 弁護士三浦義隆のブログでは、今回の事件で「警察が詩織氏に示談を迫り、頼まれもしないのに詩織氏を警察車両に乗せて、警察の伝手がある弁護士の事務所まで連れて行った」という部分に注目しています。

 というのも、"警察が示談を勧めて、示談交渉をさせるためわざわざ弁護士の事務所まで連れて行くというのは、民事不介入原則に反する"行為であるため。「警察は民事紛争には介入しない」のが原則なのです。

 このような"事案は、少なくとも私の業務上見聞きした範囲では存在し"ていなかったそうですし、そもそもあってはならないことです。ゆえに、"仮にそんなことが本当にあったとすれば、その異例さゆえに政治的介入を示す話だ"と感じたとのことでした。

 なお、江川紹子さんのツイート見ていると、以下のような話もあったようです。警察はかなり露骨に動いていたように見えますね。


●与党幹部「読売の前川潰し報道は、菅官房長官が北村滋氏と中村格氏に依頼したもの」

2017/06/14:加計学園の「総理の意向」文書の内部告発でも、中村さんの名前が出ていました。読売新聞が、加計学園問題で積極的に発言している前川喜平前文部科学事務次官について、出会い系バーに出入りしていたと大々的に報じた件に絡んでです。
(関連:加計学園問題 小泉進次郎「日本にもフェイクニュースは蔓延」と主張 規制改革うんぬんは論点のすり替えの詭弁)

 この報道は、通常は報じないかなり昔の情報であること、同種の報道は淡々と事実のみなのに対し悪いことをしたと印象を植え付けるものであったこと、通常は地域によって文章が異なるものなのにどの地域でも全く同じ内容であったことなど、異例づくしでした。したがって、読売新聞が、加計学園問題で安倍政権を助けるためにスキャンダルをぶつけたと考えられています。

(なので、貧困調査目的だったかどうかは問題の本質じゃないのですが、この出会い系バーに行った人の話をいくつか読むと、実際に貧困女性が集まる庶民的な店とのこと。政治家や官僚が来るという秘匿性の高い会員制パーティーの主催者は、官僚のような人が性欲のために行く店としては「考えにくい」としていました)

 で、その仕掛け人の1人がまた中村さんであろうという話。週刊文春のネット記事は見つからなかったのですが、"週刊現代(6月10日号)は、与党幹部の証言として「北村滋内閣情報官、中村格警察庁刑事局組織犯罪対策部長が情報を流したと聞いている」と報じた"そうです。
(読売社員「政権べったり」前川前次官報道に困惑〈AERA〉 「読売社員『政権べったり』前川前次官報道に困惑」(AERA) - kojitakenの日記より)

 同様の話は、前川・前事務次官に激怒して、安倍官邸が使った「秘密警察」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(2017.6.7)にもありました。やはり与党幹部が「菅長官から『前川潰し』の依頼を受けた彼ら(引用者注:北村滋氏と中村格氏)が、『出会い系バー通い』の情報を流したと聞いています」と答えています。

 また、この与党幹部は、「この二人は、『いま安倍総理に最も近いジャーナリスト』といわれる山口敬之氏が、『週刊新潮』に『準強姦疑惑』を報じられたとき、『揉み消し』を依頼したとされる相手」とも言っていました。北村滋さんは、山口さんの不起訴にも絡んでいたんですね。


●本部の刑事部長の介入で不逮捕…元検事「異例中の異例」ベテラン刑事「ありえない」

 もう一つ、山口敬之さんの事件の話も追加。【元TBS記者によるレイプ疑惑】不可解な点が続々露呈…真相解明に求められる重要ポイントとは? | ビジネスジャーナル(2017.06.06)という記事です。

 一時はかなりネトウヨ的な記事を出していたビジネスジャーナルなのであれ?と思ったら、ジャーナリストの江川紹子さんの記事でした。捏造したのがバレて叩かれたので、ビジネスジャーナルも今はあまりネトウヨっぽいのはやっていないのかもしれません。
(関連:NHK貧困女子高生はやらせ…と叩く記事が完全捏造だったと判明)

 中村格さんは、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した。(捜査の中止については)指揮として当然だと思います。自分として判断した覚えがあります」としていました。いつもやっていることだといった説明です。

 しかし、元検事の落合洋司弁護士は、「直前に人違いがわかったとか、容疑者が急病の場合ならともかく、(逮捕状の)執行寸前にとりやめ、というのは普通ありえない。しかも、本部の刑事部長が介入して(執行を)止めるなんて、異例中の異例」としていました。やはり今回は異常なのです。

 警視庁のベテラン刑事も「逮捕状の執行を直前に止められるなんて、今まで聞いたことがない。高輪署がやっていた捜査を、署長を飛び越えて本部の刑事部長がストップをかけるなんて、ありえない」と証言。やはり今回の異常性が際立ちます。

 また、「嫌疑不十分」として不起訴処分が決まるまでに約11カ月もかかったことについても、落合弁護士は「検察はずいぶん長く(未処理のまま)事件を持っていた、という印象」と引っかかりを覚えていました。やはり異例づくしなようです。


【本文中でリンクした投稿】
  ■安倍昭恵夫人付職員・谷査恵子氏、南アフリカ左遷ではなくイタリア異動 隠蔽と買収で一石二鳥?
  ■圧力?強制わいせつ事件で東大生逮捕も山谷えり子の親族は不起訴
  ■加計学園問題 小泉進次郎「日本にもフェイクニュースは蔓延」と主張 規制改革うんぬんは論点のすり替えの詭弁
  ■NHK貧困女子高生はやらせ…と叩く記事が完全捏造だったと判明

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